2024年4月28日日曜日

武具の話~刀編~

 

 本日、武具の話(刀)を行いました。千葉県立中央博物館分館大多喜城分館の上席研究員高橋覚先生にご来館いただき、 本物の刃引きした刀を使用して、刀の手入れ方法や鑑賞方法等のお話を頂きました。

 刀は錆を防止するため、定期的にメンテナンスが必要です。

 刀身に打ち粉(砥石を粉末にした物)を打ち、ティッシュペーパーで拭います。古い油がとれたら刀身を観察します。刀身に椿油を塗り、鞘に収めます。刀は使わない際、休め鞘というホオノキで出来た刀に納めます。

 次回は十手などの諸道具について解説していただき予定です。次回もお楽しみに!(モ)



 

 

 

むらのけもの便り


 今週回収した定点カメラのデータから、下総の農家水田に設置したカメラに写った「けもの」をご紹介します。

 下総の農家では、田植えに向けての準備が進んでおり、田の中に水が引かれている状態です。定点カメラにはタヌキ、イエネコ、アライグマ、 不明な動物が撮影されました。アライグマが撮影されたのは今年度初めてです。



 水田でヘビ?を捕食するタヌキです。



 今年度初めて撮影されたアライグマです。シマシマの尾が特徴的な外来種です。
 房総のむらに定住してしまうと、非常にやっかいな動物なため、引き続き調査が必要です。



 謎の動物です。

(モ)



 

2024年4月21日日曜日

むらの桜の時期は長い。

 今年の桜の開花は遅れに遅れ、ソメイヨシノの見ごろは4月7日ぐらいでした。

14日には、花びらが散り、むらの地面を絨毯のように被っていました。


今は、八重桜の季節。掘割広場では関山(カンザンともセキヤマとも読みます)が満開です。(ひ)






江戸の花卉 さくらそう

房総のむらでは、伝統的な園芸としてサクラソウの展示をしています。

辻広場には4月12日に鉢を設置しましたが、今年の開花が遅れ、ようやく花が咲き始めました。花の色、形、姿勢。品種によって咲き方はさまざまです。

展示期間は5月の中頃までを予定していますが、花の状況によって変わります。(ひ)


花車

浮間白

有明




2024年4月20日土曜日

むらのけもの便り

 気温が高くなっていき、「けもの」の動きが活発になってきました。
旧御子神家住宅近くにある、貯水槽に引き続き定点カメラを設置して、調査を続けています。
 今週の定点カメラの調査ではタヌキ、ハクビシン、イエネコといった「けもの」の他、カラスやハトなどの鳥が水浴びに来ている様子が撮影されました。
 特にタヌキが一番撮影され、2頭で水を飲む姿が撮影されました。また、前回貯水槽で撮影されなかった、ハクビシンが水を飲みに来る姿が数回撮影されました。











カメラ目線のタヌキも撮影されました。


水を飲みに来たハクビシンです。長い尾が特徴的で、細い枝や塩ビ管、電線なども歩くことが出来る木登りの名人です。
(モ)


むらの花だより

 自然観察ガイドボランティアさんからの情報です

●観察日 4月19日(金)

●観察者からのコメント

・八重桜のカンザンと小さな花が房状に咲くウワミズザクラが見ごろです。

・キンランがあちこちで咲き始めました。

・ノヂシャ、ハナイバナ、キュウリグサの小さな花が道端で咲いています。

・ミツバツチグリ、ヤブヘビイチゴ、ウマノアシガタの春の黄色い花も咲いています。

・フデリンドウが100株以上咲いています。(下総の農家前の大通り)


観察された場所と植物(◎見頃の花 〇今年初めて観察した花や実)
◎カンザン(堀割広場) 〇◎ウワミズザクラ(堀割広場先の林他) 〇キンラン(武家屋敷裏の林他) ・ツクバキンモンソウ(上総の竹林の坂、上総の林) ・ニガイチゴ(武家屋敷裏の林) 〇ホウチャクソウ(武家屋敷裏の林) ◎ノヂシャ(上総の竹林の坂) ◎ハナイバナ(堀割広場脇) ◎キュウリグサ(堀割広場脇) ◎ミツバツチグリ(上総の田の水路際) 〇◎ヤブヘビイチゴ(資料館への上総の林道) ・ウマノアシガタ(資料館への上総の林道) ◎カントウタンポポ(上総の林の中道) 〇センボンヤリ(上総の林の中道) ◎ツボスミレ(資料館連絡通路入り口) 〇◎カサスゲ(上総の溜池) ◎フデリンドウ(下総の農家前の大通り) ◎フデリンドウ(下総の農家前の大通り)

