2019年7月31日水曜日

「ぼうじろー」がキャラクター人気投票に出場中です!


房総のむらのマスコットキャラクター「ぼうじろー」が、ミュージアムキャラクターアワード2019に出場中です!
ミュージアムキャラクターアワード投票会場(外部リンク)
 


房総のむらの「ぼう」とホオジロの「じろ」をかけて名付けられた「ぼうじろー」。
その見た目から”スズメ”に間違われることが多いのですが、”ホオジロ”という鳥です。
ホオジロは、房総のむらがある千葉県の県鳥なのです!

むらの田畑で育てている稲や野菜につく害虫を食べて退治するのがお仕事。
「房総のむらをもっとたくさんのお友だちに知ってもらいたいなー(〇>◇<〇)」と、日々PR活動を頑張っています!

投票期間は7月30日(火)11時から9月12日(木)11時まで!
1日1回、毎日投票ができます。

昨年度の結果は8位入賞。ぜひとも前回を上回りたいところです。

応援をよろしくお願いしますー(〇^◇^〇)




 

2019年7月30日火曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家・畑、商家の町並み、堀割、資料館連絡通路を巡り、観察しました。


●ヤマユリが最盛期です。(古墳広場では沢山咲いているとの情報があります。)

●ハンゲショウの花が終わりになってきたので、白い葉が緑色に戻りつつありました。

●アキノタムラソウ、アキカラマツ、オトギリソウ、ヒヨドリバナ、ガガイモ、ミズヒキなどの野草が咲き始め、堀割の岸ではオミナエシとオトコエシが隣り合って咲いています。

●キンミズヒキやオケラはまだツボミの状態です。

●センブリは2年草(越年草)です。1年目の葉は2年目のものと比べ幅広くミヤマウズラの葉のような模様をしています。竪穴住居近くでは両方が観察できます。

●竪穴住居近くでヤマホタルブクロを観察しました。武家屋敷の土手に咲くホタルブクロとは花の形が若干異なる別種類です。

●サネカズラにツボミが出来ました。8月には開花するでしょう。


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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。7月26日(金)の観察に基づいています。 (風)

※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 8月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。

○日時 : 8月18日(日)午前10時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所 : 総屋前

○今月のテーマ : 「オクラ・トロロアオイ・ワタ ~よく似た花を比べます~」

○参加費 : 無料(むらの入場券必要)


2019年7月24日水曜日

思い出の1ぺージ~夏休み親子木箱作り教室・鍛冶屋教室~

房総のむらでは、夏休み親子体験教室が始まりました。
7月21日(日)、商家の町並みでは、「親子木箱作り教室」・「親子鍛冶屋教室」を行いました。

午前中は、4人の親子連れに「親子木箱作り教室」を体験して頂きました。「親子木箱作り教室」は、用意してある材料をノコギリ・ノミ・キリ・カナヅチなどの道具を使って箱を組み立てます。ノコギリは、まっすぐ大きく動かすことや引く時に切れることに注意しながら作業します。


木箱(左)と椅子(右)の製作

ご家族のうち、妹さんは内気な性格でしたが作業を進めるうちにコツをつかみ、ノコギリやカナヅチを見事に使いこなしていました。最後は出来上がった作品を持って集合写真。家族で作ることのできたそれぞれの作品の出来栄えを話されていました。



4人の作業(左)と手に持って完成!!(右)

午後は3人の親子連れに「親子鍛冶屋教室」を体験して頂きました。フイゴを使って火をおこし、文鎮またはペーパーナイフを作ることができます。今回、息子さんはペーパーナイフを作ることにしました。


タガネで鉄を切る(左)と持ち手を丸くする(右)

フイゴで軟鉄を熱し、ツチで鉄を叩き形を変えていきます。鉄は赤く熱い状態で叩かないと形は変わっていきません。その叩いた痕が、冷えて固まった時に残り、自分がどう叩いたのかはっきりと分かります。軟鉄は細く平たい定規を伸ばしたような形をしていて、ツチで軟鉄の片方を叩き薄くします。薄くすることで刃の部分を作りグラインダーで削ります。反対側は、持ち手となるので鉄の棒をツチで叩き細く丸めて持ちやすいようにします。仕上げは、ヤスリで角をとり完成させます。
作っている最中は、集中して瞬きもしていないようでしたが、完成したペーパーナイフの記念写真を撮るとき、息子さんはようやく笑顔になりました。


