2015年6月30日火曜日

ヤマユリ情報その3


今日は6月30日、むらのヤマユリ情報をお届けします。

画像の蕾は、下総の農家裏側の200本位の中で、最も大きなものです。
蕾の長さは12cm強で、表面の色も黄緑色から白色に変わっており、よく見ると表面は白色ですが、内側の紅い斑点が透けて見えています。
間もなく開花を思わせる1本です。(フ)

2015年6月24日水曜日

アジサイ情報 商家エリア

今日の成田市は気温27度を超える夏日となり、昨日の雨が嘘のように感じます。
商家エリアに咲くアジサイは堀割を越え、武家屋敷へ向かう遠路沿いに咲いています。太陽に照らされた花と緑の葉が引き立っています。
また近くに藤棚があります。4~5月頃にきれいな花が咲くフジですが、花を終えると実をつけます。まだ中身はありませんでした。散策の際は、アジサイを楽しみながらフジの実もご覧になってみてはいかがでしょうか。(I)













ヤマユリ情報 その2


トンボがヤマユリの蕾の上で休んでいました。
 
このトンボはノシメトンボという名前で、房総のむらに限らず、どこにでもいる一般的なトンボです。翅の先が黒いのが特徴です。
 
このヤマユリには9個の蕾が付いていますが、6cm程まで生長し、先端は重たげにしなってきました。(フ)

2015年6月23日火曜日

愛情込めて育てています

 7月15日から、商家町並みの辻広場に「変わり咲き朝顔」を展示します。5月の連休明けに種まきをした朝顔は、今、双葉から本葉が出てきたところです。
 「変わり咲き朝顔」は突然変異の変わり種を見つけ出し、交雑させることで生まれる、変わった葉や花をもつ朝顔です。丸い葉や、縮れた葉、白い筋の入った葉など、葉っぱだけでも楽しめます。名前と特徴については、人一倍愛情を込めて育てている職員から、お知らせすることにしましょう。(A)

2015年6月20日土曜日

心がほっこりする、むらのおやつ

昨日は江戸東京野菜の様子を見に、上総と下総の農家へ行ってきました。
下総の農家の門をくぐると、かまどに火が入っており、スタッフの方が何やら作っている様子。
実はこの日、端午の節供のお祝い膳つくりをするためにご飯を炊き、21日の予約体験「ばらっぱまんじゅう」の予行(リハーサル)をしていたのです。スタッフの方が、もうもうと湯気が立つ羽釜の上に、おまんじゅうを敷きつめた蒸籠を持ってきてのせました。
1枚目の写真は、蓋をする前のばらっぱまんじゅう。ツヤツヤしてお団子みたいな感じですね。
 
しばらく蒸していると、たちこめる煙とともにほのかな甘い匂いが漂ってきました。頃合いを見て蓋を開けると…(2枚目の写真)湯気の中にふっくらとしたおまんじゅうが!
 
そしてなんと、優しいスタッフの方が出来たてをくださいました!(スタッフの皆様、お手伝いをしていないのにもかかわらず、試食させてくださってありがとうございます)
 

さて、ここでばらっぱまんじゅう食レポをしたいと思います(笑)。
 
つるつるとした滑らかな表面、中はしっとりとしたカステラに包まれた滑らかなこしあん。一口食べると、おまんじゅうを包んでいる葉や玄米パンのようなやわらかい香りが口の中にほんのり広がります…!
皮に少し味噌を加えているので、わずかに塩味がするのですが、これがまたあんこの甘さを引き立てていて、本当に美味しい!
 
この「ばらっぱまんじゅう」を作って食べる体験は、621日のみです! 空きはまだあるそうなので、ぜひこの機会に参加してみてくださいね!(参加料金は400円/1人)
やさしくて心あたたまる「おふくろの味」を、日本の懐かしい風景とともに味わえるのは、ここ「房総のむら」だけですよ~~!(が)

 


2015年6月18日木曜日

ヤマユリ情報 その1


むらのヤマユリは、現在背丈は2mを超えているものもみられ、背丈の高いものには複数の蕾がついています。蕾の大きさはまだ3~4cm程度です。

中には、クズやジネンジョの蔓に絡まれて、窮屈そうで倒れんばかりになっているものも数多くみられます。一本毎に絡まれた蔓を他に誘引するなどの作業をしていますが、これが結構大変で、すべては無理なため、園路際を中心に行っています。

昨年、一昨年と7月5日には咲きだしていますので、後2週間位でしょうか?待ち遠しいですね。(フ)

2015年6月17日水曜日

コブシの花が咲いています!


