2011年9月27日火曜日

ナツアカネがまっかっか


 いたる場所で赤く色づいたアカネ類が目につくようになりました。特にナツアカネは、顔まで真っ赤に染まります。ちなみにアキアカネの顔は茶色です。(ひ)

ウラナミシジミ

 最近は、カメムシを追っかけていて、今日はケイトウの花に集まるものを探しに行きました。するとやや大きめのシジミチョウ。後翅から尾状の突起がでていて、波模様があります。ウラナミシジミです。







 ウラナミシジミは秋に良く見られる蝶です。幼虫はマメ科、特にクズの若い実を食すのだそうです。(ひ)

2011年9月25日日曜日

ヒガンバナ



 お彼岸が過ぎ、ようやくヒガンバナが咲き始めました。今年は例年より遅いようで、つぼみがたくさんあります。


 ヒガンバナは古い時代に、朝鮮半島から日本に渡ってきたと考えられています。日本のものはすべて3倍体で、たねは出来ません。球根で増えます。毒草ですが、球根から取ったでんぷんを水でさらし、どく抜きをして食べることもできるそうです。


 房総のむらでは、下総の農家の墓地が、ヒガンバナの撮影に適しています。(ひ)

2011年9月23日金曜日

稲穂まつりはこんな感じです



台風は去り、さわやかな秋風がふいています。今日は秋の実りに感謝する「稲穂まつり」をやっています。大道芸や変身衣裳体験のほか、つきたて餅の販売、日本酒の利き酒体験や、昔懐かしい「唐箕(とうみ)」を使った米の選別体験など、お米にまつわるイベントが盛りだくさんです。明日までやっていますので、ぜひ足をお運びください(も)

2011年9月22日木曜日

コナラシギゾウムシ

セイタカアワダチソウの葉の上に、7mmほどの小さな昆虫を見つけました。丸っこい形なのでゾウムシかと思っていたら、写真を見ると長い口が。それで、チョッキリの図鑑を見てみると、ゾウムシの仲間も出ていて、コナラシギゾウムシであることがわかりました。ドングリの実に卵を産み付けるそうです。私は、成虫より、ドングリから出てくる丸っこいイモムシの方に見覚えがあります。昨日の台風で、木から落ちたのでしょうか?(ひ)

メリケンカルカヤ



メリケンカルカヤは、よく管理された草地に進入する帰化植物です。花が咲くと、白い綿毛が出ます。古墳広場では、大きな群落になっていて、遠くからみると白く見えるほどです。(ひ)

2011年9月17日土曜日

チーバくん大使

 今日は、外国からの留学生21名が「チーバくん大使」として来館。

 千葉県のおすすめ処を見てもらい、母国語でレポート・発信してもらおう、という千葉県国際課のプロジェクトです。

 大使の皆さんは、思い思いにお好きな体験を満喫しているようでした。果たしてどんな各国レポートが世界に向けて発信されるのでしょうか?!ちょっと楽しみです。(み)

2011年9月15日木曜日

登り窯完成!!



8月末に始まった登り窯の修理が、終了しました。こんな可愛らしい顔がお目見えです。ボランティアの方々も2度目のため手際良く、8日間の予定が5日間で完成です。残暑きつい中での作業、お疲れさまでした。窯焚き(かまだき)は、10月18日(火)~21日(金)です。この間は、一般の方も見学できますので、皆さん、ぜひ見にいらしてください。(す)

2011年9月10日土曜日

クマスズムシ


 現在、故あって房総のむらの昆虫の写真、特にバッタ類について集めています。昨日から、コオロギ類を納めるべく、枯れ草などをどかしていると、ちょっとおしりの丸いバッタの仲間に出会いました。触角(しょっかく)の一部が白いことも確認できたので、一瞬スズムシかとも思ったのですが、色合いはゴミムシのようです。
 図鑑で調べてみると、クマスズムシというそうです。コオロギの仲間で、リュリュリュと鳴くそうです。(ひ)

2011年9月8日木曜日

登り窯修理、順調に進んでいます!



登り窯の修理は、4日目を終了しました。ボランティアの皆さんは、慣れた手つきでレンガを積んでいきます。今回から窯土(かまつち)でおおい始めたので、壊れる前の姿に戻りつつあります。来週の火曜日か水曜日には完成しそうです。みなさん、来週もぜひご参加ください。(す)

セイボウ



 上総の農家の主屋のわきに積んである薪のそばで、きれいなハチを見つけました。セイボウ(青蜂)の一種ですが、この仲間にはホソヨツバセイボウやミドリセイボウなど類似した種類が多く、名前は特定できません。胸や頭は緑色に輝き、腹部には赤や青の帯があります。1cm程度の小さなハチですが、見る価値のある色あいでした。(ひ)

2011年9月7日水曜日

ハイイロチョッキリ




















 コナラの木の下に、若い実がついた枝(上の写真)がたくさん落ちている場所があります。枝にはきれいな切り口。ハイイロチョッキリ(下の写真の中央部に長い足とふん(口部)の小さな虫が、ドングリの帽子にへばりついています)の仕業です。若いドングリ に卵をうみつけ、枝を切り落とします。体は小さいですが、 すごい馬力です。(ひ)

2011年9月6日火曜日

稲子(いなご)



 稲が色づいてきて収穫の時期が近づきます。そして、その黄金色の水田の上を飛び交うバッタ、それがイナゴ(稲子・蝗)です、体の上半分が褐色、横に黒い線があって下半分は緑色です。稲の葉を食い荒らす害虫ですが、かつては(一部では今でも)佃煮の材料の一つでした。バッタというと気持ち悪がる方もいますが、うまく作るとエビに似た風味があります。今度、挑戦してみてはいかがですか?(ひ)

2011年9月3日土曜日

柿渋作り

上総の農家で、柿渋作りの実演を行いました。
柿渋とは、木材や布、紙の防腐や漆器の下塗り用として、平安時代より使われてきた日本古来の材料です。

豆柿の未熟な果実をつぶして、数日間おいた後絞って得られた液を数年間発酵させて作ります。

発酵によって生じた酢酸等が原因で、独特の臭いがします。


本日は、柿渋をつぶして、樽に保管しました。9月17日(土)にそれを絞る予定です。(ひ)