2013年5月31日金曜日

台湾の高校生の体験

平日の房総のむらは、学校の遠足での利用が多くなります。そのために、学校向けの団体体験のプログラムを多く用意しています。今年は台湾の高校生の修学旅行が増えており、今日は見学だけでなく、団体体験のプログラムの中から「飾り結び」を体験していただきました。通訳を交えながらの体験指導でしたが、さすが高校生。二個目では、手早く体験を終了し、色とりどりの菊結びが完成しました。(す)

2013年5月28日火曜日

第1回 里山観察会 その2

茶の木と『いきもの歳時記』
 5月25日(土)に行われた里山観察会に参加しました。すでに25日のブログで紹介されていますが、千葉県立中央博物館で28万点をこえる植物標本を管理する天野誠研究員の知識の豊かさには驚くばかりで、植物の名前だけでなく、約20人の参加者からは、見分け方や利用方法について様々な質問が寄せられました。話がやや専門的になると、担当のF氏からの遠慮のない質問やツッコミが入り、そのやりとりも楽しい時間でした。

 参加者の中には、むらの自然ガイドの皆さんが熱心にメモを取る姿も見られました。今回学んだことはボランティアによる自然観察会などで、披露してくれることでしょう。

 体験博物館としてのイメージが強い房総のむらですが、色々な目的を持ったお客様が来館されます。房総のむらの広大な敷地には雑木林が広がっていて、自然を愛する人々からは、「今、○○の花は咲いているか?」等の問い合わせも多く寄せられます。新緑のこの季節には、立派なカメラを携えたカメラ愛好家のグループをみることも多く、敷地内を巡回していると声をかけられることもあります。その都度、自分の知識のなさを反省するのですが、里山観察会に参加したことで、少しはお得情報を提供できるかもしれません。

 今回の観察会は「自然と人間との関わり」に焦点を当てたものでしたが、改めて思うことは昔の人の知恵と工夫のすばらしさ。「ソメイヨシノは緻密で浮世絵の版木に使われていた」とか、「ケヤキは匂いがないため臼に使われた」とか、身近にある植物の特徴をよく知った上で、素材を最大限に生かしていたことが想像できます。

 今回私は、昨年度房総のむらが発行した『いきもの歳時記』を片手に観察会に参加しました。房総のむらで見られる動植物が季節ごとにまとめられたハンドブックです。これからは、このハンドブックにメモをして、自分だけの図鑑を作る予定です。『いきもの歳時記』(カラー110ページ)は500円!当館の総屋売店と風土記の丘資料館受付で販売中です。(A)

2013年5月25日土曜日

房総のむらの花だより

資料館脇、上総の農家の田んぼ道、上総の畑脇などの植物の開花のおしらせです。
●資料館下のイボタノキの花が満開です。
●武家屋敷の塀の外側にキキョウソウがきれいです。
●ホオズキの花が咲いています。
●チチコグサやウラジロチチコグサの花が咲いています
(今日の里山観察会で同定して頂きました)。
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◎以上は,むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と観察記録です。5月24日(金)の観察記録にもとづいています。

第1回 里山観察会


県立中央博物館の天野誠先生による第1回里山観察会「春の植物」を実施しました.植物の名前の紹介にとどまらず,日頃,見落としがちなもの(コナラの雌花など),植物がどんなふうに人の暮らしに役に立っているか(柿渋の利用法,染料として利用できる植物様々など),植物が様々な動物と密接に関係しながら生きている様子(花粉の出し方,花の色,果実の色,匂い,など),植物の性転換(マムシグサ)など,信じられないくらい豊富な話題を,今回も堪能した贅沢な観察会でした.
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◎今年あと3回,里山観察会を,予定しております.ふるってご参加ください.

田植えが終わりました。

上総の農家の田んぼでは今日、田植えの体験に3組の家族が参加しました。
横一列になって、しるしの付いた糸に沿って稲を植えていきます。みんな、初めて入る田んぼにドキドキ、こわごわでしたが、すぐに慣れて順調に植えられるようになり、1時間ほどで終了しました。
田植えが終わったあと、上総の農家土間の「荒神様」に苗とぼたもちを供えて、順調に育ち、豊作を祈る行事、「さなぶり」をおこないました。
稲刈り(9月28日)が楽しみですね!!

