2015年8月31日月曜日

畑の中心で愛をさけぶ?

 上総の農家にも、新しい仲間が増えました。かかしの「ゆたかくん」と「みのりちゃん」です。
 「あれっ?へのへのもへじのあの男性は・・・!私たち、前にもどこかで会っている・・・?」

2010年6月12日のブログ「畑の番人」
http://boso-nomura.blogspot.jp/2010/06/blog-post_12.html

2010年9月4日のブログ「人影が」
http://boso-nomura.blogspot.jp/2010/09/blog-post_04.html
 
 房総のむらに「豊かな実り」をもたらしてくれる二人に、会いにいらしてください♪(は)




2015年8月30日日曜日

夏休みの宿題は終わりましたか?

 8月も残すところあと1日。夏休みの宿題もラストスパートといったところでしょうか。
 今日、農家でひとりの男の子と出会いました。彼は小学4年生。今年の夏休みは「漢字の成り立ち」を調べているそうです。実はこの写真、ある漢字の元になった姿を表しているのですが、いったい何の漢字であるかお分かりになりますか??


 正解は・・・「男」です。 
 「男」という漢字の、「田」の部分は農地を、「力」の部分は農具の鋤(すき・写真の農具)を表しているそうです。見方によっては、彼の足もとが「男」っぽくも見えますね。(漢字の成り立ちは諸説あります。)
 明日8月31日は、月曜日ですが臨時開館いたします。宿題が終わった方も、まだ終わっていない方も、夏休み最終日をどうぞ房総のむらでお過ごしください。(は)

2015年8月29日土曜日

房総のむらの花だより


 本日の観察は、資料館を出発し、上総の田んぼ、炭焼き小屋、むらの架け橋を渡って、おまつり広場から茶屋の左側の坂を下り、水車小屋を通り、下総の農家、安房の農家を巡り、武家屋敷の裏を通って資料館へ戻りました。今回は曇りがちで、ジメジメとした湿気の多い日でした。

●資料館連絡通路近くで、ツユクサの花の構造をじっくりと観察しました。
●上総の田んぼ手前の池周辺では、ガガイモの花が相変わらず勢いを見せています。
●キツネノカミソリは、水車小屋前の道沿いや資料館入口脇の78号古墳の周りで、盛んに咲いています。
●安房の農家で、コムラサキの実が色づきましたが、ムラサキシキブの実はまだ緑色です。
●下総の農家では、コブナグサを染料に使い、黄色に染められた糸が乾されていました。
●茶屋の左側坂道の途中では、オトコエシの花が満開です。
●水車小屋前の坂道では、オケラの花がもう少しで開花しそうです。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。8月21日(金)の観察に基づいています。  (風)

2015年8月28日金曜日

似た花三種-綿・オクラ・トロロアオイ-


 
径6cm~10cm程の花で、三種ともに花弁が黄色、中央が紅いという特徴があります。

何だかわかりますか?
いずれも所謂一日花です。上段は綿の花、中段はオクラの花、下段はトロロアオイの花です。
いずれもアオイ科の一年草ですが、綿はワタ属、他2種はトロロアオイ属です。似ているはずですね。

アオイ科の植物には他に、ムクゲ、フヨウ、ハイビスカスなどがあります。

房総のむらでは、綿は所謂コットンとして下総の農家、オクラは食用として上総・下総の農家、トロロアオイは採取される粘液から、和紙作りの材料として上総農家でそれぞれ栽培しています。また、トロロアオイは町並み「紙の店」店先でも見ることができます(フ)
 

2015年8月26日水曜日

藍の生葉染

 商家町並みの裏の畑で育てている藍の葉(写真1)を、水と一緒にミキサーにかけて布で漉した汁に何度も浸けて仕上げます(写真2)。
 液の色は濃い緑色をしていますが、染まった布を広げて空気に触れさせると、鮮やかな青色に変化します。写真は空色で仕上げたストールですが、この色の他に緑色も選ぶことができます。


写真3の端にある棒状のものは、藍の葉を採った後の茎ですが、水に浸けておくと根が出て、再び葉を茂らすのだそうです。花は意外にもピンク色をしています。生命力にあふれる植物の染物は、身につけるだけで元気がもらえるような気がします。





 本日は今年最後の生葉染です。費用は空色2,300円、緑色2,500円。時間は10:00~、12:30~、14:15~の3回(各回開始10分前まで予約受付)。夏季限定の貴重な染物体験をぜひお楽しみください!(が)

2015年8月25日火曜日

田んぼに「しげちゃん」あらわる!


