2012年7月20日金曜日

藍建て、仕上がりました!

 一度は、「もうダメか」と思われた、灰汁による藍建てですが、なんとか建ってくれました(涙)!!
昨日、「止め石」といわれる石灰を入れ、栄養としてフスマ(小麦の挽き殻)のお粥を入れて仕上げました。一日経った今日、木綿の試し布を染めてみると、やや薄めながらもなんとも優しい藍色に・・・!仕込んでから26日目。ヒヤヒヤ、ヤキモキの日々でしたが、とりあえず、一安心です。染色コース参加者の皆様、どうも御苦労さまでした。(え)

2012年7月17日火曜日

房総のむらの「樹液酒場」では・・

714日(土曜),15日(日曜),自然観察ガイド「子どものための里山教室」が開催されました.●昼間の熱気がおさまった夕方の18時から2時間,参加いただいた数組のご家族とともに,くれゆくなか,むらの敷地内の生き物の様子を観察しました.●雑木林の中の樹液がでているコナラの樹幹の「樹液酒場」,たくさんの昆虫が樹液を吸いにやってきます.あたりには樹液が発酵して甘い匂いが・・・ 明るいときにはカナブンの仲間が,そして日がおちて暗くなるとともに,ガの仲間やカブトムシでにぎわっていました.●両日ともに,清水が湧き出すホタルの観察ポイントでは,ヘイケボタルの乱舞がみられ,本年の観察会も大満足のうちに終了しました.


2012年7月16日月曜日

「藍建て」紆余曲折

 昨年度から、何度か失敗が続いている、灰汁(あく)による藍建て。実は、先月、6月24日に仕込んだ藍も、未だ微妙な状態が続いています。
 仕込んで3日目にきれいな藍色が出てきたと思ったら、その後はどんどん淀んできてしまい、上の写真のように、7月10日頃には黄色いモヤがかかってしまいました。その後、世田谷区民家園の方や、京都の藍染師、中西秀典氏などからアドバイスをいただきながら、下の写真のように、なんとかここまで調子が戻ってきました。 しかし、まだまだ、これから気が抜けない状態が続きます。ガンバレ!藍ちゃん!(え)

2012年7月14日土曜日

里山観察会「カタツムリ」を開催しました

今日は,県立中央博物館の黒住耐二先生を講師にまねき,カタツムリの観察会でした.房総のむらは,長い間,畑や草原の環境であったこと,現在でも毎年,よく草刈がなされていることなどから,それほど沢山の貝をみることができません.それでも,クワやアジサイの植え込みなどの観察ポイントを探索し,参加者はヒタチマイマイ,ヒダリマキマイマイ,ウラジロベッコウマイマイなどをみつけていました.探索会終了後は,風土記の丘エリアの集会室で,今日採れた貝を前に,貝のくらしぶり,巻き貝の巻く方向,陸貝の分布の不思議などについて先生に伺いました.また,エスカルゴは本当に旨いのか,などの質問もあり,観察会は無事終了しました.

2012年7月10日火曜日

山ゆりが咲きました!

下総の農家裏の道に、待望の山ゆりが3輪咲いていました。背の高い草に隠れていたりしていますが、花は大きく、きれいな白色ですのですぐに見つかると思います。まだ3輪しか見つけられなかったですが、1輪1輪が堂々と咲いています。夏の日差しの中、光る緑の中にたたずむその姿は、とても誇らし気です。暑さが増す今日この頃ですが、どうぞ、房総のむらに足を運んでいただいて、彼女たち(彼ら?)の勇姿をご覧になってみてください。(k)

2012年7月8日日曜日

第二回考古学講座が開催されました

不思議な形態の石器をめぐる講座 「縄文後・晩期を中心に出土する特殊石器―県内集落遺跡から出土する独鈷石の意義―」(講師:小澤清男,千葉市立郷土博物館)が開催されました.独鈷石とよばれる石器は縄文後・晩期を中心につくられた祭祀用の石器です.講座は研究史からはじまり,日本や県内における分布,時代による形態の変遷があること等,非常にわかりやすく,またオリジナルな内容の紹介がありました.会場からは,高度な質問がとびかいながらも,なごやかな雰囲気のなかで終了しました.