2019年5月31日金曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家、むらの架け橋、おまつり広場、武家屋敷周辺を観察しました。


●草木では、ブタナの花が長い期間沢山咲いています。ニガナ、ノアザミ、トウバナ、ナルコユリ、キリンソウ、ルリニワゼキショウ、タツナミソウも咲いています。ルリニワゼキショウの花色は見事です。

●イネ科やカヤツリグサ科の地味な花では、カモガヤ、ゴウソ、イヌムギほか沢山観察できます。

●オオカモメヅルには、ツボミが出来ていました。

●オヤブジラミの果実は、赤みを帯びているので、ヤブジラミと区別ができます。また、ヤブジラミは、花期が遅いことでも区別できます。

●木本では、ユリノキの花が盛りを迎えています。リョウブには、ツボミが沢山出来ています。ニガキやシロヤマブキ、ヤマグワ、ウメ、エノキには果実ができています。

●アカメガシワの葉が赤く見えるのは、葉に生えている毛が赤いためです。葉をこすると毛が落ち、葉の本体が緑色であることがわかります。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。5月24日(金)の観察に基づいています。 (風)


※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 6月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。

○日時 : 6月16日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所 : 総屋前

○今月のテーマ : 「アヤメとショウブ」

○参加費 : 無料(むらの入場券必要)

2019年5月26日日曜日

漢方薬


本日、薬の実演を行いました!
薬の実演では、漢方に造詣の深い薬剤師の先生が、
漢方薬の解説を行ってくださいます。
今回は、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)の実演を行っていただきました。
 
 
写真の道具は、材料を粉末にするために使用する
道具で、薬研(やげん)といいます。
 
 
丸薬(がんやく)は、薬研を使用して粉末にした材料を混ぜて、
棒状にした後、小さく丸めて作成します。
(今回は、シナモンとはちみつを使用して作成していただきました。)
 
丸薬を作る工程を実際に見ることができ、
とても好評でした。
 
次回の薬の実演は、清暑益気湯(せいしょえっきとう)を
9月15日に行います。
 
お時間のある方は、ぜひご来館ください!!(ま)
 

2019年5月24日金曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家、むらの架け橋、堀割広場、武家屋敷を巡りながら観察しました。


●樹木の花が咲いています。ユリノキ、イボタノキ、カマツカ、ガマズミ、ツルウメモドキ、コデマリ、クロマツ。
 むらの架け橋そばのマユミは、今年は沢山の花が咲いています。
 クロマツは新枝の先端に雌花、基部に雄花が咲きます。


●樹木の果実では、ヒメコウゾの花が果実になりつつあり、ヤマモモ、ビワ、ニワトコ、ナツグミは果実の形になっています。ムベは萼片が脱落し花柱が残っています。


●草本では、ため池でキショウブとスイレンが咲きました。カサスゲ、カモガヤ、ゴウソなどのイネ科やカヤツリグサ科の地味な花も咲いています。
 フタリシズカはこれからが最盛期になるようです。ニガナの黄色い花びらは目立ちます。


●ノヂシャやキュウリグサ、ハナイバナは極小の花です。
 ノヂシャはヨーロッパでは、サラダ用に栽培されます。「チシャ(萵苣)」とは「レタス」のことを言います。


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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。5月17日(金)の観察に基づいています。 (風)

2019年5月18日土曜日

「伝統芸能入門」第一回目

5月18日(土)に「伝統芸能入門」の第一回を行いました。
今回は子ども忍者教室として、手裏剣投げの体験です。
手裏剣を的に刺すことは、意外と難しく、子どもたちも最初は的に弾かれていました。しかし、何度か練習すると的に刺さるようになりました。
大人にも盛況で、年齢関係なく夢中になっていました。


次回以降の伝統芸能入門は
6月15日(土)  皿回し体験
8月25日(日)  和太鼓入門
1月13日(月祝) 紙切り入門
となっております。みなさん、ぜひご参加ください!(T)

2019年5月16日木曜日

房総のむらの花だより

 本日は、時間をかけ、ゆっくりと房総のむら全域の自然観察を行いました。

●キンランがむらの林の木陰で一斉に咲き始めました。ギンランは、ほとんど見ることができません。

●サワフタギとカマツカの白い花が咲いています。一見、同じ白い花のようですが、よく見ると違いがあります。

●ホオノキの花が咲きました。高い所で咲くので、見つけにくいせいか、終わりに近い状態です。同じく、トチノキの花も咲いています。

●カラタネオガタマが咲きました。モクレン科で花の香りが良いのが特徴です。バニラアイスクリームのような濃厚なかおりです。

●フタリシズカが多く咲いていました。同じく、フデリンドウも残っていました。

●上総の農家の前の茶畑で、むらの職員の皆さんが茶摘みをしていました。ちなみに、八十八夜は5月2日でした。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。5月10日(金)の観察に基づいています。 (風)