●自然観察会のお知らせ

自然観察ガイドボランティアによる「自然観察会」を毎月開催しています。今月は以下のとおり開催しますので、興味のある方は是非ご参加ください。

〇開催日時:4月21日(日)13時30分~1時間程度(雨天中止)

〇今月のテーマ:「ニワトコの話」

〇集合場所:総屋前 ※開始5分前までに集合してください。


2024年4月14日日曜日

むらの花だより

 自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。

●観察日 4月12日(金)

●観察者からのコメント

・おまつり広場などソメイヨシノは満開です。

・おまつり広場のカスミザクラは満開、広場北の坂のものは開花が遅くなっています。

・おまつり広場のゴショザクラも満開です。

・部下屋敷裏の林では、木苺の3種の花が咲いています。

・庭の隅や道端で小さなスミレ、タチツボスミレ、キュウリグサ、ハナイバナ、キランソウが咲いています。






観察された場所と植物(◎見頃の花 〇今年初めて観察した花や実)
・カンザン(堀割の岸) 〇カスミザクラ(おまつり広場) ◎ゴショザクラ(おまつり広場) 〇◎ヤエベニシダレ(茶店前) ・ジュウガツザクラ(おまつり広場) ◎ソメイヨシノ(武家屋敷の庭) ◎クサイチゴ(武家屋敷裏の林) ◎ニガイチゴ(武家屋敷裏の林) ◎モミジイチゴ(武家屋敷裏の林) ◎キュウリグサ(堀割広場) ◎ハナイバナ(堀割広場) 〇◎キランソウ(武家屋敷北の林) 〇◎ナシ(上総の果樹園) ・ショカツサイ(上総の農家の東側) ◎セイヨウジュウニヒトエ(上総の農家の東側) 〇◎スミレ(上総の農家の庭) ◎タチツボスミレ(水車小屋前の道) 〇◎シャガ(武家屋敷の庭)

●自然観察会のお知らせ

自然観察ガイドボランティアによる「自然観察会」を毎月開催しています。今月は以下のとおり開催しますので、興味のある方は是非ご参加ください。

〇開催日時:4月21日(日)13時30分~1時間程度(雨天中止)

〇集合場所:総屋前 ※開始5分前までに集合してください。


2024年4月13日土曜日

むらのけもの便り


令和5年度に行いました、トピックス展「むらのけものたち」で館内に生息する
「けもの」について、紹介をしました。今年度から、ブログなどで定点カメラで撮影された「けもの」の紹介をします。


3月28日~4月10日に旧御子神家住宅近くの貯水槽に設置したカメラには、タヌキ、イエネコが写っていました。
貯水槽には、水を求めて様々な「けもの」がやって来ます。今回はタヌキとイエネコだけでしたが、他にもアナグマや外来種であるハクビシン・アライグマも水を飲みにやって来る、むらのオアシスでもあります。


  

今回は3匹仲良く水を飲みにくるタヌキが撮影されました。               


 4月2日~4月10日に下総の農家水田に設置した定点カメラには、タヌキ、ハクビシン、イエネコが撮影されました。


引き続き、定点カメラでの調査結果を発表していきますので、どうぞお楽しみに(モ)



2024年4月9日火曜日

商家街並みに新しい天水桶登場!!

 商家街並みに新しい天水桶が登場しました。
















この天水桶は、商家「木工所」の「樽作り」の講師である萩原幹雄先生に製作していただいた一品です!!



















天水桶に桜の花びらが浮かぶこの光景はこの時期にしか見られません。

商家「めし屋」前に展示しています。

是非、ご覧ください。(け)

2024年4月7日日曜日

さくら散る?

