2名の先生に指導していただき、小学校3年生の女の子2名と大人3名が江戸時代中期に盛んに行われていた上総凧(上総袖凧)作りに挑戦しました。
これらの節供凧は、かつて江戸の角凧や新潟の六角凧などと並び日本では代表的な凧でした。
特に九十九里地域では盛んに作られました。今から230年前ほどの九十九里浜では鰯の大漁が続き、漁師は神社の奉納する際に万祝袢纏(まいわいはんてん)を着てお参りしました。その装いを模して製作されたものが「上総とんび」で、端午の節供に子供の健康と出生を祝って、盛大に上総凧を作り、揚げる習慣がありました。
体験者は、約4時間かけて作り、広場で無事に凧を揚げることができました。本年度は上総の農家では終了ですが、来年の4月に予定します。 (ひ)