※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 5月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。

○日時 : 5月19日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所 : 総屋前

○今月テーマ : 「樹木の花」

○参加費 : 無料(むらの入場券必要)

2019年5月11日土曜日

べっ甲細工(細工の店)


細工の店では511日、12日と「べっ甲細工」の予約体験をおこなっています。
べっ甲はタイマイという海亀の甲羅(こうら)を使いますが、加工がしやすいため古くから工芸品や装飾品の材料として珍重されてきました。
講師の矢吹(やぶき) (おぼえ)先生は、15歳でべっ甲細工の道に入り、80歳を超えた現在も現役で作品づくりに取り組まれています。その作品は、千葉県指定伝統的工芸品として認定されています。

体験者の皆さんには、矢吹先生がかたどったべっ甲細工の中から自分が作りたいものを選び、磨いていただきます。
 
最初は紙やすりで丁寧に磨きます。

仕上げの磨き。
べっ甲の輝きがさらに増していきます。

完成した作品は、品のある美しいものが出来上がりました。





明日、512日の予約体験に若干の空きがございます!

①午前10001200 1名、②午後13001500 5名 
※申込〆切は各体験時間の30分前まで。
体験費用はべっ甲の大きさや質によって異なります
6,000円~)

ぜひ、この機会に自分だけのべっ甲細工を作ってみませんか?
皆様のお申込み、ご参加をお待ちしております。(み)

2019年5月8日水曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、上総の農家、おまつり広場、草木の観察路、下総の農家、水車小屋前、茶店前を巡り、最後に資料館連絡通路を観察しました。

●キンランがあちこちで見頃です。ギンランとササバギンランも例年より多く草木の観察路で咲き、他の場所にも開花が見られました。

●野草では、ノアザミが咲き始め、ウマノアシガタ、トウバナ、ハハコグサ、コメツブツメクサ、トキワハゼ、ノヂシャ、キュウリグサが咲いています。
 ムラサキケマンに果実ができました。果実に触ると莢(サヤ)がバネの役目をして弾け、黒い種子を遠くに飛ばします。

●フタリシズカが咲き始めました。今年はもう咲き終わったヒトリシズカと同じ仲間(センリョウ科)で、葉の付き方がとても似ています。今年は実物を両方見ることが出来ましたので、葉の姿をしっかりと認識できました。

●樹木では、ウワミズザクラの花が果実になり、イボタノキにはツボミが出来、サワフタギの花が咲き、ニシキギの花も咲き、ゴンズイはまだツボミ、ヤマボウシのツボミは花の形になってきました。
 今年は、トチノキに非常に沢山のツボミが出来ています。20cm前後の円錐花序を見るのが楽しみです。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。5月3日(金)の観察に基づいています。 (風) 
 
※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 5月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。

○日時 : 5月19日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所 : 総屋前

○今月のテーマ : 「樹木の花」

○参加費 : 無料(むらの入場券必要)



2019年5月2日木曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、上総の農家、むらの架け橋から堀割広場を巡り、帰りに資料館連絡通路を観察しました。

●ヤエザクラは終わりかけました。ウワミズザクラは盛んに咲いています。

●木の葉では、ザクロの新芽が真っ赤になり、ナワシロイチゴの葉の緑が濃くなりました。

●樹木のツボミでは、イボタノキ、サワフタギ、ガマズミ、ニガキ、マユミ、タブノキが見られました。

●樹木の花では、雌雄異株のヤマグワの雌花と雄花が咲き、雌雄同株のヒメコウゾは雌花と雄花が並んで咲いています。花粉を飛ばした後のコナラの雄花が地上に沢山落ちています。
 シロヤマブキの花が見頃です。

●樹木の果実では、ニワトコとイロハモミジが実り始めました。

●野草は、カキドオシとツボスミレが資料館近くで沢山咲いています。ノヂシャとキュウリグサの小さな花が竹林の坂の階段で咲いています。

●シダ植物のイヌワラビの葉の軸は、紅紫色をしているのが特徴です。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。4月26日(金)の観察に基づいています。(風)


※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 5月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。

○日時 : 5月19日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所 : 総屋前

○今月のテーマ : 「樹木の花」

○参加費 : 無料(むらの入場券必要)