2023年2月19日日曜日

むらの花だより

 房総のむら自然ガイドボランティアさんからの花情報です。(風)

●観察日 令和5年2月17日(金)

●観察者のコメント

・むらの架橋そばのコセリバオウレンは、今年は沢山咲きました。まだ見頃です。

・ウメの花はこれからが本番、まだ花数は少ないです。

・上総の農家のソシンロウバイの花は終わりを迎え、資料館脇のロウバイは今が盛りです。

・春が近づき冬芽が膨らんできました。また葉が落ちた後の枝にある「葉痕(ようこん)」と呼ばれる部分は、人の顔のような表情があり、冬ならではの観察ポイントです。

・ドラムの里のカワヅザクラの花数が増えてきました。また産直館裏にはキクザキリュウキンカの明るい黄色の花が咲き出しました。

・ヤマコウバシの葉は春が来るまで落ちません。葉を受験のお守りとして供する神社があるそうです。


●観察された植物と場所(◎:見頃の花)

◎コセリバオウレン(むらの架橋南詰) ・ウメ(茶店裏) ・ウメ(武家屋敷) ・ウメ(武家屋敷脇の梅林) ・ソシンロウバイ(上総の農家) ◎ロウバイ(資料館脇) ・アブラナ(上総の農家の畑) ・マンサク(よしず小屋向い) ・サザンカ(武家屋敷北側) ・ヤブツバキ(武家屋敷脇東屋) ・アカメガシワ:冬芽(下総の農家の田んぼ水路) ・ヤマグワ:冬芽(下総の農家の田んぼ水路) ・ニワトコ:冬芽(水車小屋前) ・カワヅザクラ(ドラムの里) ・キクザキリュウキンカ(産直館裏) ・ヤマコウバシ:葉(武家屋敷)



2023年2月17日金曜日

むらの災いよけ

 

房総のむらの上総の農家の園路と水車小屋付近には、千葉県各地に伝わる災いよけの展示をしています。

千葉県各地には、村に疫病や災いを入ってこないようにとの願いを込めて、村の境界にワラでヘビや人形、境界に竹を左右に立てて綱を張り、エビやサイコロ等を吊るという行事を行っています。

各地で形や吊る物は違いますが、村に災いが入らずに健康にすごせますようにとの願いを込められて、作られています。



写真の人形は袖ケ浦市に伝わる鹿島人形です。
五穀豊穣、村内安全を願い作られています。(モ)


2023年2月10日金曜日

むらびとへの道⑲ 上総掘り5(完結編)

みなさん、こんにちは。骨子です☆

今日は関東の平野部でも雪が積もっているようです。

まだまだ寒い日が続きますが、少しずつ春は近づいてきていますね。


さて、上総掘りの井戸がその後どうなったか、皆さん、気になっていますよね?ね??

今回、とうとう完結編をお届けできることになりました!

では、ご覧ください。

 

※ここから先は、プロ○ェクトX風にお届けします。

 田○トモロヲさんの声で脳内再生してください。

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プロジェクト エーーーーーンムッ(M

(注:MMURAM

 

年末年始も、男たちの戦いは続いていた。

(注:くどいようですが、女性の参加者もいます)

掘削して水を出す―――――

そう聞いて、掘削孔から水がピューッと噴き上がるさまを想像された読者も多いだろうか。

(注:骨子もその一人)

残念ながら、水は噴き上がらない。水は、「溜まる」のだ。

掘削孔の中の水位が安定したら、それが、水が出た証拠となる。

 

学芸員Sの回顧によれば、12月上旬頃から水位は安定し始めていたという。

したがって、「いつ水が出たのか」と問われれば、「おそらく12月上旬」という答えになるという。

・・・ということは、前回のむらびとへの道⑰の時点で、すでに水は出ていたのだ。

なんということだろう。

奇跡の瞬間は、静かに、ひっそりと、人知れず訪れていた。

 

しかし、水が出たからといって作業が終了したわけではない。

井戸を作り、水を汲み上げ、来館者に

「わぁ~すご~い♡こんな素晴らしい技術が、千葉で考案されたなんて♪」

と言わせなくては、このプロジェクトは終了しないのだ。

年が明けても掘削作業は続けられた。

最終的に孔の深さは27.54mにまで達し、水は、深さ23 mほど溜まり、安定した。


1月8日、掘削を終了。

掘削開始は、猛暑の7月30日。そこから実に、162日が経過していた。

(注:実際の掘削日数は38日間)

 

1月14日、水の濾過装置(多数の穴をあけ、寒冷紗を巻いた塩ビ管)を埋設。

 





1月1521日、役目を終えた足場をいったん解体。

1月22日、仮の手漕ぎポンプを設置。


澄んだ水とともに、男たちの目からも美しい水が溢れ出ていたに違いない。

 
1月2829日、展示のため、足場を隣接地に再度組み立て。





そして2月5日、とうとうすべての作業が終了した。

竹割りから始まった作業は、総作業日数55日を数え、作業人数はのべ523人にのぼった(むら職員を除く)。

猛暑と極寒との闘い。

この素晴らしい展示は、男たちの血と汗と涙と鼻水の結晶である。

 

♪ヘ~ッドラ~イ テ~ルラ~イ 旅はまだ終わらぁ~ないぃ~

 

作業は終了したといっても、ポンプはまだ仮設のものである。

井戸周りの足場も悪い。

今後、井戸を活用していくためにやるべきことは、まだまだ多い。

プロジェクトは、未だ終わっていない。

男たちの奮闘は、これからも続く・・・(完)



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いかがでしたでしょうか。

プロジェクトに参加してくださった親方はじめ技術体験者の皆さん、本当にお疲れ様でした!

