2015年11月27日金曜日

職場体験 その4

「組ひもストラップ」
 ぼくは、小間物の店くるりで組ひもストラップを作りました。コマについているひもをつかって組んでいきます。最後までコマのひもを組みきったら、コマからはずし、ひもをそろえて完成です。
 このストラップは、ひもを組むのに番号があり、黄色の①②と赤の③④があります。このペアを時計回りに回していきます。
 最初は、組む方向をまちがえてしまったりしましたが、しばらくやっていくとなれていき、スムーズに作れました。自分で作った完成品はきれいにできたのでよかったです。(益子)

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以上は、職場体験における成田市立玉造中学校2年生、益子君のレポートでした。

職場体験 その3

「畳のコースター作り」
 ぼくは、畳の店「安房屋」で畳のコースターをつくる体験をしました。材料は国産の畳とガムテープ、両面テープ、布または紙を使いました。特にたたみと布をくっつけるのは大変でしたが、つくり終わったときの作品はとてもきれいで、畳のにおいが良かったです。畳はみなさんの家庭にあると思いますが、国産の畳はとても量が減ってきています。ぼくが今日使った畳は、熊本産で、国産の95%が熊本産だそうです。ぼくはそのような意味でも貴重な体験をさせていただいたと思っています。今日体験してつくったものは、とても大切にして使っていきたいです。(上野)

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以上は、職場体験における成田市立玉造中学校2年生、上野君のレポートでした。

職場体験 その2

「初めてのほうじ茶作り」
 私はお茶の店の「山辺園」で番茶を焙じてほうじ茶を作る体験をさせていただきました。番茶をほうろくに入れ、ほうろくを回して番茶を混ぜながら七輪で熱するという方法で焙じたのですが、その作業は意外にも難しく、とても大変でした。しかし、焙じる前と報じた後のお茶では、色や香りが全く違い、とても驚きました。

 お店の方は、番茶を焙じてカフェインをとばしたものがほうじ茶なので、夜にのんでも眠れなくはならないとおっしゃっていました。これを聞いて、私は、健康にも良く、眠れなくならないほうじ茶を、これからすすんで飲んでいきたいと思いました。また、今日体験させていただき、作ったほうじ茶を、今日家に帰ったら早速飲んでみたいと思います。(内山)
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以上は、職場体験における成田市立玉造中学校2年生、内山君のレポートでした。(A)

2015年11月25日水曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察は、資料館を出発し武家屋敷の庭、上総の農家からむらの架け橋を渡り、茶店の右側の坂を下り、安房・下総の農家、水車小屋を巡って、上総の田んぼを通り資料館へ戻りました。

●地面に平らに張り付いて冬越しするための葉の姿をロゼットといい、冬の植物観察の対象となります。ロゼットはバラの花の形を意味します。立ち上がったままで冬越しするものもあります。
●茶屋の前の植え込みに、スミレの葉が3種類観察できました。その内の1種類については同定出来ませんでした。
●樹木や蔓植物の黄葉が沢山観察できました。ヤマコウバシ、アカメガシワ、ザクロなどの木々と、ヘクソカヅラ、ヤマノイモなどの蔓植物です。
●樹木の果実では、ムラサキシキブやガマズミが今とても綺麗に色づいています。
●スギの花粉症の原因となる雄花が、もう出来始めています。
●今咲いている花の主役は、サザンカです。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。11月20日(金)の観察に基づいています。 (風)

2015年11月22日日曜日

「地域感謝の日」準備完了

明日は「地域感謝の日」です。一昨日使用するテントの設置などを行い、終わっていましたが、明日の空模様が怪しいため、急遽、お客様用が飲食するにあたっての待機所を設けました(待機所とはいっても、雨に濡れないようのテントを設置しただけですが)。
また、普段は建物内飲食禁止としていますが、明日は上総の農家・下総の農家の主屋、さらに12時から14時までの時間限定で総屋2階板の間が飲食可能となります。

