2016年12月22日木曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、炭焼き小屋、上総の農家からむらの架け橋を渡りおまつり広場まで足を伸ばし、武家屋敷を巡りながら資料館へ戻りました。

●冬に入ると観察の対象となる草花が少なくなります。今回は、樹木の冬芽の観察をしました。
●落葉樹、常緑樹ともに来春の芽生えのために、冬の間に準備を進めています。
●冬芽は、枝の先端や途中に付いています。
●冬芽の形、色彩、大きさとともに、枝に葉が付いていた痕跡(落葉痕)や大きな枝から小さな枝が外れた痕跡(落枝痕)の姿は、樹木の種類ごとに様々です。
●冬芽の大きくて綺麗な色彩のものはよく目立ち、観察の対象として喜ばれます。
●落葉痕や落枝痕には、丸や線状の模様がついています。これは「維管束痕」と言い、水分や栄養の通り道だったところ(動物で言えば血管)で、いろいろな表情を見せてくれます。中には人の顔に見えるものもあります。観察していてとても楽しくなります。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。12月16日(金)の観察に基づいています。  (風)


2016年12月21日水曜日

コセリバオウレンが咲きました

むらの架け橋手前のコセリバオウレンが咲きました。
1月2日・3日の「むらのお正月」にはソシンロウバイとコセリバオウレンの花が今以上に咲いていると思います。
冬に咲く花は少ないので貴重です。優しく見守って下さい。

可憐な花を見たあとは、下総の農家まで足を伸ばし、おいしい福茶を飲んで、昔懐かしい遊びなど楽しんでみてはいかがでしょうか?(マ)

2016年12月20日火曜日

お正月の向けた準備その1-障子の張り替え-


今日は、下総の農家で新年に向けて障子の張り替えを行っています。この前替えたのが一年前ですので、その間に破れたりした箇所には部分的な補修していましたが、年末になると、すべての障子の張り替え・大掃除です。 

まずは、障子を外して全面に霧吹きで水をかけ、古い障子紙を剥がし、桟を丁寧に拭いてから、新しい障子紙を貼ります。紙が乾いたところで、霧吹きで水をかけることで、パシッとした仕上がりになります。

障子の数は、何と!35枚もあるので、今日は6人がかりですが、一日では到底終わりません。
明日は、冬至ですので、カボチャを煮たり、柚子湯を沸かしたりするほか、今日の続きの障子張替えやお供え用の餅つき、さらに1月2・3日の「むらのお正月」の準備日でもあり、忙しい一日になりそうです。(フ)

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、炭焼き小屋、上総の農家、むらの架け橋を渡り、下総の田んぼ、水車小屋、下総・安房の農家を巡って、商家の町並みの呉服店を経由し、資料館へ戻りました。

●ハマヒサカキは、晩秋から初冬に花が咲き、翌年に果実が実ります。今年の雌花はすでに小さな果実の姿になっていて、雄花しか残っていませんでした。
●ジョウビタキの雄を近い距離で見ることができました。
●ソシンロウバイのつぼみには、今にも咲き出しそうに膨らんでいるものが見られます。
●サザンカは、これからが見頃です。
●あまり目立たないシロダモの花が、終わりかけていました。これからできる果実は、ハマヒサカキと同じように1年後に実ります。
●ムラサキシキブの枝に、オオカマキリの卵(卵囊)が付いていました。
●呉服店裏の畑で、タブノキの葉の草木染めの作品を物干し竿に掛けて乾燥させていました。本日は、館内の草木を使って綿布を染色する体験「上級者の草木染め(全5回)」の最終日だったそうです。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。12月9日(金)の観察に基づいています。  (風)

2016年12月18日日曜日

ソシンロウバイが咲き始めました


上総の農家の庭でソシンロウバイ(素心蝋梅)が咲き始めました。
まだ2~3輪ですが蕾がたくさんついていますのでこれからが楽しみです。
香りもとっても良いので心が和みます。(マ)