今後は、水質検査を行い、ペットボトル飲料「下総台地天然水☆edoan(エドアン)」を販売、

再度組み立てた足場を利用して温泉を掘削、「龍角寺スパ☆ホテル二日月」を開業、、、

などなど様々な事業を展開していきますので、その時はまた、よろしくお願いします

いや~、金儲けの夢(妄想)は膨らむな~☆(骨)


2023年2月9日木曜日

むらの花だより

 房総のむら自然ガイドボランティアさんからの花情報です。(風)

●観察日 令和5年2月3日(金)

●観察者のコメント

・コセリバオウレンの花が増えてきました。

・スギの雄花が一面についています。花粉症の方にはつらい季節となりそうです。

・ウバメガシは高級炭の備長炭の原料です。日陰にあるためかドングリを見たことがありません。

・シュンランの昨年の果実を見つけました。意外に大きいです。



●観察された植物と場所(◎:見頃の花)

・福豆(武家屋敷) ・ヒイラギ(めし屋) ・ヤブツバキ(武家屋敷脇) ・ヒガンバナ:葉(上総の農家) ・ツルウメモドキ:殻(上総の農家) ・ノキシノブ(上総の農家) ◎コセリバオウレン(むらの架橋手前) ・カンツバキ(おまつり広場) ・スギ:雄花(上総の農家の外) ・ウバメガシ(安房の農家の外) ・ニシキギ(安房の農家) ・ヒョウタン(下総の農家) ・トウガン(下総の農家) ・シュンラン:果実(下総の農家) ・ウグイスカグラ(下総の農家) ・フデリンドウ(下総の農家前)


●自然観察会のお知らせ

自然ガイドボランティアによる「自然観察会」を毎月1回開催しています。今月は下記により開催しますので、興味のある方は是非御参加ください。

○日時:2月12日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所:総屋前 ※開始5分前までのお集まりください。

○今月のテーマ:「サカキの種類」

○参加費:無料(むらの入場券必要)



2023年2月5日日曜日

上総、安房の農家で「小正月飾り」を行いました。

 

 2月4、5日に上総・安房の農家で小正月飾りを展示しました。2月4日は旧暦で小正月に当たります。

 小正月の日に餅をついて、木に餅を飾り付けます。飾り付けた沢山の餅のように、沢山の収穫物があるようにという願いを込められて作られてきました。

 小正月飾りは地域によって名称が異なり、上総地域では「木綿花」等と呼び、安房地域では「綿団子」等と言われております。また、今年は行いませんでしたが、下総地域では「成り木餅」と言われております。(モ)


       

        上総の農家「小正月飾り」



 安房の農家「小正月飾り」

2023年2月2日木曜日

むらの花だより

 房総のむら自然ガイドボランティアさんからの花情報です。(風)

●観察日 令和5年1月27日(金)

●観察者のコメント

・ソシンロウバイは満開を少し過ぎた状態です。

・ナンテンやマンリョウなどの赤い実が、鳥が食べてしまったのか全部無くなりました。

・コセリバオウレンは咲き続けています。

・センダンの実が落ちています。


●観察された植物と場所(◎:見頃の花)

・稲藁のボッチ(上総の農家前) ・ナバナ(上総の農家の畑) ・ジンチョウゲ:ツボミ(上総の農家) ◎ソシンロウバイ(上総の農家) ・ナンテン(上総の農家) ・ウメ:白梅(上総の農家) ・ツワブキ:種(上総の農家) ・ユズリハ:芽(上総の農家) ・ヒメユズリハ:芽(上総の農家) ◎コセリバオウレン(上総の農家) ・トウネズミモチ:実(むらの架橋下) ・センニンソウ:種(上総の農家の田んぼ) ・ウメ:紅梅(武家屋敷) ・ボタン:新芽(武家屋敷) センダン:実(呉服の店裏) ・ジンチョウゲ(呉服の店角)


●自然観察会のお知らせ

自然ガイドボランティアによる「自然観察会」を毎月1回開催しています。今月は下記により開催しますので、興味のある方は是非御参加ください。

○日時:2月12日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所:総屋前 ※開始5分前までにお集まりください。

○今月のテーマ:「サカキの種類」

○参加費:無料(むらの入場券必要)