2010年10月31日日曜日

センブリ


午前中の小雨の中、風土記の丘資料館の前で、身を屈めるように写真を撮っている方がいらっしゃいました。近づいて声をかけてみると、カメラの先にはセンブリの花。水滴を携えて、良い絵になっています。
センブリは、ローム層が見えるような低い草地によく生えます。土地の管理が行き届かないで、周囲の草丈が高くなると消えてしまいます。房総のむらでは所々で見かけますが、ほかではなかなかお目にかかれません。
センブリは有名な薬草。千回降っても苦味が取れないということで名前がついたそうです。(ひ)

2010年10月30日土曜日

雨の一日


台風が接近しています。そのため今日は朝から雨。時折強く降り、夕方に入り風も出てきました。こんな日でも、ぽつぽつとお客さんが来てくださいました。ありがとうございます。今日は、雨の写真です。(や)

2010年10月29日金曜日

らっきょう


「らっきょう」で思い出すのは、イイダコ釣り。イイダコとは関係ないのですが、安房の農家でらっきょうの花が咲きだしました。青紫色をした、まばらなネギ坊主といった感じの花です。畑の土の色に同化してしまって、よ~く見ないと気が付かないかもしれません。来年の収穫時期は、まだまだ先です。(や)

2010年10月26日火曜日

土器づくり教室作品展示


風土記の丘資料館の土器づくり教室でできた土器や、栄町立酒直小学校、印西市立本埜第一小学校の6年生児童の作成した土器がご覧になれます。
土器は、周辺から粘土や土を調達し、土練り、成形、焼成の段階を経て完成します。その間、混ぜた粘土を寝かせたり、成形した土器を長期間乾かしたり、手間のかかるものです。皆さんの力作をぜひご覧ください。
期間は10月27日(水)から11月3日まで。11月3日は房総のむら(企画展会場も)の入場料が無料です。(ひ)

2010年10月24日日曜日

旧学習院初等科正堂のコスモス畑


国の重要文化財、旧学習院初等科正堂近くのコスモス畑です。満開かちょっと盛りを過ぎた頃。
ここのコスモス畑では、キバナコスモスとコスモスを一緒に植えます。最初にキバナコスモスが咲き、その茎が、弱いコスモスの茎を支えます。満開のコスモスの花の重さをしっかり支えて、茎が倒れるのを防いでいます。(ひ)

2010年10月23日土曜日

左官の技


今日と明日、昔ながらの技法で土壁を塗る「左官の技」の実演です。職人さんの実演の傍らでは、どなたでも自由に土壁塗りに参加できます。お子さん方も、ちょっと技術の必要な泥んこ遊びに夢中です。大人の方も、やり始めるとはまります。(や)

2010年10月21日木曜日


 房総のむらは今、小学校の皆さんのご利用がピークを迎えています。でも今日は雨。児童たちは「かっぱ」を着ての見学です。
 風土記の丘資料館は、資料を守るため、湿り気は厳禁なので、入口で傘を置き、かっぱを脱いでいただきます。見学のため、色とりどりのかっぱが柵にかかった風景。これはこれで、雨の風物詩になりそうです。(ひ)

2010年10月20日水曜日

十三夜


季節を愛でる行事「お月見」。
十五夜の月を見て、十三夜の月を見ないのは縁起が悪いとされています。
十三夜は、今年の収穫に感謝して旬の栗をお供えすることから、「栗名月」とも呼ばれています。
自然の豊かな実りに感謝しながら、十三夜の月を愛でてみてはいかがでしょう。(え)

2010年10月16日土曜日

土器焼き


風土記の丘資料館の最大の行事といっても過言ではない(?)土器焼きが行われました。土器は、土器作り教室で、粘土練りからお客様が手掛けたものです。おそらく縄文人もそうだっただろう野焼きによって焼き上げます。非常に熱いので、完全防備をしている補助員の傍らで、自分の作品を心配そうにお客様が見ています。
出来上がった作品は10月27日から11月3日まで、風土記の丘資料館で展示されます。栄町立酒直小学校・印西市立本埜第一小学校の生徒さんの作品もあり、どれも力作ぞろいです。ぜひご覧においでください。ちなみに11月3日はふるさとまつり、文化の日なので入場無料です。(ひ)