2016年12月17日土曜日

どんど焼きの準備


上総の農家では年明け早々に一年間の無病息災を祈るどんど焼き行事を行います。
 
今日はそのために真竹を使ったやぐらを畑に組み上げています。
 
やぐらの中にお正月飾りなどを詰めて燃やし、残り火で餅を焼いて食べると風邪をひかないなどと言われています。(フ)

早や12月の半ば


先週末に下総の農家でごぼう締め作りを終え、今日、明日と上総の農家、安房の農家でお正月飾り作りを行っています。予約体験ですが、明日の上総は午前3人、午後7人、安房の午後は2人の空きがあります。自分でお飾りを作ろうとお思いの方はまだ間に合いますので、当館へ問い合わせください。
(上の写真は安房のお飾り、下の写真は上総のお飾り)
 

お飾り作りが終わると、いよいよ年の瀬が押し迫り、各農家ではお供えの餅つきなど本格的にお正月の準備が始まります。(フ)

冬の装い


昨日、今日と寒い日が続いています。
今朝は水田に氷が張り、霜柱が3cm程になりました。
 
上の写真の奥に見えるのは10月下旬に播いた空豆で7cm程まで生長していますが、まだまだこれからの寒さに耐えて、5月中旬から下旬が収穫時期になります。

水田の氷は厚さ1mm位で、まるで曇りガラスのようです。因みに調整池に氷は張っていません。(フ)
 

2016年12月15日木曜日

写生コンクールの受賞2作品を展示しました

 お知らせが遅れましたが、第38回写生コンクールで「館長賞」と「友の会会長賞」を受賞された2作品を総合案内所(総屋)に展示しました。

来年度の募集は9月頃から始まると思いますが、房総のむらは年間を通して色々な景色を見せてくれます。

先日も寒い中、商家の町並みをとても繊細なタッチで描いてらっしゃる方をお見かけし、ついつい声を掛けてしまいました。

春・夏・秋・冬、静かなむら、賑やかなまつりのむら、自然の花や鳥たち等々、題材はたくさんあります。

来年度はあなたの絵を総合案内所(総屋)に展示しませんか?(マ)

館長賞
「旧学習院初等科正堂」
江頭 栞那様 (小学校3年生)                  
 
    

                       










友の会会長賞
「鎮魂」
今泉 弘美様 (一般の部)





 










 

2016年12月13日火曜日

車いすを寄贈していただきました。




一般財団法人日本宝くじ協会から助成を受けた博物館整備事業の一環として、
公益財団法人日本博物館協会から車いすを寄贈していただきました。


大切に使わせていただきます。(広報G)

2016年12月10日土曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、炭焼き小屋、上総の農家から堀割を巡って、資料館へ戻りました。

●センブリは発芽した年には花が咲かず、翌年に開花します。1年目の葉は、地面に貼り付いて栄養を蓄えています。
●種子が地面に落ち、発芽し、幼木となったものがいくつか観察できました。アカマツ、ヤブツバキ、コナラ、シラカシ、ガマズミ、ハリギリ、マユミ、ヤマグワです。
●春に向けてつぼみが膨らんできているものがあります。スイセン、ソシンロウバイなどです。
●冬の植物観察は、冬芽やロゼット(地面に貼り付き冬の太陽光を浴びて、栄養を蓄える形の葉)が主な対象となります。
●クヌギに付く「虫こぶ」は何種類かあります。今日は2mmほどの大きさのクヌギハケツボタマフシが付いていました。
●よしず小屋前のケヤキの木の下には、ケヤキの小さな果実が沢山落ちていました。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。12月2日(金)の観察に基づいています。  (風) 


2016年12月3日土曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、炭焼き小屋、上総の農家から堀割を巡って、資料館へ戻りました。