2013年5月21日火曜日

シオヤトンボ

 房総のむらのおまつり広場の一角、茶店のすぐそばに、シオヤトンボがのんびりとひなたぼっこをしていました。
 オスは塩を吹いたように白い粉で覆われる時期があるため、「塩屋トンボ」の名があります。房総のむらに来ていたのは黄色っぽいメスのようです。シオカラトンボによく似ていますが、少し小型で、腹部がずんぐりしており、羽の付け根が橙色をしているため、見分けられます。4月~7月頃までみられる春のトンボです。 (み)

2013年5月19日日曜日

第2回 ボランティアによる自然観察会


午後から,毎月恒例の「ボランティアによる自然観察会」を実施しました.本日のゲストは,2家族7名.ボランティアを含め総勢14名で晴れた房総のむらをあるき,初夏の自然を満喫しました.
●上総の農家ではトクサ,ロウバイの実,サギゴケ,ムシトリナデシコ,ホウノキの花
●タツナミソウ,フタリシズカ,コメツブツメクサ,カキツバタの花
●ザリガニ・オタマジャクシ,栗の木の虫こぶと花芽
●マツぼっくりの観察(今年のもの、去年のものの比較)など
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◎次回は,6月16日(日)13時30分からです.ふるってご参加ください.

平成25年度 第1回考古学講座「岩屋古墳の発掘調査から」を開催しました


今年度の考古学講座が始まりました。第1回目は第2年目に入った岩屋古墳発掘調査の成果発表でした。調査では、岩屋古墳を取り巻く2重の空掘りに試掘溝を入れてました。金ぴか物は出ませんでしたが、大変なことが分かりました。正確な測量をした結果、日本一の大きさの方墳となったのです。今までは、日本最大級と少々控えめに語っていたのですが、本当に日本最大の方墳に認定されたのです。印旛郡市文化財センターの仲村講師の話ぶりはやや早口でも、説得力のある誠実さを伺わせるものでした。77日には七夕にちなんだ、「北斗七星の形に並んだ古墳」について第2回考古学講座が行われます。こうご期待  (ori)

2013年5月18日土曜日

水稲苗順調に生育中!まもなく田植えです。

房総のむらの南側の水田(上総の農家下側)は、今週から田植えが始まりました。
北側の水田では4月27日に蒔いた種が順調に生育しています。糯米はマンゲツモチ、粳米はコシヒカリの他、幕末から昭和初期に作られていた上総こぼれ、愛国、関取、旭、白玉などの品種ですが、今年は千葉県立中央博物館大利根分館の協力を得て、少し種類を増やすことにしています。北側水田約2反5畝(約2,500㎡)では21日から田植えを始め、最終は東京都荒川区立峡田小学校5年生が田植え体験を行う6月11日の予定です。(フ)

2013年5月17日金曜日

房総のむらの花だより


上総の田から武家屋敷裏周辺の植物の開花のおしらせです。

●エゴノキの花が見頃です。
●ヒツジグサの仲間(栽培種,通称スイレン)が咲いています。
●イボタノキがやっと開花しました。
●ウグイスカグラに実がつきました。
●ツボミオオバコ(帰化植物)が増えてきました。
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◎以上は,むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と観察記録です。5月17日(金)の観察記録にもとづいています。


2013年5月14日火曜日

ミュージアムショップ模様替え


 目には青葉の初夏を迎え、ちまたでは衣替えの季節となりました。
 当館では、ミュージアムショップの模様替えを行い店内がほんの少し明るくなりました。これまですだれやカーテンで目隠しをしていた窓枠に直接障子紙を貼り、柔らかな光線が店内を満たしています。
 また、房総のむらマスコットキャラクターぼうじろーをプリントしたパネルをレジスターの前に立て明るい雰囲気を演出しました。
ご来店をお待ちしています。(T)

2013年5月11日土曜日

野鍛冶技術を体験!草取り鎌!