懸命にヤスリをかける様子(左)と完成したペーパーナイフ(右)

7・8月限定の夏休み親子体験教室は土日を中心に続きます。「親子鍛冶屋教室」は定員となっていますが、「親子木箱作り教室」はまだ余裕があります。詳しくは房総のむらのホームページで日程をご確認ください。(い)

2019年7月23日火曜日

夏休み親子宿泊(下総の農家)

下総の農家(夜)
上総の農家の日程に続いて、7月20日・21日に下総の農家にて「夏休み親子宿泊」を行いました。
日中は蒸し暑かったですが、日差しがなかった分例年の宿泊体験に比べると活動しやすく感じられました。
お箸作り
内容は上総の農家の日程と同様に、夕食・朝食で使うお箸を作ったり、竹の紙鉄砲を作って親子そろって遊んだりしたほか、夕方には畑で新鮮な野菜を収穫して、かまどや七輪での夕食の調理、そして夜には千葉県昆虫談話会の協力のもと昆虫観察を行いました。
夕食作り
野菜だけで作るおかずに最初は戸惑っていた参加者のみなさんですが、夕食の時間には、野菜の味噌炒めやカボチャの煮物などおいしそうな料理がずらりと並びました。
職員がお手伝いしたセイロで蒸かした赤飯や、かまどで炊いた白米もおいしく出来上がりました。

昼の製作体験から夜の昆虫観察まで、小さなお子さんには少しハードかもしれないというスケジュールでしたので、みなさんぐっすり眠ったかと思いきや、元気な子は夜中に起きていたそうです。
みなさんケガなく楽しく過ごしていただけた様子で一安心しています。また房総のむらに遊びにきてくださいね。(は)

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、資料館連絡通路、堀割広場、商家の町並み、上総の畑、上総の農家、竹林の坂、上総の田んぼを巡りました。


●ヤマユリが先週から咲き始めています。まだツボミが沢山残っています。

●夏から秋にかけての野草にツボミが出来始めています。アキノタムラソウ、アキカラマツ、ガガイモ、ヒヨドリバナなどです。

●ヒャクニチソウは、在来種のように思われていますが、メキシコを含む北・南アメリカ原産だそうです。

●キノコの一種ツノマタゴケは、朽ちた木の上に生えており、黄色い色が目立ちます。

●変化アサガオが辻広場に展示されています。個々のアサガオの名前の付け方には法則があります。
 アサガオの特徴を①葉、②茎、③花の順に漢字で表します。
 例えば、「青斑入孔雀石化茎薄青爪覆輪切咲」は「あおふいり くじゃくは せっかくき うすあおつめふくりんきれさき」と読みます。
 「青い葉は斑入りで、茎は石化していて、薄青色の爪覆輪の切れ込みがある花が咲く」と表現しています。
 残念ながらこの日は花を見ることができませんでした。


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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。7月19日(金)の観察に基づいています。(風) 

2019年7月20日土曜日

夏休み紙漉き体験


 商家紙の店では夏休み紙漉き体験を行っています。

 房総のむらで育てた楮(こうぞ)を原料に、みどり色のきれいな和紙を作ります。

 ハガキサイズの紙を漉きますので、夏の思い出を手紙にして送るのもすてきですね。

 夏休みの自由研究にもぴったりです!




7月27日(土)・28日(日)、8月3日(土)・4日(日)

①10:00~12:00 ②13:00~15:00 各回6名 

対 象:小学1年生以上
   (小学3年生以下は引率者が必要です。)

その他:汚れてもよい服装。エプロンをご持参ください。

体験日の前日まで予約受け付けています。

この機会にぜひご参加ください。


そのほかにも、夏休みに親子で楽しめる体験が盛りだくさん!

まだまだ募集中の体験もありますので、皆さん遊びにきてくださいね!(み)

2019年7月19日金曜日

船頭指南

 商家の堀割では、わざ指南道場として年5回、船頭指南を実施しています。
 船頭指南は、竹竿1本で和船を操縦する技を実践的に学ぶことができます

「船徳(ふなとく)」という古典落語の中に「竿は三年、櫓は三月(みつき)」というフレーズがでてきますが、これは隅田川の渡し舟の船頭が修行に要する月日を表しています。竿を使い、船を操ることはとても難しく、技術が必要でした。


 7月15日には今年3回目船頭指南を実施しました。

  午前中に体験をしていただいた方は栃木県からお越しくださいました。
  そしてなんと!!回目から3回目まで連続で船頭指南の体験に参加してくださっています!