●カマツカの葉はほとんどが落ちてしまい、果実が見えるようになりました。
●上総の田んぼでは、イヌナズナ、イヌガラシ、ハハコグサ、タネツケバナなどの小さな花と果実が見られます。
●コメツブツメクサ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリの葉が、陽を浴びて春への準備をしています。
●ヒカゲイノコズチの茎に虫こぶ(長さ2cm・幅1cm)がありました。虫こぶの名は「イノコズチクキマルズイフシ」、卵を産み付けた虫は「イノコズチウロタマバエ」といいます。
●タイワンホトトギスのそばにはまだ雪が残っていました。台湾では普通に見られるそうです。
●呉服店の畑のセンダンに果実が沢山できています。果肉にはサポニンを含み多量に食すと害を及ぼします。核には稜があり、端にある穴に紐をとおすとブレスレットができます。
●クロヤツシロランは種子を飛ばした後の殻になったものがありました。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。11月25日(金)の観察に基づいています。  (風)

2016年11月25日金曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、炭焼き小屋、上総の農家、武家屋敷を巡って、資料館へ戻りました。

●資料館脇のセンブリの花は、気温が低いため閉じていました。
●復元竪穴住居のそばのサネカズラの果実が赤く熟しました。
●秋に落葉するツタ(夏蔦)が色づきました。
●イボタノキの果実が青く熟しました。
●オオカモメヅルの果実はまだ割れず、中の綿毛の付いた種子が見られるのは、いましばらく先のようです。
●クロヤツシロランの種子は、もう飛び出してしまったものがいくつもありました。
●今回は秋の樹木の観察し、撮影をしました。
 ウワミズザクラの葉が色づいています。桜の中では遅い時期に葉を落とします。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。11月18日(金)の観察に基づいています。 (風)

2016年11月17日木曜日

写生コンクールの表彰式

先日、第38回写生コンクールの表彰式が行われました。
今年は審査員の先生方のたってのご要望で、風土記の丘資料館の展示会場で行われました。

入賞・入選作品が展示されている中での表彰式ということもあり、受賞者と審査員の先生との会話形式の表彰式となりました。

「この作品はどんなお気持ちを込めて描きましたか?」
「どこに力を注ぎましたか?」

それを伺った後、先生が講評をしてくださいました。
一人ひとりの講評をしていただけたので、ご出席いただいた方から「とても勉強になった」という感想を聞くことができました。

第39回を迎えることが出来ることを願って、皆さんも四季折々の「房総のむら」の景色を描きに来てください。
お待ちしています。(マ)




2016年11月12日土曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、炭焼き小屋、上総の農家からおまつり広場まで足を伸ばし、武家屋敷を巡って、資料館へ戻りました。

●資料館脇のセンブリの花が最盛期を迎えています。
●資料館の小道で観察できたムベと思われたものは、ミツバアケビでした。果実が割れていました。
●上総の田んぼで、雌雄異株のハマヒサカキのそれぞれの木で、雌花・果実・雄花を観察することが出来ました。また、この木に絡みついたクズ、アマチャヅル、ヤマノイモ、ヒメドコロなどの果実も観察できました。
●むらの架け橋手前のコセリバオウレンの花壇近くで、ホウチャクソウの果実が実っていました。
●おまつり広場では、ジュウガツザクラが見頃を迎えています。
●資料館ゲートを過ぎた林中の園路で観察できたクロヤツシロランの花柄には、花が終わった後に種子を飛ばすため、伸びて割れ目ができ、種子が見え始めています。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。11月4日(金)の観察に基づいています。  (風)

思いがけない参加者-「緑の里親-どんぐりの木を育てよう-」2回目―


今日は、緑の里親2回目の日で、春に持ち帰ったどんぐりの木を植樹することになっていました。
1回目の4月は残念ながら一般の体験者はいなかったため、当日職員が鉢植えにしたコナラを近くに植える予定でいたのですが、9時半からの下総の農家機織り小屋で「綿の種取」体験にお見えになった柏市在住の森川さんご一家5人に参加していただきました。 
その方に聞いてみると、「緑の里親」に予約したかったけど、2回参加が確定できなかったため断念したとのことでした。

春に芽生えたコナラは現在40cm程ですが、3年程経過すると2mを超えるほどに生長します(陽当たりにもよりますが)。
今日参加の琢磨君(11歳)、知紗ちゃん(8歳)、理紗ちゃん(4歳)達の記念樹になるものと思います。ご両親も「房総のむらへ来る楽しみが一つ増えました」と仰っていました。(フ)