2010年10月15日金曜日

職場体験


14・15日と、地元栄町の中学生が職場体験に訪れました。最初はかなり緊張していたようですが、徐々に緊張もほぐれ、窓口での案内や館内放送、間もなく始まる写生コンクール作品展の展示作業など、かなり積極的に業務に取り組んでいました。(や)

2010年10月12日火曜日

La Festa Mille Miglia 2010


10月9日に原宿をスタートしたクラシックカー・ラリーも本日が最終日。栃木県茂木をスタートし、午前9時過ぎに房総のむら旧学習院初等科正堂前を通過しました。ポイント通過の証として、栄町長と当館館長が、1台1台にスタンプを押し、地元の小学生が「頑張ってくださ~い!」と声援を送りながら、プレゼントを手渡しました。(や)

2010年10月11日月曜日

歴史の里の音楽会


本日は、重要文化財に指定されている、旧学習院初等科正堂で「歴史の里の音楽会」を開催しました。今回の音楽会は、現在開催中の企画展「豊年満作!農耕図のナゾを解け!!-房総の四季耕作図と農具絵図―」にちなみ、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉の歌とピアノ三重奏による”農耕と音楽~世界と日本の名曲集~”と題して、ヴィヴァルディの田園曲などの演奏でした。(や)

2010年10月8日金曜日

ホトトギス


上総の農家の水田の土手に、ホトトギスが咲いていました。花には紫の斑点があり、この模様がホトトギスの胸の模様に似ているところから、この名前がついたようです。本来ホトトギスの茎は、もっと斜めに出るのですが、草むらにあったためか、房総のむらのものはまっすぐ伸びています。
千葉県ではほかに、茎の先に花が集まり、花の色が薄いヤマホトトギスがありますが、栄町周辺ではまだ確認していません。(ひ)

2010年10月6日水曜日

きんもくせい


10月に入り、房総のむら入口(大木戸脇)のキンモクセイが黄色い花をたくさん付けました。ここのところ、弱い北寄りの風があるため、房総のむらに入るときに、キンモクセイの香りがお楽しみいただけます。ブログで香りをお届けしたいところですが、そうもいかないのが残念です。(や)

2010年10月5日火曜日

お茶畑


上総の農家の畑に植えてあるお茶の木に、花が咲きだしました。白く丸い花がついているのですが、ハチがこの花の蜜を求めて飛んできます。あまり近寄ると刺されてしまうこともありますので、お茶の木の周りに縄を張りました。(や)

2010年10月2日土曜日

サツマイモの花


新聞で、サツマイモの花が今年はよく咲いているという記事を読んで、房総のむらでも探してみました。おととしも咲いていた安房の農家の畑で一株見つけました。ヒルガオ科の植物なので花はアサガオに似ています。
サツマイモの花は、短日植物と言って、日照時間が短くなると花をつけます。温帯地域では、日照が短くなると気温も下がってしまうので花をつけないと習った覚えがあります。新聞では、成長が悪く種イモが残っていると花をよくつけると書いてありました。栄養状態も花芽の分化に影響するのかもしれません。
いずれにせよ、珍しい花なので見つけた人には不幸が訪れるという人もいます。(見つけてしまった!ひ)

2010年10月1日金曜日

いよいよ始動


今年度の企画展「豊年満作!農耕図のナゾを解け!!-房総の四季耕作図と農具絵図-」の開幕まで1週間となりました。展示資料の集荷もすすみ、いよいよ展示作業に着手です。屏風、襖絵、彫刻など大きい資料が多く、千葉県内の資料を一堂に展示します。会期は10月9日から11月23日。お見逃しなく(や)