 子どもの頃、近くの川で船遊びをされていたそうですが、それも今から〇〇年前。
 年月が経っても体は覚えているもので、操縦がとてもお上手。しかも船を漕ぐのが早い早い!




 また、午後の体験をしていただいた方も以前、船頭指南に参加してくださいました。



船頭指南 講師の大野さん
                      


次回船頭指南は9月22日、10月20日です。
①10:00~11:30 1名
②13:00~14:30 1名 
(※申込〆切は各回開始30分前まで)

10月の予約体験は、9月3日~受付開始となりますので皆さまのご参加をお待ちしております。

―追記―
 船頭指南の体験をしているとお客さまから「船はどこから乗れますか?」と尋ねられます。残念ながら、こちらの体験日には船に乗ることはできませんが、当館のまつりの際、お客さまが乗船できる和船体験を実施しています。

 8月11・12日「むらの縁日・夕涼み」には和船体験を行いますので、まつりとあわせてお楽しみください(※当日予約受付。雨天の場合は中止とさせていただきます)。 (み)

房総のむらの花だより

 本日は、前回に続きヤマユリの株数を園路から見える範囲で数えてみました。
観察範囲は前回の続き、むらの架け橋から北側のエリアです。
 おおよその数ですが、ツボミの有るもの無いものすべての株数です。

●おまつり広場の歌舞伎舞台裏周辺⇒13株
●おまつり広場から草木の観察路上がり口までの坂道南側周辺⇒55株
●草木の観察路の上り坂の南側周辺⇒48株
●草木の観察路の上り坂の左側周辺⇒52株
●水車小屋のある谷間周辺⇒17株
●水車小屋から下総の農家へ向かう坂道周辺⇒21株
●下総の農家前から草木の観察路上がり口までの右側周辺⇒36株
●下総の農家前から草木の観察路上がり口までの左側周辺⇒188株
●下総の農家の裏周辺⇒55株
●下総の田んぼ周辺⇒13株
●下総の田んぼからバイパス側の坂道周辺⇒21株
●茶店から水車小屋へ向かう坂道周辺⇒80株
●以上、599株を数えました。なお、下総の農家の母屋裏の林では、20輪ほど
開花が見られました。その他の場所はごく僅かの開花で、これから本番になり
そうです。

















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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。7月13日(土)
の観察に基づいています。(風)

2019年7月17日水曜日

朝は絶好調なんです!~房総のむらの変化朝顔~

7月13日(土)~9月8日(日)まで、「江戸の花卉(かき)」の展示の一環で朝顔を商家の町並みに展示します。いろいろな変化が「花」として楽しめるので、江戸時代には盛んに栽培されました。

朝顔には、普通の朝顔と変化朝顔があります。遺伝子に優劣の差があり、小学校で観察日記を付けたり、普段住んでいる家の周りで一般的にみられる普通の朝顔の他に、変わった特徴を持つ変化朝顔があります。



青並葉 木立牡丹紅覆輪星咲

上の写真の朝顔は変化朝顔の一種で、「青並葉 木立牡丹紅覆輪星咲」という名前です。「あおなみは こだちぼたんべにふくりんほしさき」と読みます。最初に聞いた時には、呪文のようでしたが、それぞれの部分に意味があることがわかりました。
青並葉は葉の形と色、木立はつるが伸びない、牡丹紅は花全体の色、覆輪は白いふちの部分、星咲は花の形を表します。
このように変化朝顔の名称は、葉の形と色・つるの様子・花の色や特徴・花の形を順番に示したものになっています。



町並みの展示の様子


朝顔の種は、愛好している個人の方や他の博物館・大学から譲り受けたものを房総のむらで大切に育てて咲かせています。


黄蝉葉 栗皮茶丸咲大輪(きせみは くりかわちゃまるさきだいりん)
別名 団十郎


朝顔の咲く時期は生育状況で一鉢づつ変わりますがそろそろ色々な花が咲きます。葉やつるの様子を含め、ぜひ珍しい朝顔を見に来てください!!(い)


















夏休み親子宿泊体験 上総の農家にて

 去る7月14日・15日に茅葺屋根の農家に宿泊してかまどでご飯を炊いて、畑で収穫した野菜を使ったおかずを体験者同士で作りました。昼間は製作体験、夜は里山を散策して昆虫観察を行いました。応募多数の中から抽選された家族3組12名が参加しました。
 

