2014年9月27日土曜日

房総のむらの花だより

 本日は、朝から爽やかな青空の広がった気持ちの良い日です。観察コースは、資料館→上総の田んぼ→炭焼き小屋→上総の農家→武家屋敷を巡るコースです。
●資料館連絡通路でサワガニを一匹発見しました。近くの池か水路から足を伸ばしてきたものと思われます。
●上総の田んぼの稲刈り跡に、コナギ、イボクサ、タカサブロウの花が咲いています。
●キバナアキギリの花が各所で見頃を向かえています。
●上総の農家では、カラスビシャクの葉の付け根に、むかごが出来ているのが観察できます。
●上総の農家の垣根そばのツバキの実が割れ始め、中から種が姿を現しています。
●上総の農家の畑近くでは、ナワシロイチゴの花が咲き出しています。
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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。9月26日(金)の観察に基づいています。  (風)

2014年9月24日水曜日

房総のむらの花だより

 朝晩は、めっきりと涼しさを増し、寒さえ感じる日々が続いてきました。本日は、やや雲の多い空でしたが、日中は暑ささえ感じました。観察コースは、資料館→上総の田んぼ→炭焼き小屋→上総の農家→武家屋敷を巡るいつものコースです。
●上総の田んぼ脇の池の手前では、ハマヒサカキの間にあるガマズミの実が鮮やかな赤色に染まっています。
●池の周りでは、ツユクサの構造が良く観察できました。また、ツユクサに留っていたヤマトシリアゲムシをカマキリが捕まえている光景が観察できました。
●池の周りには、イヌドクサと思われる細いトクサもありました。
●炭焼き小屋の周りでは、ヤブコウジ、タマゴダケが観察できます。
●上総の農家の周りでは、ヒガンバナ、シロハギが観察できます。---------------------------------
◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。9月19日(金)の観察に基づいています。   (風)

2014年9月21日日曜日

稲穂まつり2日目


  2日間の「稲穂まつり」が終了しました。
 本日は、6メートルのはしごを使った「中台梯子獅子」の上演を始めとした特別イベントの他、「収穫の喜び」をテーマに多くの実演・体験を行いました。
 写真①の「縄ない(わら縄を作る)」体験や、写真③の「昔の農具の体験コーナー」では、昔を懐かしむお客様の隣に、初めての体験に目を輝かせる小さなお客様。世代を超えて、まつりをお楽しみいただけたようでした。
 稲ワラに囲まれて、ワラい顔のあふれる2日間となりました。(は)
 
写真紹介
上:中台梯子獅子の上演
下:
①初めての縄ない
②足踏み式の「縄ない機」に見入る子供たち
③「農具体験コーナー」にて、千歯扱き(せんばこき)を使って脱穀中。
④60キロの米俵を、5人がかりで持ち上げました!

2014年9月20日土曜日

稲穂まつり1日目

 稲穂まつり1日目が終わりました。
 午前中はあいにくの雨でしたが、午後からは晴れ間もみえました。
 安房の農家では落花生の収穫体験を行っています。3株500円から体験できます。
 商家町並み、鍛冶屋ではトンカーン、トンカーンの音と共に農具の製作実演を実施しました。その横では、旭市の袋地域で受け継がれてきた、「袋のお囃子」の皆さんによる渡御が行われ、町並みが一気に活気づきました!
 明日、栄町は最高気温23°晴れの予報が出ています。
 稲穂まつり2日目もお誘い合わせの上、ご来館ください。
 イベント盛りだくさんでお待ちしております。(ya)



















上段:安房の農家 落花生の収穫体験(掲載許可済)
中段:商家 町並み 鍛冶屋 農具の製作実演
下段:商家 町並み 旭市のでんでんお囃子 ※明日は中台梯子獅子の上演です。

2014年9月19日金曜日

特別展「もめん -房総の木綿文化- 」開催間近!

 
 10月4日(土)から開催する特別展のチラシ、ポスターが完成しました。もめんの温かみが伝わる「アラベール」という紙を使用しています。県内の博物館や美術館、図書館に発送いたしますので、ぜひ、お手にとってください。
 
 房総のむら内で育てている綿(わた)も、花の時期が終わり、実が大きくなりつつあります。展覧会情報とあわせ、関連催事についても、随時ご紹介していきたいと思います。

 明日あさっては、「稲穂まつり」を開催します。数に限りはありますが、収穫の喜びを感じる、稲穂のプレゼントもあります。天気予報は雨マークですが、皆様のご来場をお待ちしています。(足元が気になる方は、ぜひスニーカーやレインブーツでお越しください)(A)
稲穂まつりの情報はこちらのページをご覧ください。↓
http://www.chiba-muse.or.jp/MURA/event/20140920inaho.html
 