房総のむら周辺の水田では稲刈りが盛んに行われていますが、当館の田んぼの稲刈りは早生の品種でも9月上旬、他の品種は中・下旬頃を予定してます。

このため、実ってきたお米を鳥などから守ってもらうため、北側の水田に案山子(かかし)を設置しました。数日前からに作っていたもので、名前は「五穀豊穣組 しげちゃん」と言います。

頭にはイグサのぼっち笠を被り、髪は稲わらで三つ編みのおさげ、わらじ履きです。しばらくの間、私たちの仲間として活躍してもらうつもりですので、どうぞよろしくお願いします。(フ)

2015年8月23日日曜日

大豆の花見たことありますか?


大豆を生産している方以外ではあまり見たことないと思いますので、ご紹介します。

大豆の花は茎の辺りに咲くので、葉をかき分けないと見えません。
1cm程の可憐な花です。恐らく1本に100個程咲くものと思われますが、実はすべてにつくわけではなく、2割から3割位でしょうか?

房総のむらでは、黒大豆や緑大豆等数種類を栽培していますが、花の色には紫と白の2種類があります。
 
「安房の農家」では、10月上旬から中旬かけて「大豆(枝豆)の収穫」体験がありますので、まだ少し先ですが、ぜひお出かけ下さい。(フ)

2015年8月21日金曜日

キツネノカミソリが見頃です



早春に長さ30㎝、幅1㎝位の葉が出てきて、夏になるとその葉は枯れ、初秋に花茎が30㎝位伸びてきて茎の先にいくつかの花を咲かせます。
名前の由来は、早春の葉が剃刀に似ているところからついたそうです。

お彼岸頃に咲く彼岸花と同じ「ヒガンバナ科ヒガンバナ属の花です。







武家屋敷の裏から風土記の丘資料館に向かう雑木林の中の道の左側に沢山咲いています。
まだまだ咲きそうですので、園路からお楽しみください。(マ)

2015年8月20日木曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察は、資料館を出発し上総の田んぼ、竹林の坂、炭焼き小屋、上総の農家、むらの架け橋を渡り、おまつり広場から茶屋の左側の坂を下って、下総の田んぼ、水車小屋を通り、下総の農家、安房の畑を巡り資料館へ戻りました。
 今回は、猛暑の続く日々には珍しく、木陰ではやや涼しさを感じることができた日でした。
●古墳広場ではネコハギが、安房の農家ではメドハギが咲き始めました。
●上総の田んぼ手前の池周辺では、ガガイモの花が満開です。実の付きが悪い植物ですので、いくつ実ができるか楽しみです。
●竹林の坂では、オオカモメヅルの袋果が例年になく沢山観察できます。
●むらの架け橋近くで、アカメガシワの黒い種が弾けてきました。
●茶屋から坂を下ったあたりは、オトコエシの花が満開です。
●水車小屋の近くでは、キツネノカミソリの花が勢いを増してきました。
●安房の畑では綿の花が綺麗です。黄色い花びらは咲き進むと赤く変化していきます。
 下総の農家では、ここで採れた綿で作った綿糸でストールを織っていました。
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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。8月14日(金)の観察に基づいています。  (風)

2015年8月19日水曜日

小さい秋みーつけた

 まだまだ暑い日が続いていますが、暦の上ではもう秋。気がつけば木の葉が落ち始め、夕方になると、きれいな虫の声が聞こえてきます♪
 館内を歩いていると、あちこちで「小さな秋」を見つけることができます。本日見つけた秋はこちら。(写真:栗)
 房総のむらの中には、他にもたくさんの「秋」が隠れています。さて、皆さんはいったいどんな「秋」に出会うでしょうか・・・?(は)
(注意:敷地内で、栗などの植物を採取することはできません。)

 
 

2015年8月15日土曜日

コマ・ベーゴマ指南-台湾からのお客様-


下総の農家では子どものあそびの一つとして「コマ・ベーゴマ指南」という演目があります。

コマ・ベーゴマはいつでも用意してあるのですが、演目として行う時はコマが廻せるようボランティアの方に指導をお願いしています。
今日もボランティア2人と毎回千葉からお出でになる●●さんの計3人が大勢の方を相手に教えていただきました。

そんな中、台湾からお出での4人家族に無理矢理(笑い)コマ・ベーゴマに挑戦してもらいました。片言の英語と日本語、身振り、手振りで教え、10分もするとコマもベーゴマも上手に廻せるようになりました。