 小雨が降ったり止んだりの中、製作体験に挑戦しました。
 
 
 
箸作りに挑戦。夕ご飯や次の朝の朝食用の箸を作りました。

 
 箸作り後、親子で竹の紙鉄砲作りに挑戦しました。篠竹を使って、普段使用しないナイフやノコギりを使い、20㎝ほどの筒と10㎝ほどの握り手にしました。初めての小学生が多い中、技術員の指導で上手に作ることができました。最後は新聞紙を濡らして筒の中の径に合わせて、団子状にした紙を筒に押し込み試し打ちを行いました。的を用意したのでとても盛り上がっていました。

 
 夕食は、畑で採れたインゲンやオクラ、かぼちゃを使って肉のない肉じゃがやきゅうりと大葉(あおじそう)の塩もみの漬物などを上手に作っていました。さすが主婦ですね!
 なお、料理にはお父さんとそのお子さんも一緒に手伝い、おぼつかない中で、手も切らずとても上手でした。

 



 夕ご飯は、主屋のかっての間で、技術員に手伝ってもらい、赤飯を蒸かして、参加者は楽しく召し上がっていました。





かっての間での夕食



 夕食後、いいよ里山観察です。やや小雨の中、昆虫談話会の皆様に案内していただき、ナイトハイクを楽しみました。昆虫は、小雨の中でしたのでやや少なめでしたが、カブトムシやノコギりクワガタなど観察されました。
 雨の朝、6時起床して朝食後を済ませ、参加者はやや眠い様子ではありましたが、蚊帳を吊った寝床で一晩を過ごし、貴重な体験ができたと思います。9時までに片づけ等を行い帰路に向かいました。

 なお、今週の20日と21日に下総の農家で宿泊体験が行われます。天気予報はあまりよくありませんが、抽選された3組の家族が上総の農家同様に体験されます。天候に恵まれますよう願っています。(ひ)

 

2019年7月14日日曜日

雨の日の房総のむら


 今日は、房総のむらは雨です。

雨が降る町並み
 
 雨の日はお客様も少ないのですが、商家の町並みは静かで本当に江戸時代にタイムスリップしたみたいです。
 
スイレンの仲間
 
 館内で咲いている様々な花達も、雨に濡れて風情があります。
 
アジサイ・ベニバナ・ヤマユリ・ガクアジサイ


 体験等も比較的空いているので、雨の日はねらいめかもしれません。
 
 ぜひ、雨の日も房総のむらをお楽しみください。
 
 
 

2019年7月13日土曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館からむらの架け橋までのエリア内のヤマユリの株数を園路から見える
範囲ではありますが、数えてみました。おおよその数ですが、ツボミの有るもの無いもの
すべての株数です。

●資料館から竪穴住居周辺⇒20株
●上総のため池から上総の田んぼ周辺⇒23株
●竹林の坂周辺⇒16株
●炭焼き小屋から上総の田んぼまでの坂道周辺⇒31株
●炭焼き小屋から上総の林の中道周辺⇒45株
●資料館連絡通路周辺⇒22株
●上総の農家から武家屋敷裏周辺⇒5株
●武家屋敷北側の林⇒5株
●よしず小屋からむらの架け橋周辺⇒10株

●以上、177株を数えました。なお、下総の農家の母屋裏の林では、20輪ほどの開花が
見られたとの情報が有りますが、今回の観察エリアでは、上総の林の中道の途中のベンチ
近くで4輪が観察できただけでした。














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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。7月12日(金)の
観察に基づいています。(風)


※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした
「自然観察会」を開催しています。
 7月は下記の予定おこないますので、興味のある方是非ご参加下さい。

○日時 : 7月21日(日)午前10時30分から1時間程度(雨天中止)
○集合場所 : 総屋前
○今月のテーマ : 「初夏の萩 秋の萩」
○参加費 : 無料(むらの入場券必要)

2019年7月11日木曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家、商家の町並み、堀割広場、資料館連絡通路を観察しました。

●資料館脇で、芝生に良く生えるキノコのベニセンコウタケが観察できました。

●ウワミズザクラの果実が色づきました。ハリギリはヤツデの仲間で、同じような形状の果実が実っていました。
 クリの雌花の先に付いていた雄花は、雌花が果実に成長するに従って地上に落下します。
 ヤマコウバシやガマズミに小さな果実が出来ています。スモモ、ヤマモモ、ツルウメモドキの果実も実っています。