2016年11月8日火曜日

江戸菊が見頃です。



江戸菊の展示を10月29日よりはじめました。
展示している菊は江戸で品種改良された江戸菊といわれるもので、花が咲き始めてから変化していくものだそうです。
この菊は千葉市に住む嶋田清司氏が手がけたものです。嶋田さんによれば、今年は雨が多かったことから、開花が遅れているため、花を長く楽しめるそうです。
写真をご覧いただければわかるように約1週間でここまで開花しました。匂いも日々増しています。今週の天気は金曜日を除いて晴れの予報となっています。ぜひご来館ください。(I)
展示初日
11月8日時点





2016年11月5日土曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、炭焼き小屋、上総の農家から、堀割を経由して、資料館へ戻りました。

●資料館脇でセンブリの花が沢山咲いています。
●シロヨメナの花は、株がまとまって咲きます。むらの各所で見ることができます。
●上総の田んぼ手前の池のススキと堀割の岸のオギを見比べてみました。
●上総の田んぼでは、稲刈り後に見られるいろいろな草にそれぞれ花が咲いています。花期の長いアゼムシロの花もまだ咲いていました。
●竹林の坂では、孟宗竹にツタウルシが絡んでいます。ウルシ科の植物(木本)でかぶれることがあるので要注意です。
●町並みから資料館ゲートを過ぎた林の中で、クロヤツシロランと思われる果実が実っていました。まだ高さが10cm位ですが、30cm位まで延びてきたら、種子を飛ばし始めます。しかし、この場所で、今までこの花を観察できたことがないので、良く似たアキザキヤツシロランの可能性もあります。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。10月28日(金)の観察に基づいています。   (風)

「ミニ炭俵作り」を開催します

 現在、房総のむら・風土記の丘資料館では、平成28年度企画展「炭と暮らす」を開催しています。
 明日(11月6日)は、企画展関連イベント「ミニ炭俵作り」を行います!炭俵を編む道具である「俵編み機」のミニチュア版を使い、稲ワラで小さな炭俵を編んでいきます。最後は、炭を包んでお持ち帰りいただけます。
 写真は、先月実施した際の様子です。小学生の女の子が、お母さんと一緒に上手に炭俵を作っていました。皆様も、玄関の消臭剤などにいかがでしょうか。
 明日は、10:30~、11:30~、13:30~の計3回実施します。各回の定員は6名です。定員になり次第受付を終了しますので、体験をご希望の方は、お早目に、風土記の丘資料館へ足をお運びください。体験は無料です。皆様のご参加をお待ちしています!

 企画展の内容については、後日ゆっくりとご案内いたします。(は)

2016年11月1日火曜日

「ふるさとまつり」の準備ほぼ完了


11月3日は房総のむらの慣例行事「ふるさとまつり」が催されます。

今日の準備作業は、午前中は雨模様であったため、急遽午後からに変更し、農村歌舞伎舞台からの恒例の「餅まき」に合わせた紅白幕の設置、音響テスト、テントの設営など、ほぼ滞りなく終了しました。

当日は「大道芸-さぼん玉売り・和風曲芸-」「浮世絵の摺り」「ラシャ切り鋏作り」「べっこう細工」「ざる・かご作り」などの実演のほか、かざぐるま作り、サツマイモの収穫、縄文ハンターなどの体験、さらに伝統工芸品や食べ物の販売もありますし、入館料も無料となりますので是非お出かけください。(フ)


↓ 「ふるさとまつり」の詳しい内容(当日チラシ)はこちらをご覧ください。
臨時駐車場を増やし、皆様のご来館をお待ちしております。
http://www.chiba-muse.or.jp/MURA/event/2016.furusatomatsuri.html

 

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、炭焼き小屋、上総の農家から、堀割広場を経由して、資料館へ戻りました。