日本での思い出の一つになれば幸いです。(フ)

イネの生長

6月2日に荒川区立峡田小学校5年生が植えたイネが順調に生育しています。


1株として2~3本植えた苗が12~18本に分げつし、1週間ほど前に穂が出ました。稲刈りは1か月位先になりますが、きっと美味しいお米が取れると思います。

 
 
 

下の写真は、愛国(あいこく)というお米の品種です。赤みがかった長めのノゲが両脇の紫稲の葉と対照的できれいです。(フ)

2015年8月13日木曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、炭焼き小屋、上総の農家、そしてむらの架け橋を渡っておまつり広場まで行き、武家屋敷、堀割広場を経由して資料館へ戻りました。今回もとても暑い日でした。
●上総の田んぼ手前の池周辺で、ガガイモの花がようやく咲き出しました。まだツボミが沢山あるのでしばらくは花の観察ができそうです。
●キツネノマゴの花が沢山目に付くようになりました。
●上総の田んぼに面した山林では、ツリガネニンジンやワレモコウの花が咲き始めました。
●竹林の坂では、キッコウハグマを新しい場所でも観察することができました。また、シラヤマギクのツボミが見られるようになりました。
 さらに、オオカモメヅルには袋果が観察できます。5センチメートルほどの長さの袋果が茎に対に2つ出来ています。(コバノカモメヅルには1つしか付きません)
●堀割広場横の林では、クサギの花が咲いています。さらに隣のヤマウコギの葉柄には虫こぶ(ウコギハグキツトフシ)が沢山付いています。
●戻る途中の資料館そばで、ヘクソカヅラに実が出来ていました。熟すると艶のある綺麗な茶色になりますが、まだ青い実でも大変艶やかでした。
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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。8月7日(金)の観察に基づいています。  (風)

2015年8月9日日曜日

むらの縁日・夕涼み2日目スタート!


一昨日までの猛暑は過ぎ、今日はいまのところ曇っていますが、暑くなりそうです。

むらの縁日・夕涼み2日目の今日も開館前に浴衣を着た方など50人ほどのお客様がいらっしゃいました(朝早くから並んでいただいたお客様、ありがとうございます)。

今日も、日中に「シャボン玉ショー」「舟遊び」、夕方から「大人向け怪談話」「星空映画会」、最後に当館職員による「打ち上げ花火」を、さらに、「風鈴の絵付け」「手摺りのうちわ作り」「射的遊び」「金魚すくい」「ヨーヨー釣り」等定番の催し物も多数用意しています。

夜8時まで開館しておりますので、是非お出かけください。(フ)

2015年8月2日日曜日

暑い日を少しでも涼しくするために…

暑い日が続いていますが、むらでは涼しくなる工夫をあちこちに施しています。お菓子の店では冷たいラムネを提供するため、桶の中に水を張り、ペットボトルの中で凍らせた氷を入れて冷えるようにしているそうです。スタッフさんのにこやかな顔でおいしさ倍増です。他にも涼しげな音が鳴る風鈴を飾ったりもしています。たくさん涼しさを感じる「しかけ」をしていますので、来館の際はチェックしてみてくださいね!(が)



 

2015年8月1日土曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察は、資料館を出発し、上総の田んぼ、炭焼き小屋、上総の農家からむらの架け橋を渡り、おまつり広場、安房・下総の農家、水車小屋、下総の田んぼを巡り、堀割広場を経由して資料館へ戻りました。今回も非常に蒸し暑い日でした。
●上総の田んぼ手前の池周辺では、ガガイモのツボミがようやく咲きそうな気配となってきました。
●上総の田んぼの周りでは、キツネノマゴの花が咲き始めました。また、オオイヌノフグリの花はまだ咲いていて、果実も見られます。
●茶屋の左側の坂を下りたあたりで、オトコエシの花が咲き始めていました。
●安房の農家の畑奥にある、若いクサギに花が咲き始めていました。
●安房の農家の畑では、ウリクサの小さな花が咲いています。
●水車小屋前では、除草された跡地にキツネノカミソリが咲き始めています。また、安房・下総の農家から下りてくる坂道で、オケラの株をさらに数本見つけることができました。
●堀割広場の近くで、タブノキの果実が観察できました。冬芽と同様に大変綺麗です。
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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。7月31日(金)の観察に基づいています。  (風)