2013年11月30日土曜日

房総のむらの花だより

資料館連絡通路から,上総の農家の畑・武家屋敷周辺などをまわりました.昨日より気温がぐっと下がりましたが,日なたでは暖かさを感じました.
●ガマズミ(資料館連絡通路脇)~実がまだ沢山ついています.
●アオツヅラフジ(資料館連絡通路脇)~種が貝の”アンモナイ ト”の模様に似ています.
●ハマヒサカキ(資料館脇の池前)~花が盛んに咲いて特有の香りがしています.
●アマチャヅルの実~ハマヒサカキにからまって,実がきれいな色になっています.
●タウコギの種~茶色の種が出来ました.くっつき虫の一つです.
●ヘビイチゴの実~実が一つだけ生っていました.
●センボンヤリ~槍の穂が沢山出来ています.
●ヒナガヤツリ~水田などに(いきもの歳時記47頁)
●ミズワラビの胞子葉~これも今の時期の水田などに(いきもの歳時記47頁)
●サルトリイバラの実(資料館下)~きれいに色づきました.
●ユリノキの実(資料館脇)~冬の青空に似合います.
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◎以上は,むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です.11月29日(金)の観察にもとづいています(風+管) ※画像はクリックすると大きくなります.

2013年11月23日土曜日

房総のむらの花だより

今日は地域感謝デーで,たくさんの方々にご来館いただきました.ありがとうございます./いつもの,ボランティアさんによる植物季節通信です.◎歩いたルート:資料館連絡通路から右に折れ,武家屋敷の裏を通り,上総の畑から炭焼き小屋に行き,田に降りる坂を半分下った後,再度炭焼き小屋に戻り,雑木林の中を通り資料館にもどりました.◆そろそろ秋も終わり,冬の気配が感じられるようになりました.落葉も色を失い始め,通りの脇には茶色い葉がうず高く積もっています.リョウブの紅葉が光を受けて綺麗でした.◆上総の畑ではもう来年の収穫に向けて準備が始まっています.●オオムギ,ソラマメ,スナックエンドウの芽生えを観察しました.●畑の脇のコミカンソウの実も赤く色づいていました.●センブリの花を観察しようとしたのですが,あいにく陽射しが陰ってきて,花は開いていませんでした.けれど,ロゼットをいくつか観察することが出来ました.もう冬の準備が始まっています.●花の少ない季節になりましたが,季節は大きく変化しています.
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◎以上は,むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です.11月22日(金)の観察にもとづいています(風+管).※画像はクリックすると大きくなります.

2013年11月22日金曜日

台風の爪痕



10月に関東地方へ接近した猛烈な台風により、県内各地では甚大な被害を受け、その爪痕は今でも各所に残っています。

房総のむらでも土砂崩れが起こりました。

崩れた土砂は撤去しましたが大きな穴がぽっかりとあいており、安全のため、周辺は通行止めになっております。

ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。(M)

2013年11月17日日曜日

年に一度

講師: 大川 功修
  11月16日(土)と17日(日)の2日間、商家町並みにある菓子の店で落花煎餅の実演が行われました。
  明治時代の道具を使い、炭火で焼くなど、製造が始まった当時の手焼き落花煎餅作りを忠実に再現しています。
  現在の菓子屋さんでは、焼きの工程をすべて機械で行っているため、このような手焼きの煎餅を売るとなると大変高価なものになるそうです!
  年に一度の貴重な実演を、お客様にお見せすることができました。

  菓子の店ではこのような実演をはじめ、12月には和菓子やカステラを作る予約体験、べっこう飴や煎餅を作る当日体験等も行っておりますので、ぜひご参加ください。(y)
 



2013年11月16日土曜日

里山観察会(コケ植物)

 今年最後の里山観察会は,コケの専門家である古木達郎先生(千葉県立中央博物館)にご指導いただき,房総のむらで見られるコケ類について勉強しました.●コケ植物は,大きく分けると,蘚類・苔類・ツノゴケ類,に分けられ,それぞれ系統が大きく異なること ●コケ植物には外来種がほとんどないこと(胞子で容易に分布を広げる) ●ツノゴケ類の緑色が,見た目に濃いのは,細胞の中に巨大な葉緑体が入っているから ●街中にみられるスギゴケのようなものは皆タチゴケ ●街中でみられる3大ゴケがあり全て大気汚染につよい,などなど,興味深いお話を,実際にコケを観察しながら,家の隅・樹上・畑など,それぞれの環境ごとに教えていただきました.
 世界最大のコケはニュージーランドに,ヒザ丈くらいのものがあるそうですが,今回は,1mm以下の世界最小のコケと言われているものも(カゲロウゴケ,ギネスブックに掲載,武家屋敷庭に生えていた!!)教えていただき,皆でルーペで観察しました.私は,ツノゴケ類がどんなものか,よく知らなかったのですが,武家屋敷の庭に生えているものを(ナガサキツノゴケ),教えていただき,感慨深いものがありました.
 古木先生は,アジア地域の絶滅危惧種目録づくりにも参加されている世界的な専門家ですが,お話はたいへんわかりやすく,興味をそそり,コケの世界に大きく目を見開いた興味深い観察会でした.古木先生,ありがとうございます(風+管).