●ムラサキシキブとコムラサキは良く似ています。見分け方は、花柄の場所⇒ムラサキシキブは葉の付け根、コムラサキは葉の付け根から少し離れている。鋸歯⇒ムラサキシキブは葉の付け根近くまである。コムラサキは葉の先端から葉の付け根までの半分まで。樹高⇒ムラサキシキブは3mくらい、コムラサキは2mくらい。

●ヤマユリのツボミの大きいものは、7cmくらいになっています。開花は間近のようです。

●ヒメヤブランは資料館横の広場で、ヤマニガナは竪穴住居近くで沢山見られます。

●エノキの葉には、何種類かのムシコブが付きます。今日のものは、「エノキカイガラキジラミ」という虫のムシコブで、その名前は「エノキハツノフシ」といいます。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。7月5日(金)の観察に基づいています。(風)

※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 7月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。

○日時 : 7月21日(日)午前10時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所 : 総屋前

○今月のテーマ : 「初夏の萩 秋の萩」

○参加費 : 無料(むらの入場券必要)

2019年7月9日火曜日

ヤマユリ開花




今年もヤマユリが咲き始めました。

7日に確認したときは蕾が膨らんだ状態でしたが、休館日から本日にかけて開花したようです。
本日開花を確認できた場所は下総の農家の裏側園路に10輪前後、安房の農家の脇に1輪、おまつり広場から安房の農家に向かう階段付近に3輪ほど。下総の農家前の園路にはもうすぐ咲きそうな蕾がいくつか見られます。
なお、ご見学の際はマムシなどがいる可能性もありますので、草むらには立ち入らず園路からご見学ください。(は)


※ヤマユリは開花までに5~6年を要するといわれています。
 来年も咲いてくれるよう、マナーを守ってヤマユリを見守りましょう。

2019年7月6日土曜日

年に一度は会いたくて~房総のむらの七夕~




 房総のむらでは、7月5日(金)・6日(土)・7日(日)の3日間、七夕の展示を行います。それに先立ち7月4日(木)に栄町安食台小学校6年生のみなさんが職場体験にやってきました。
 
その中の一つのグループが、商家の町並みの笹竹に七夕の飾りつけの手伝いをしてくれました。途中からは、校長先生も加わり、雨に濡れながらもみなさん頑張ってくれました。



飾りつけの様子(左)と校長先生と一緒に願い事を記入(右)


七夕は別名、「七夕(しちせき)の節句」「笹の節句」といわれ、旧暦であれば1カ月遅れの8月のお祭りとなります。なぜ笹竹が、七夕の飾り付けに使われているのかご存じでしょうか?調べてみると、昔は、笹竹に神が宿る神聖なものと考えられていたことがわかりました。笹竹は、天に向かってまっすぐ伸びる強さや、殺菌力の強い葉が厄除けの力を持つと信じられて使われるようになったものです。
上総の農家(左)と下総の農家(右)の七夕展示


安房の農家(左)と大木戸・総屋(右)の七夕展示
 ぜひ、短冊に願いを書いて笹竹に結んでください。房総のむらの商家の町並み・農家・資料館の各所に笹竹を展示しています。短冊を結ぶ際に、笹竹の匂いから夏を感じてみてはいかがでしょうか?(い)

2019年7月4日木曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家・畑、武家屋敷前の畑、資料館連絡通路を観察しました。

●ウツボグサの花は、最盛期を過ぎつつあります。別名「夏枯草(かごそう)」。花が終わると間もなく枯れた姿になります。七十二候(しちじゅうにこう)の「乃東枯(なつかれくさかるる)」と表現される草はこの草です。

●ハンゲショウの白い葉が、今、全盛です。 

●樹木の果実では、小さなクリの実、ニガキ、ヤマモモ、ムベ、サンショウ、センダンが見られます。

●アジサイも沢山咲いています。花のかたまりは「額咲き」と「手まり咲き」の二つに分けられます。手まり咲きは、萼片が表面を覆っているので、本当の小さな花は、萼をめくってその下に見ることとなります。

●上総の畑で、オクラの花が咲きました。この花は、ワタやトロロアオイの花と良く似ています。中心にある「しべ」の形を覚えると区別しやすくなります。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。6月28日(金)の観察に基づいています。 (風)

※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 7月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。

○日時 : 7月21日(日)午前10時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所 : 総屋前

○今月のテーマ : 「初夏の萩 秋の萩」

○参加費 : 無料(むらの入場券必要)