農家のグループでは、上総の農家で「蒸かしさつまいも」とこんにゃくの「味噌田楽」の販売、下総の農家で「むらの豚汁」販売と「機織りコースター」を行います。さつまいもと「豚汁」の野菜は房総のむらで作ったもので、特にとん汁の具材は大根、人参、ねぎ、ごぼうに「江戸野菜」を使用します。

鹿島神伝直心影流剣道や箏の演奏など、様々な演目を披露しますので、是非お出かけ下さい。
明日天気になーれ!(フ)

 

2015年11月21日土曜日

職場体験 その1

 
 11月19日と20日の2日間、成田市立玉造中学校2年生の4名が職場体験にやってきました。体験材料の準備や、23日に開催する「地域感謝の日」の会場設営などを経験してもらいました。元気よく挨拶のできる、気持ちのよい若者達に、職員も笑顔になりました。職場体験の最後に、広報活動の一つとして、ブログに掲載するための原稿を書いてもらいましたので、ご紹介します。(A)
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「千代紙ろうそく作り」
 
今回は、千代紙ろうそく作りについて紹介します。千代紙ろうそく作りをする場所は、酒燃料の店「下総屋」です。
 まず作り始める前に、数種類の千代紙の中から、1枚選びます。私は、フクロウと夜空が描かれているものにしました。そうしたら、ろうそくとボンドとウェットテッシュがもらえるので、机についたら、千代紙をはさみで切っていきます。自分で切った千代紙の裏にボンドを塗り、ろうそくにはりつけていきます。はる順番は、大きいものを下に、小さいものを上のほうにはっていくと良いそうです。そうして、はりつけ終わったら、8590℃に熱した液体のろうの中に、ろうそくの火をつけるところを持ち、2,3秒入れます。すると、ろうの薄い膜ができ、紙がとれなくなります。これで千代紙ろうそくは完成です。

 つくってみての感想は、紙をきれいに切るのは難しかったですが、きれいにしあがっていて、とてもよかったです。(湯浅)

2015年11月18日水曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察は、資料館を出発し上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家と畑、武家屋敷を巡り資料館へ戻りました。

●資料館連絡通路脇で採取したオニドコロの果実から種子を取り出してみました。重量は風に乗れるよう軽く、さらに翼が付いていました。
●上総の田んぼでは、キクモ、キカシグサ、タウコギ、イヌナズナ、トキワハゼ等小さく可愛らしい草花が沢山見られます。
●竹林の坂では、コケオトギリ、コウゾリナ、キュウリグサの冬越しをする状態の草(ロゼット)を観察することができます。
●キッコウハグマは、今年は花弁を出さず閉鎖化のまま種子が出来、冠毛(綿毛)が姿を現しました。
●炭焼き小屋で、今年3月に焼いた炭の取り出しが行われていました。
●上総の農家では、ソラマメの種をポットにまいていました。種の「お歯黒」と言われる黒い部分を斜め下にして、種の半分ほどを土に埋めるそうです。春にはビールのおつまみに最適なソラマメができるでしょう。
●ヤツデの花には蜜が沢山あり、蟻が集まっていました。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。11月13日(金)の観察に基づいています。 (風)

2015年11月14日土曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察は、朝方の濃霧が晴れ、爽やかな気候の中資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家の畑を巡り、武家屋敷、商家の街並み、堀割広場を経由して資料館へ戻りました。

●ハマヒサカキの花が咲き出しました。雌株と雄株が別々(雌雄異株)な植物で、雌花と雄花の形の違いをじっくりと観察しました。花はヒサカキと同じように沢庵のような臭いを放っていました。
●センボンヤリの多くが綿毛になっています。
ヤクシソウは、沢山のツボミが次々と咲き、長い花期が楽しめています。
●ゲンノショウコウに果実が出来ましたが、まだ御神輿の飾りに似た形にはなっていません。
●アメリカイヌホオヅキの果実は、1点から放射状に付くのがイヌホオヅキとの違いで、艶のある真っ黒な果実です。
●葉が地面に張り付く状態で冬越しをするブタナ、コウゾリナ、キュウリグサなどのロゼットが目に付くようになりました。
●ススキ(芒がある)とオギ(芒がない)の穂の違いを観察し、確認することが出来ました。オギの穂には沢山の毛があり、手触りがとても柔らかです。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。11月6日(金)の観察に基づいています。 (風)