3月に咲き終わったコブシに再び花がつきました。
濃い鮮やかな緑色の葉に囲まれて、白と薄い桃色の花が葉の緑と対照的できれいです。


秋には紅色になる果実は、まだ緑色のままで所謂「拳」にはほど遠い状態です。

場所は管理棟と総合案内所(総屋)の間のため、来館されたお客様にはちょっと見えにくい所になります。(フ)

紫陽花の花畑が出現


風土記の丘エリアの通称西側駐車場脇から

町道を越えて少し下ると・・・。

なんと紫陽花の群落が広がっていました。

今を盛りとばかり,薄青の花びら(がく)が

続いています。

職員の手で散策路も切り開いてあります。

無料エリアですのでいつでも訪れることができますよ。

(柄)

小さな木橋掛け替え中


風土記の丘エリア西側に小さな東屋があり、そこへ渡る木製の橋があります。

この橋が、長年の風雨により古ぼけてきましたので、ただいま掛け替え中です。

お披露目は夏休みになりそうです。

その頃はヤマユリが東屋を取り囲んでいることでしょう。

(柄)

2015年6月14日日曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察は、雨模様の天気でしたが、資料館から上総の田んぼ、竹林の坂、炭焼き小屋、上総の農家からむらの架け橋を渡り、下総の田んぼ、下総の農家、安房の農家まで足を伸ばし、武家屋敷、堀割広場を巡って資料館へ戻るコースとなりました。この時期、日ごとに目にする植物・動物たちの数が増え、沢山の種類の草花や昆虫たちを観察できます。
●上総の田んぼ手前の池にある、ハンゲショウの葉が白くなり始めています。
●竹林の坂で観察できたハバヤマボクチに、説明用の名札を設置しました。
●炭焼き小屋周辺で観察できた、オオバノトンボソウの花がトンボの形になってきました。
●上総の農家では、ブドウに実が沢山できています。
●下総の田んぼの南側にある斜面林では、クマノミズキの樹上に白い花が目立っています。
●下総の農家の周りでは、カラタネオガタマの花が終わり、若い実ができています。同じモクレン科のタイサンボクやホオノキの実と良く似ています。
●下総地域では珍しいサカキの花が、上総と下総の農家で咲いています。
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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。6月12日(金)の観察に基づいています。  (風)

2015年6月13日土曜日

何の花? アジサイの花!

 さて、ここで問題です。1枚目と2枚目の写真に写っている、小さな花は何の花でしょうか?? 


 正解は「アジサイ」です。
 普段花びらのように見えるものは「萼(がく)」と呼ばれる器官で、花ではありません。西洋アジサイの花は、写真1・2枚目のように「がく」の裏側にひっそりと隠れています。一方、ガクアジサイは、写真3枚目のように中央部にまとまって賑やかに咲いています。これにはぼうじろーもびっくり!
 館内ではアジサイが見頃を迎えています。お近くで観察してみてはいかがでしょうか。(は)

※6月15日(月)は「県民の日」のため臨時開館いたします。入場無料です。



2015年6月9日火曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察は、資料館から上総の田んぼ、竹林の坂、炭焼き小屋、上総の農家、武家屋敷を巡るいつものルートとなりました。半袖ではちょっと肌寒さを感じる日でした。
●上総の田んぼ手前の池では、ハンゲショウにツボミが見られます。この植物の特徴である葉が白くなるのが楽しみです。また、コモチマンネングサも沢山見られます。こちらの植物は、葉の脇に付いている「むかご」で繁殖しています。
●上総の田んぼ手前の斜面林で、オカトラノオの花が咲き始めています。これから旬を迎えます。
●上総の田んぼで、ミゾカクシの花をようやく見ることができました。
●竹林の坂周辺のクリの木の花に、蝶の一種のウラナミアカシジミが沢山集まっています。その他の蝶も沢山観察できました。
●竹林の坂では、カモガヤの花も観察できます。この花粉により花粉症の症状が出る人もいるそうです。
●コナラに夏の新芽が観察できます。とても綺麗です。
●竹林の坂では、オオカモメヅルの花も沢山咲いています。先週の観察でガガイモの葉と認識したものは、同じガガイモ科であるこのオオカモメヅルのようです。
●観察終了後、資料館駐車場前で、ウツボグサの花が咲いているのが観察できました。これから盛りを迎えます。
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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。6月5日(金)の観察に基づいています。  (風)

2015年6月7日日曜日

下駄の鼻緒すげとじゃがいも堀り

 


  晴れの日は気温がすっかり高くなり、夏はもう目前といった感じですね。

今年のおまつりは浴衣を着ようと決め、本日下駄の鼻緒すげの体験にチャレンジしました!

