2019年3月30日土曜日

春分(二十四節気)雷乃発声(七十二候)3月31日~4月4日 サクラ🌸も咲いて春爛漫の「房総のむら」 新規演目「七宝勾玉」 「二十四節気 七十二候」シリーズ最終回です

 二十四節気「春分」の七十二候の末候は「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」で、遠くで雷の音がする時期になります。寒冷前線が通過する時に雷が発生し、”雹(ひょう)なども降るようです。「房総のむら」でも、先日短い時間でしたが”雹”も降りました。この時期の”雷”は”春雷”とも呼ばれ、春の到来を告げる”雷”ともいわれます。また、”雷鳴”に驚き冬眠していた地中の虫たちが目ざめるということで”虫出しの雷”とも呼ばれるようです。先週は温かい天気が続き、「上総の農家」の”ナノハナ(菜の花)”も随分大きく伸びてきています。外国からのお客様はじめ多くの方が、”ナノハナ”を背景にして記念撮影をしている姿を見かけます。
 「房総のむら」では、24日に”桜の開花宣言”をしましたが、あっという間に花が増えてきました。しかし、その後気温が上がらず一気に”満開”とはいきませんが、「農村歌舞伎舞台」近くの”桜の花”の下でお弁当を広げているグループの方がいらしゃいました。この日は少し肌寒でしたが、楽しそうに食事をしていました。
 「農村歌舞伎舞台」周辺の桜は、かなり花が開いてきています(写真:上)。「房総のむら」入口手前の「管理棟」近くの桜も花が開いてきています(写真:中左)。「風土記の丘エリア」の「旧平野家住宅」でも花が開き始めました(写真:中右)。「農家」「商家の町並み」や「風土記の丘」でも”ソメイヨシノ(染井吉野)”は咲き始めています。しかし、ここのところ気温が低いこともあり、予想したほど開花速度は早くはありません。このようすなら、今年は長い期間桜が楽しめそうです。
 館内各地点で撮影した桜の花です。
 「上総の農家」の畑近くの「果樹園」では、”サクラ”の仲間の”ハナモモ(花桃)”も咲き始めています。赤い花は八重咲です(写真:中左)。まさに桃色の花は、花弁の先端が尖っています(写真:上右)。紅白の花の”ハナモモ”も咲き始めました(写真:中右)があります。写真の下段は”スモモ(李)”です。私の地元では”ハタンキョウ(巴旦杏)”と呼んでいた日本”スモモ(李)”(写真:下左)と、日本の”スモモ”がアメリカにわたり品種改良され逆輸入された”プラム(=西洋スモモ)”です(写真:下右)。
 「上総の農家」近くの”コセリバオウレン(小芹葉黄連)”の現在のようすです。花が終わった後、果実をつけ緑色からやがて淡褐色に熟します。果実は袋状(袋果)で、放射状に柄の先につき全体としては風車状になります。先端に小さな穴が開いています。 
 「上総の農家」の”サヤエンドウ(莢豌豆)”も花が咲き出しています(写真:上)。”野菜炒め”や”みそ汁の具”等として”エンドウ”の未熟な”莢”を食用とするので”サヤエンドウ”と呼ばれるようです。これから蔓を長く伸ばしていきますので竹の手が付けらています(写真:下)。
 こちらは、平成31年度から「風土記の丘資料館」の新たな体験演目になる「七宝勾玉」です。普通の”七宝”は金属片の上にガラス片を置き窯で焼いてガラスを溶かして模様を作りますが、「風土記の丘資料館」の「勾玉七宝」は”製陶”に使う粘土の上にガラス片をのせます。ちょうど、粘土で土台となる”勾玉形”を作っていた(写真:上右)ので、サンプルを作ってみました(写真:下)。土台の粘土は、ガラスがのりやすいように中央が少し窪んだ扁平にして素焼きしたものです(写真:下左)。そこに全体にガラスの粉を置きその上に模様となるガラス片を置いて(写真:下中)、窯で700~800度で焼き上げれば完成です。”勾玉”は本来石を磨いて作りますが、色や模様は石材で決まってしましますが、こちらは”七宝焼き”ですので、自分でお気に入りの色づけや模様を付けることができます。是非、華やかな「七宝勾玉」を作ってみてください。
 甲高く”チョットコイ、チョットコイ”と鳴き声は、しょっちゅう聞いていたのですが、やっと出会うことができました。”コジュケイ(小綬鶏)”です。すこし離れていましたが、”カサカサ”と落ち葉を踏む足音を立てながら目の前を横切って林の中に消えてしましました。もう少しゆっくり見ていたかったのですが。
 ”二ホンアマガエル(日本雨蛙)”を見かけることが多くなりました。冬眠から目ざめたところでしょうか。”カエル”の鳴き声も聞こえます。体色は腹側が白色、背中側が黄緑色ですが、背中側は”保護色”で淡灰色に変わることでも知られます。林の中では灰色の”二ホンアマガエル”も見かけました(写真:下)。
 池の水温も上がってきたのでしょう「上総の農家」の水田の上の「池」の”メダカ(目高)”が元気に泳いでいました。岸近くの落ち葉が積もって浅くなった場所に集まっているのは、この場所の水温が暖かいためでしょうか。
「上総の農家」の「炭焼き小屋」の近くで小さな”ノウサギ”を見かけましたが、カメラを向ける前に走り去ってしまいました。当ブログにこれまでも何度か登場した”ピーター”の子どもでしょうか。豊かな里山環境の「房総のむら」には、草花に昆虫そして小動物なども生息しており、かつては日本のどこでも見られた風景が維持されています。

 2年近くにわたって、「房総のむら」の四季折々の草花や歳時記、イベントなどを紹介してきた「二十四節気 七十二候」シリーズは、今回で終了とさせていただきます。多くの方々にご覧いただいたことに感謝いたします。今後とも四季折々の自然や昔からの年中行事などを見ることができて、そして体験することができる「体験博物館 房総のむら」をお楽しみください。

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