※画像はクリックすると大きくなります.

2013年11月15日金曜日

房総のむらの花だより

資料館を出発し,資料館連絡通路から右に折れ,上総の農家の畑を経由し,バイパスを渡り,すぐ左の坂をおり,水車小屋前を通るルートです.
●ウワミズザクラの黄葉(資料館脇)
●ゼニゴケの雌器床(上総の農家,お茶の垣根下)
●ツタの紅葉(武家屋敷横の林内)
●桜の紅葉(おまつり広場脇)
●シロダモの実と花(下総の農家下,水田近くの斜面林)
●ハゼノキの紅葉(下総の農家下,水田の斜面林)
●ジュウガツザクラ(おまつり広場)
●ブナの黄葉(上総の農家下の斜面林)
◎館内の木々が色づいてきました.
◎あちこちにコナラのどんぐりが沢山落ちていて,根が出始めたものがありました.
◎ジュウガツザクラは相変わらず元気に咲いています
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◎以上は,むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です.11月15日(金)の観察にもとづいています(風+管).

※画像はクリックすると大きくなります.

2013年11月13日水曜日

さといも堀り、やっています!


 今日と明日の2日間のみ、「さといも堀り」を体験いただけます。1つの種イモから、約20個のイモが収穫できました!
 数が限られていますので、どうぞお早めにお越しください。(A)


◆「さといも堀り」
さといもを掘って、お持ち帰りいただけます。
日   時:11月13日(水)・14日(木)9:30~15:00
場   所:上総の農家
参加方法:当日随時受付
定   員:1日20人
体  験  費:1株200円(1人1日1回)
そ  の  他:雨天中止。軍手・持ち帰り用の袋あり。

詳細はこちらをご覧ください。
http://www.chiba-muse.or.jp/MURA/taiken/kazusa-ennmokuannai.html

2013年11月10日日曜日

町並み風景が明治末期に変身!

ロケ準備のため、町並みの風景が明治末期に変身中です。房総のむらでは様々なロケが行われるため、そのたびごとに様々な模様替えが行われます。今回のロケは、久々の大がかりな作り込みがありました。町並みに電柱が立つのはとても久しぶりです。撮影は、NHKのドラマだとか。いずれ、お茶の間に登場した時、このブログを思い出してくださいね。(す)

千葉学講座


 先月26日(土)、市川の千葉県立現代産業科学館において、「千葉学講座」が開催されました。千葉学講座は、県内の博物館の研究員等が実施している調査研究活動の成果を、広く還元していくことを目的として開設しています。 
 今年は企画展の副担当である吉田歩未嘱託員が、調査にご協力いただいた漁師さんのエピソードなども交え、「印旛沼の漁の風景」について発表しました。
 
 
当日は、雨が降る中、30人以上のお客様に来場いただきました。かつての印旛沼の風景や漁の様子を懐かしがり、しみじみとした表情を見せるお客様もいらっしゃいました。干拓後の魚の種類の変化や、「なまず料理やどじょう料理が食べられるところはどこか?」など、たくさんの質問が寄せられました。

 
後日、房総のむらを歩いていたら、講座の休憩時間に色々お話してくださった男性に、ばったり再会。講座をきっかけに展覧会を見に来てくださったとのこと。とてもうれしい瞬間でした。

 
特別展「印旛沼周辺の漁と食」の会期も、あと2週間。どうぞお見逃しなく!(A)

「ユニセフ ラブウォーク in 房総のむら」、参加者募集中!