 今日は、鍛冶屋にて草取り鎌の体験がありました。講師は酒々井町の稲坂徳太郎氏です。
 午前の部は、これから庭仕事を始めようとしている方で、自分で鎌を作りたかったそうです。午後の部は、農業を営む母親のために作りたいという方でした。
 2人ともとても熱心に取り組んでいて、小さな目釘やカツラなどに悪戦苦闘しながらも、何とか形になった後、稲坂氏が手直しをして一丁の鎌に仕上がりました。大変満足そうに帰って行かれました。けがもなく良かったです。(ko)

写真は、稲坂氏が柄に目釘を入れて仕上げる場面です。

房総のむらの花だより


●カマツカの花が咲きだしました。
●カキツバタの花が見頃です。
●ハハコグサがあちこちで見られます(12日は母の日ですね)。
●タツナミソウが一株だけ咲いていました。
●タガネソウ(千葉県レッドデータリストでは「一般保護」になっている貴重な植物)の花が沢山みられました。
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◎以上は,むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と観察記録です。5月10日(金)の観察記録にもとづいています。

2013年5月9日木曜日

安房の農家・普段の食事



みなさんは普段、どのような食事をなさっていますか?
房総のむら  安房の農家では、明日まで「普段の食事」を展示しています。

こちらは、今から約100年ほど前に安房郡三芳村増間地区の農家が普段食べていたとされる「シル・メシ・コウコ」を基本とした食事の展示です。



写真は米に穀類を混ぜたごはん・野菜の味噌汁・筍の煮物とたくあんです。

100年前と現在の食事を比べてみてはいかがでしょうか?(ha)

2013年5月4日土曜日

房総のむらの花だより

房総のむらは春のまつりでたくさんの方々で賑わっていますが,初夏の花もまっさかりです.
●サワフタギの花が満開です。
●ギンランとササバギンランが開花しはじめました。
 ※見分け方
・ギンラン:花が葉より上に付く
・ササバギンラン:花は、葉の頂点より下に付く。葉は細長い。
●そのほかには
○ ノアザミ ・・・・・・ 資料館から武家屋敷へ行く道ぞい
○ ウマノアシガタ ・・・ 上総の農家そばの竹林
○ ナルコユリ ・・・・・・ 炭焼き小屋近く
○ ホウチャクソウ ・・・・ 資料館への道
○ キンラン ・・・・・・・ 各所で沢山
○ マツバウンラン ・・・・ 武家屋敷外周
○ ツクバキンモンソウ ・・ 上総の林
○ カラスビシャク ・・・・ 炭焼き小屋近く
●カキツバタのつぼみがふくらんできました。
●ヤセウツボが資料館連絡通路土手に1本みられます。
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◎以上は,むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と観察記録です。5月3日(金)の観察記録にもとづいています。 

春のまつり2日目!!

春のまつりの2日目も幸い天気に恵まれ、たくさんのお客様にご来館いただきました。今日は、春のまつりの目玉の一つである県指定無形民俗文化財「鳥見神社の獅子舞」が開催されました。町並みからお囃子とともに練り歩き、お客様とともにお祭り広場に向かい、舞台前での上演となりました。鯉のぼりと獅子舞が絶妙のマッチです。明日も猿回しをはじめとする様々なイベントや子どもの日にちなんだ甲冑試着などの体験が行われます。皆様、ぜひお出かけください。(す)

2013年5月3日金曜日

春のまつり開催中!

本日3日から5日まで春のまつりを開催しております。明日4日は鳥見神社の獅子舞や和風アクロバット、チンドン活劇など、様々な特別イベントがあります。写真は時代衣装変身体験の様子で、子ども忍者さんなど、とても人気があります。お着替え後30分自由散策ができます。3日間実施予定ですので、いらっしゃった際は是非お着替え下さい♪新緑もとても綺麗です。お天気にも恵まれますように!(k)