●今、アケビやムベのような大きな果実や他の小さな果実など沢山の果実が実っていますが、ムラサキシキブの果実は今年は少ないようです。
●センボンヤリの閉鎖花に綿毛が現れました。
●センブリがようやく開花しました。花びらの4枚のものが見られます。センブリは2年草で、発芽した年は開花しません。そばには1年目の葉も見られ、来年の開花が楽しみです。
●上総の農家の生垣の外の花壇に、ハナカタバミ(オキザリス・ボーウィー)が咲いています。江戸時代に観賞用として海を渡って来ました。
●ヒガンバナに、花の後に葉が出てきました。来年の花のために秋から春まで栄養を蓄え続けます。
●今年はスズメウリの花が沢山咲き、果実も沢山見ることが出来ます。熟すと緑色から白色になります。
●関西地方に多い赤いゲンノショウコの花が堀割の岸に沢山咲いています。種子を飛ばした後の「神輿の飾り」に似た姿も見せています。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。10月21日(金)の観察に基づいています。  (風)

2016年10月22日土曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、炭焼き小屋、上総の農家から、おまつり広場、安房・下総の農家まで足を伸ばした後、武家屋敷を通って、資料館へ戻りました。

●資料館の小道の生垣に絡んだムベに果実ができていました。
●上総の斜面林には、シロヨメナとシラヤマギクがあちらこちらで咲いています。勢いのあったキバナアキギリは、そろそろ終わりを迎えようとしています。
●サジガンクビソウに果実が出来ました。「ひっつき虫」の一種で、人や動物にくっ付いて運ばれます。
●おまつり広場の十月桜が見頃です。広場の横のサワフタギは、今年は果実がごくわずかしか付いていません。
●おまつり広場から坂を下りきったことろに、初めてメナモミが花を咲かせました。
●水車小屋前の坂の途中のオケラに、ようやく花が咲きました。
●武家屋敷の庭では、フユノハナワラビ2株に胞子葉ができました。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。10月14日(金)の観察に基づいています。  (風)

写生コンクール作品展、本日より開催

毎年恒例の写生コンクールの入賞・入選の作品の展示作業が終わりました。

昨年度の1.8倍の371点ものご応募がありました。
皆さん力作ばかりですので、その中から選ぶ作業は審査員の方々の頭を悩ませていたようです。
今年度は、昨年度より18枚多く選ばれましたので、今度は展示するスタッフの頭を悩ませました(笑)。

11月20日まで展示していますので、今年出品出来なかった方も是非見に来て下さい。
風土記の丘資料館の資料サービス室にて開催中です。

なお、11月13日(日)は同じ場所で表彰式を開催するため、見学はできません。(マ)




2016年10月19日水曜日

案山子の「しげちゃん」またまた登場です。



水田での作業も終了し、一段落したのですが、案山子のしげちゃん今度は下総・安房の畑に再登場です。
畑では、落花生の収穫が終わり、裏返して数日間天日で干し、その後積み上げて一か月ほど乾燥させている途中です。
積み上げたものは「ぼっち」と呼ばれ、この時期北総地域の代表的な景観となっています。

ところが、畑で天日干しをしていると、落花生目当てのカラスや狸などの動物に食い荒らされることがしばしばです。(積み上げたぼっちから引き出して食べているようです-写真手前-)
そこで、しげちゃんにもう一度頑張ってもらおうとなった次第です(フ)。

2016年10月14日金曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家から、武家屋敷裏を通って資料館へ戻りました。

●資料館そばのセンブリのつぼみが大きくなってきましたが、復元竪穴住居近くのものは、まだ先のようです。
●ビナンカズラの果実が赤く色づいてきました。
●ミゾソバは、つぼみのままで開くことが少ないのですが、ここでは良く開花しています。
●ハマヒサカキの昨年の花の果実が色づきました。他のサカキ類と違い、秋の花が咲きます。そのつぼみが出来始めました。
●稲刈り後の田んぼに咲くイボクサの花が綺麗です。
●むらの野菊のうち、シラヤマギクとシロヨメナは、今一番多く咲いています。
●秋の七草の一つのフジバカマが上総の農家で咲いています。(下総の農家にもあります。)
●キバナアキギリは、相変わらず盛んに咲いています。
●ノダケに果実が出来ました。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。10月7日(金)の観察に基づいています。  (風)