少しだけ色づきました





紅葉の様子を少しだけ見てきました。
むらにはもみじ自体あまり生えていませんが堀割広場のもみじが色づいてきました。


真っ赤に色づく紅葉は、例年12月前後ですので、今年ももう少し経ってからでしょうか。
皆さんも変化の様子を気にとめてみて下さい。






受付入口手前、右手にも小さなナナカマドの木があり、オレンジ色に色づいています。
11月23日(月)の「地域感謝の日」にはもっと紅葉していると思いますので足を運んでみて下さい。(マ)

2015年11月11日水曜日

江戸野菜の収穫!

 
春先に植えた江戸野菜「滝野川大長牛蒡」を掘ってみました。長いものは1mをはるかに超えています。ジネンジョと同じように時間をかけて気長に取り組まないと、途中で折れてしまうので、掘るのが大変です。

ゴボウは、中国から伝わり、平安時代には薬用・食用として利用されていたようで、すでに縄文時代にあったとも言われています。

滝野川ゴボウは、元禄年間(16881704)に豊島郡滝野川村(現在の東京都北区滝野川)で改良・採種され、中山道に店を構えた種苗商から全国的に広まり、江戸時代を代表する長ゴボウの品種として有名になったと言われています。

このゴボウは11月23日の「地域感謝の日」に下総の農家で販売する「むらの豚汁」の中にむらの大根、人参、里芋などと一緒に具材として加える予定でいます。
お楽しみに!(フ)

房総のむらの花だより

 本日の観察は、資料館を出発し武家屋敷を通り、むらの架け橋を渡って茶屋の左側坂道を下り、安房・下総の農家、下総の田んぼを経由して資料館へ戻りました。

●武家屋敷の土手には、シュウメイギク、タイワンホトトギスの花が沢山咲いています。他にもツリガネニンジン、ネズミノオなど季節を通じて観察できる植物が豊富にあります。
●10月17日に開催された里山観察会「秋の植物」で講師より解説を受けた、ツリガネニンジンの根生葉に、本日の観察では上部の葉が出来ており、解説された内容を再確認することが出来ました。
●よしず小屋から上総の農家への園路脇に、小さな赤い粒が沢山落ちています。これはクヌギの葉に付いていた2ミリメートルほどの大きさのクヌギハケタマフシという虫コブです。
●下総の田んぼのそばでは、シロダモの実が真っ赤になりました。
●下総の農家ではマムシグサの実が真っ赤に色づいています。
●下総の田んぼからバイパスよりの坂道を上ったあたりで、3月に花が咲くフリテンドウの葉がすでに芽生えていました。
●千葉県では生息が希とされている、クロヤツシロランもしくはアキザキヤツシロランの果実と思われるものを観察しました。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。10月30日(金)の観察に基づいています。 (風)

2015年11月7日土曜日

古代の塩づくり

  秋晴れの土曜日、海水から塩を作りました。
まず、海水を濃縮した「かん水」を用意します。
舞錐で火をおこして、手作りの土器に「かん水」を入れて、薪をくべます。
 どんどん、薪を焚いてひたすら煮詰めます。
2時間ほど煮詰めると、塩が湧き上がってきます。火を弱めて、水分を飛ばすと古代塩の出来上がりです。
 今日は、ジャガイモとサツマイモをふかして、古代塩の試食をしました。自然の恵みいっぱいの美味しい塩になりました。
 みなさんも、来年作ってみませんか?(白)

 

2015年11月6日金曜日

カマキリの産卵

11月3日午後4時頃、下総の農家機織り小屋の腰板にカマキリが頭を下に向け、逆さまになった状態で産卵していました。
卵は卵鞘(らんしょう)というスポンジ状の袋に入っていますが、卵鞘は、長さ2cm、幅1.2cm程と小ぶりです。産卵時の泡は「青い色」をしていましたが、翌日は濃い緑色、そして今日は焦げ茶色に近い感じです。
孵化するときまで観察したいと思います。(フ)