2014年9月18日木曜日

房総のむらの花だより

 本日は、秋晴れ、絶好の観察会日和でした。観察コースは、資料館→上総の田んぼ→竹林の坂→炭焼き小屋→上総の農家→武家屋敷→資料館といった、いつものコースです。
●資料館連絡通路脇の斜面には、ツルボが群生しています。
●池の手前では、ヒナタイノコズチとヒカゲイノコズチの花が咲いており、近くに群生するハンゲショウと比較することが出来ました。
●田んぼの周りでは、ヌルデの花が盛りを向かえています。
●竹林の坂では、センブリのツボミが出来始めています。
●炭焼き小屋の周りでは、キバナアキギリがぽつぽつ咲き始めています。これから見頃を向かえます。また、タマゴダケが毎年出る場所に今年も現れています。
●上総の農家の畑では、マルバアイ、ソバ、ホウキギの花が咲いています。
●武家屋敷の垣根のイヌマキに実が出来ています。赤い部分は食べることが出来ます。
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 ◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。9月12日(金)の観察に基づいています。 (風) 

コスモス畑と学習院

 
 歴史と自然を学ぶ風土記の丘エリアにある旧学習院初等科正堂脇のコスモス畑に可憐な花が咲き始めました。  春に菜の花にかわって種を蒔き,猛暑の中での水撒きと草取りを繰り返し,元気に育ちました。  コスモス越しに正堂を覧ると一服の絵のようです。  今月いっぱい咲いていますが,10月になると春咲きの花の種を蒔くために刈り取らなければなりません。今のうちに御観賞ください。(柄)

2014年9月14日日曜日

むらの彼岸花

 お彼岸が近付くこの時期、多くの写真愛好家の方がこの独特な姿の花を被写体として好んで選ぶようです。
 この花はお寺や石造物が似合うような気がしますが、房総のむらでも、庚申塔の周りで咲き始めました。

 彼岸花以外にも白花の萩やツルボ、キバナアキギリ、ワレモコウ、秋そばの花等々沢山咲いていますので、ぜひ足を運んでみてください。(マ)

2014年9月11日木曜日

アフガニスタンからのお客様

 
 今日は、アフガニスタンから10名のお客様がいらっしゃいました。      
 彼らの訪日目的は農業研修!ということで、房総のむらでは「縄ない」を体験していただきました。
 もちろんアフガニスタンにもお米はありますが、ワラで縄を編むのは皆さん初体験。言葉が思うように通じないため四苦八苦する場面もありましたが、丈夫な縄をなうことができました。また、古い道具にも興味津々で、様々な道具や農具を見学されていました。
 大雨の中、ご来館ありがとうございました。本日の体験が、アフガニスタンでの農業において、何か少しでもお役に立てれば幸いです。(は)

登り窯によるやきものつくり


9月9日から瀬戸物の店では「登り窯によるやきものつくり」がはじまりました。

本日、11日は8名の方にご参加いただきました。「登り窯によるやきものつくり」は粘土の紐をつくり、積み上げることで形を作る、手びねりという技法で作ります。手で積み上げていくため、表面に凹凸ができますが、登り窯で焼き上げると、電気窯とはちがう雰囲気が味わえます。

今回は釉薬の変化について、登り窯と電気窯の違いを紹介します。上段の写真は同じ木灰の釉薬をかけた湯呑です。右の湯飲みは電気窯、左は登り窯で焼成したものです。どちらも同じ釉薬ですが、電気窯は、窯の温度が1200℃前後。登り窯は1300℃以上の火力により、焼き上げます。どちらも同じ釉薬ですが、このような変化が楽しめます。12月までやきものつくりを実施します。ご予約お待ちしています。(ya)




2014年9月10日水曜日

9月20・21日は稲穂まつりを開催します!

9月6日のブログで稲刈りの様子をご紹介しましたが、本日は、「稲穂まつり」(9月20・21日)にご来館のお客様へプレゼントする稲を干しました。
 この稲束は、職員の手で丁寧に育てられた上総の農家のコシヒカリです。
 この後、しっかり乾かした稲を 職員の手でひとつずつ丁寧にプレゼント用に束ね、仕上げていきます。

 さて、左の写真をよーく見ると、当館のマスコットキャラクター「ぼうじろー」が隠れています。「ぼうじろー」は、千葉県の県鳥“ホオジロ”の仲間で、房総のむらでは農業のお手伝いをしています。自分で育てた 黄金色に光る たくさんの稲に囲まれて、ぼうじろー なんだか幸せそう・・・♡

 普段、私たちが食べている白いごはん、稲穂の時にはどんな姿・形をしているのでしょう?ぜひ、稲穂をゲットして観察してみてくださいね。
 稲穂まつりでお客様へプレゼントする稲穂は、先着順となります。どうぞお早目にご来館ください。(ha)