 房総のむらではこの週末、さくらが満開になりました。

職員駐車場のさくらも見事に咲いています。

「もう、花が散り始めている」と思っていたら、何か変。

よく見ると、花びらではなく、花ごと落ちています。犯人はスズメです。口の構造上、蜜を花の先から吸えないので、花の後ろ側を食いちぎって、蜜を吸うのだそうです。

スズメはさくらの花が咲く房総のむらのなかを、あちこち飛び回っています。観察している間も、一つ、二つと、花が上から降ってきました。(ひ)

2024年4月6日土曜日

むらの花だより

 自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。

●観察日 4月5日(金)

●観察者からのコメント

・ソメイヨシノが見頃になり、ヤマザクラやオオシマザクラも咲き始めました。

・カンヒトウ(ハナモモ)が農村歌舞伎舞台裏で見頃です。

・アセビが堀割の岸で咲きました。

観察された場所と植物(◎見頃の花 〇今年初めて観察した花や実)

・オオシマザクラ(むらのかけ橋南詰) ◎ソメイヨシノ(おまつり広場) ・ヤマザクラ(茶店横) ◎カンヒトウ(農村歌舞伎舞台裏) ◎ソメイヨシノ(おまつり広場) ◎ウグイスカグラ(石造物展示場前) ◎ショカツサイ(上総の農家の東側) ◎クサイチゴ(おまつり広場まわり) 〇◎アセビ(堀割の岸)


●自然観察会のお知らせ

自然観察ガイドボランティアによる「自然観察会」を毎月開催しています。今月は以下のとおり開催しますので、興味のある方は是非ご参加ください。

〇開催日時:4月21日(日)13時30分~1時間程度(雨天中止)

〇集合場所:総屋前 ※開始5分前までに集合してください。

〇今月のテーマ:「ニワトコの話」

〇参加費:無料 ※むらの入場券は必要です。



2024年4月3日水曜日

千葉県誕生150周年記念「写真で見るちばのあゆみ」パネル巡回展

  3月23日から風土記の丘資料館第3展示室で千葉県誕生150周年記念「写真で見るちばのあゆみ」パネル巡回展を開催しています。

 県立博物館の写真資料を中心としたパネルで、千葉県の150年を振り返っています。県内を巡回している展示は、県立博物館の写真資料を中心としたパネルのほか、県民から募集した古い写真パネルと、古い写真データを見ることができるタッチパネルで構成されています。タッチパネルは11日までの展示ですので、興味のある方はお急ぎください。

 房総のむらでは、巡回パネルのほか、当館で所蔵している絵葉書資料(山中コレクション)から、絵葉書10枚を展示・解説し、明治後期から昭和初期の北総地域の様子を紹介しています。

 展示は、5月12日(日)まです。(ひ)


2024年4月2日火曜日

むらの花だより

 自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。

●観察日 3月31日(日)

●観察者からのコメント

・ソメイヨシノとオオシマザクラは2~3分咲き、ヤマザクラはほんの少し開花です。ヤエベニシダレはつぼみの先端が赤くなっていました。

・レンギョウとアブラナの黄色い花が華やかです。

・林床ではモミジイチゴが沢山咲きました。

観察された場所と植物(◎見頃の花 〇今年初めて観察した花や実)

〇ソメイヨシノ(おまつり広場北の坂) ◎レンギョウ(上総の畑前) ◎アブラナ(上総の畑前) 〇オオシマザクラ(むらのかけ橋南詰) 〇◎モモ(武家屋敷の庭) 〇◎キュウリグサ(水車小屋前の道) 〇◎アケビ(武家屋敷裏の) 〇◎モミジイチゴ(武家屋敷裏の道) ◎ショカツサイ(上総の農家東)


●自然観察会のお知らせ

自然観察ガイドボランティアによる「自然観察会」を毎月開催しています。今月は以下のとおり開催しますので、興味のある方は是非ご参加ください。

〇開催日時:4月21日(日)13時30分~1時間程度(雨天中止)

〇集合場所:総屋前 ※開始5分前までに集合してください。

〇今月のテーマ:「ニワトコの話」

〇参加費:無料 ※むらの入場券は必要です。