 女性用と男性用があり、女性のものは下駄の幅が広いものと狭いものが選べます。女性用は鼻緒の種類が多いので、好きな柄を選ぶことができるんですが…迷います(笑)。


 
 桐下駄の台の表面を植物からできているヤスリで磨き、研ぎ粉を塗って乾かします。

 乾かしている間に鼻緒の準備をするのですが、紐の掛け方というか結び方がちょっと複雑。そうこうしている間に下駄が乾いたので、伊保田蝋(最初聞いた時は「イボ太郎」かと思った)とウヅクリというブラシで磨いていきます。
 
 鼻緒をすげる時もまた結び方に苦労しましたが、岩舘先生の指導のおかげで素敵な下駄を作ることができました! ありがとうございました!


今年はこのオリジナル下駄でおまつりに出かけようと思います!


 お気に入りの下駄を持って館内を散歩していると、上総の農家で「じゃがいも堀り」をやっているではありませんか。子どもたちが体験していたのですが、ちょうど良い大きさのじゃがいもをゴロゴロ収穫している様子を見て、体験を申し込みました。

 種類は「男爵」と「キタアカリ」が選べます! 子どもたちと同じくらいのいやそれ以上の収穫を目指して引き抜きました! すると、大きいじゃがいもとペコロスくらいのじゃがいもが。子どもたちは奇麗に大きさがそろっていたのですが、純真な気持ちを忘れた大人はこんなものなのかもしれません…。でも、優しいスタッフさんがおまけでお芋を足してくださいました。

 まだ「じゃがいも堀り」も「下駄の鼻緒すげ」の体験はできますので、気になる方はぜひ申込みしてくださいね!(が) 

2015年6月6日土曜日

田植えとカメ

 今年度の「田植え体験」が無事に終了しました!
 今日体験にいらしたのは、オリエンタルランドOFSの皆様。もんぺ姿に新撰組と、思い思いの衣裳で体験してくださいました。
 今年は、個人のお客様も含め5回の田植え体験がありましたが、なんと珍しいことに!全日程で雨に降られることなく、幸先のよいスタートを切ることができました♪
 
 さて話は変わりますが、5月28日のブログ(http://boso-nomura.blogspot.jp/2015/05/blog-post_28.html)で紹介した「おさんぽカメさん」が見つかりました。体長約20センチのミシシッピアカミミガメで、このカメは「緊急対策外来種」に位置付けられています。
 
 そして、カメはこんなところにも。(写真3枚目)旧学習院初等科正堂の隣にある、坂田が池からお散歩にやって来たのでしょうか?(は)

2015年6月5日金曜日

101号墳リニューアル!?

 梅雨間近のこの時期、恒例の龍角寺古墳群101号墳の環境整備作業を実施しました。
 春先から勢いよく伸び始めた草花は、毎年、古墳と埴輪をすっかりと覆ってしまい、遠くから見るとカビの生えた大きな大きな大福を連想する光景となってしまいます。
 今年は初夏を思わせるような気温でしたが、空気がカラットした爽やかな気候に恵まれ、ベテラン職員中心のメンバーでしたが、事故や怪我も無く行うことができました。
 終了した古墳を見ますと、草刈り痕がトラ刈り状になっているのが多少気になりましたが、サッパリとした古墳と埴輪が再び現れ、埴輪列も壮観さを取り戻し、古墳築造当時の人々の想いが感じられます。
 こらから梅雨に入り外出がオックウになりますが、梅雨の合間に散歩がてらリニューアル(?)した古墳の見学はいかがでしょうか? (風)
 

2015年6月3日水曜日

荒川区立峡田(はけた)小学校による田植え

昨日は、荒川区立峡田小学校5年生68名と先生6名による田植えがありました。平成24年度から同校の5年生が房総のむらで田植えの体験を行っていますが、好天に恵まれたのは初めてです。
水の中にはオタマジャクシなどもいるので、田に一歩踏み入れるまではとても賑やかでした。18名ずつの4グループに分け、2グループずつが各々一列になって、田植え綱の赤玉を目印に田植えです。尻餅をついた児童は若干名いましたが、水田の中で泳ぐ子はいませんでした。
田植え終了後、田の神様に田植えが無事終了したことと豊作を祈願し、ぼた餅と苗を荒神様に捧げる「さなぶり」行事に参加していただきました。
それにしても、74名が50分で約3600株の田植え。やはりマンパワーはすごいですね。稲の生長は時折報告しますので、楽しみにしてください。峡田小学校のみなさんありがとうございました。(フ)