「稲穂まつり」について詳しくはこちら
http://www.chiba-muse.or.jp/MURA/event/20140920inaho.html

2014年9月9日火曜日

房総のむらの花だより

 本日は、大気中に沢山の湿気を含んだ、今にも雨の降り出しそうな空のため、観察コースを資料館→上総の田んぼ→竹林の坂→炭焼き小屋から再び上総の田んぼへ下り、資料館へ戻るといった、少し急ぎ足のコースとなりました。
●田んぼ手前の池の周りでは、クズの実が出来ていました。また、ススキの穂が出始めています。
●田んぼの周りでは、雑草のタカサブロウ、ヒメクグ、アメリカアゼナを見つけました。
●竹林の坂の周りでは、キバナアキギリの花が咲き始め、シラヤマギクの花が沢山咲いています。また、ハバヤマボクチのツボミが大きくなり始めています。
●炭焼き小屋のそばでは、ツルボの花が一斉に咲き始めています。
●炭焼き小屋から田んぼへの降り口付近では、センボンヤリの花柄(かへい)が伸びてきました。
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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。9月5日(金)の観察に基づいています。   (風)

2014年9月7日日曜日

月見・十五夜

上総の農家 十五夜
下総の農家 十五夜

 房総のむらでは、平成26年9月6日・7日に月見・十五夜を行いました。
 月の満ち欠けは、地球と月と太陽の位置関係によって決まります。ですから月が太陽の光を浴びた部分が地球から見えない時は、新月といって空を見上げても月は見えません。
 暦では、この日を朔(その月の1日目)といいます。この新月から14.765日経つと、月は丸く光り輝いて見えるようになります。これが満月で、特に旧暦8月15日にこの美しい月を鑑賞する行事が月見(15日の夜に鑑賞するので十五夜ともいう)なのです。
安房の農家 月見
 上総の農家では、東金市山田地区の事例を再現しています。
 下総の農家では、印旛郡栄町安食地区の事例を再現しています。
 安房の農家では、安房郡富山町平久里下の事例を再現しています。
 月見・十五夜を次に見ることができるのは、来年になってしまいますが、来月平成26年10月4日・5日に、上総の農家と下総の農家で十三夜を行います。
 上総の農家の十三夜(4日のみ)は、予約体験です。月見団子作ることができますので、ぜひご予約ください。先着5名様までです。
 みな様のお越しをお待ちしております。(M・O)

2014年9月6日土曜日

稲刈りの話-ちょっと昔-

①手刈りの風景
②バインダーを使用
  「房総のむらの稲刈り」と聞いて皆さんが思い浮かべる風景は、おそらく①の写真でしょう。鎌を使い、手で稲を刈る機械化以前の風景です。
 実は、房総のむらの稲刈りにはもう一つの顔があります。
 「バインダー」という農業機械をご存知でしょうか?
②の写真の男性が操っている機械なのですが、昭和30年代に登場し、現在よく目にする「コンバイン」が普及するまで、日本全国で使われました。
 写真のように一列ずつ稲を刈っていき、ある一定量まで稲が貯まると・・・自動的に結ばれた稲束が「ポンッ!」と吐き出されます。これが見ていてとっても面白い!!
 農業の効率化を実感できる「実演風景」に、お客様も感心して見入っていらっしゃいました。なお、おだがけ(はさがけ)はもちろん手作業です。(は)

 


チャンバラに挑む!


本日、年に4回の「おもしろ講座」の第2回目を開催しました。今回のテーマは「チャンバラ」。老若男女を問わず、多くの方に御参加いただきました。子どもたちも一生懸命に型を覚え、見事に披露していました。次回の「おもしろ講座」は1月25日(日)に開催します。次回のテーマも「チャンバラ」です。多くの皆さまの御参加をお待ちしております。(k)

2014年9月3日水曜日

房総のむらの花だより

 本日は、気温25度と猛暑の続くここ数日の中にあっては、秋を思わせる涼しい気候でした。観察コースはいつものコースから、お祭り広場、下総の田んぼ方面まで足を伸ばしてみました。
●上総の田んぼの周辺では、クズの花が沢山咲き、実をつけ始めています。
●炭焼き小屋の辺りでは、ハバヤマボクチにツボミが見られます。3年ぶりのことです。
●上総の農家の畑の周りでは、シラヤマギクが綺麗に咲き始めています。
●茶店から水車小屋方面に降りる坂の途中では、オトコエシ、センニンソウを見つけました。また、鞘状になったシシウドの葉芽を見つけました。そして、キバナアキギリのツボミが膨らんできています。
●堀割広場から資料館へ帰る道脇には、ヌスビトハギが群生しています。
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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。8月29日(金)の観察に基づいています。  (風)