 11月23日(土祝)に「ユニセルラブウォーク in 房総のむら」を開催します。写真は、ユニセフ千葉と栄町と房総のむらの職員が、コースの下見を合同で行っている様子です。

 毎年恒例となったこの行事も、今回で4回目を迎えました。房総のむら周辺のチェックポイントを通過し、自然や歴史を学びながら、世界の子どもたちのことも考えます。参加費は、世界中の子どもたちの福祉に役立てる募金として利用されます。閉会式では、豪華景品があたる「お楽しみ抽選会」も行います。

 
 23日は、房総のむらでも、「地域感謝デー」を開催します。千葉県在住、在勤の方は、入館料が無料となりますので、午前中はウォークラリーで汗を流し、午後は房総のむらでゆっくりお過ごしください。(A)



日   時 : 平成25年11月23日(土)9:30~12:45  (受付9:00~)
参 加 費 : 大人(中学生以上)500円
        子ども(4歳から小学生)200円
会   場 : 房総のむら(開会式、閉会式はドラムの里)
定   員 : 300名
参加方法 : 事前申込制(~11月15日締切)

◆詳しい内容はこちら【外部リンク(千葉県ユニセフ協会)】をご覧いただくか、 千葉県ユニセフ協会までお電話にてお問い合わせください。 043-226-3171(月~金 10時~16時)

2013年11月4日月曜日

ふるさとまつり

 「文化の日」の昨日、「第37回ふるさとまつり」を開催しました。
 お客様も職員も、賑やかな祇園囃子の演奏と神輿に、ウキウキわくわく!また、伝統技術を持つ職人さん方の、真剣なまなざしと手つきに目を奪われました。
 房総のむら友の会会長によると、「今まで雨が降ったことはなく、現在37連勝中である」とのこと。たくさんの笑顔があふれる文化の日となりました。
 続いて11月23日(祝・勤労感謝の日)は、「地域感謝デー」です。天真正伝香取神道流の演武や篠笛の演奏、マスコットキャラクター「ぼうじろー」の誕生会を行う予定です。千葉県在住・在勤の方は入場無料となりますので、ぜひ足をお運びください。(は)

◆写真は、クリックすると大きくなります。
左上:祇園囃子と神輿
右上:せんべい焼き体験
右下:餅まきの様子
左下:合羽摺りのしおり作り



2013年11月1日金曜日

房総のむらの花だより

資料館から,資料館とむらの連絡通路脇の溜池から上総の農家の下の田んぼ道を経て,上総の農家の畑,武家屋敷脇をとおり,資料館にもどりました.
●センブリ(資料館横と上総の農家脇の竹林の坂)~やっと咲き始めました.
●アマチャヅルの実(上総の溜池前)~実に白い鉢巻が見えます.
●ヤクシソウ(上総の農家下の水田の水路)~見頃です.
●ゲンノショウコ(上総の農家下の水田の北側)~実が出来ました.神輿の形には今一息です(別名ミコシグサ,実が熟すると裂開し,反り返ったさく果が,御輿の屋根のような形になる).
●アキノキリンソウ(竹林前の草地)~見頃です.
●ガマズミの実(炭焼 き小屋への上り坂入り口)~きれいな赤です.
●カマツカ(上総の農家脇の竹林の坂)~これもきれいな赤です.
●ミゾソバ(上総の農家下の水田の北側)~開花している花がありました.
※その他ミドリハコベ,ホオズキ,シラヤマギク,シロヨメナ,ヤマブドウ,ノブドウ,サルトリイバラなどを観察しました.
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◎以上は,むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です.11月1日(金)の観察にもとづいています(風+管) ※画像はクリックすると大きくなります.

かみなりうどん、はじめました!

 本日から、そば屋いんばで、冬季限定の「かみなりうどん(600円)」が食べられるということで、早速百文券を握りしめ、行ってきました。今日は平日とあって、店内は2組のお客様のみ。皆さん、ハフハフしながらうどんをすすっています。うどん1杯では、おなかがいっぱいになるか心配だったため、混ぜご飯も一緒に注文しました。

 かつおの風味豊かなお汁にシコシコのうどん。ごま油で炒めた豆腐、きくらげ、干し椎茸の具が、たっぷりのっています。混ぜご飯(100円)には、甘く煮た人参、椎茸、昆布、御揚げが混ざっています。小さめのおにぎりにたくあんが2枚!とても丁寧に作られたごはんです。

 日曜日などは、1時半のラストオーダーを前に売り切れてしまうこともあるようです。席数も限られておりますので、11時の開店と同時に、ぜひご来店ください!なお、房総のむら休館日(原則として月曜日、月曜日が祝日の場合は、火曜日)の翌日は定休日となっておりますので、お気を付けください。(A)

昨年のレポート→
http://boso-nomura.blogspot.jp/2012/11/blog-post.html