2016年11月25日金曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、炭焼き小屋、上総の農家、武家屋敷を巡って、資料館へ戻りました。

●資料館脇のセンブリの花は、気温が低いため閉じていました。
●復元竪穴住居のそばのサネカズラの果実が赤く熟しました。
●秋に落葉するツタ(夏蔦)が色づきました。
●イボタノキの果実が青く熟しました。
●オオカモメヅルの果実はまだ割れず、中の綿毛の付いた種子が見られるのは、いましばらく先のようです。
●クロヤツシロランの種子は、もう飛び出してしまったものがいくつもありました。
●今回は秋の樹木の観察し、撮影をしました。
 ウワミズザクラの葉が色づいています。桜の中では遅い時期に葉を落とします。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。11月18日(金)の観察に基づいています。 (風)

2016年11月17日木曜日

写生コンクールの表彰式

先日、第38回写生コンクールの表彰式が行われました。
今年は審査員の先生方のたってのご要望で、風土記の丘資料館の展示会場で行われました。

入賞・入選作品が展示されている中での表彰式ということもあり、受賞者と審査員の先生との会話形式の表彰式となりました。

「この作品はどんなお気持ちを込めて描きましたか?」
「どこに力を注ぎましたか?」

それを伺った後、先生が講評をしてくださいました。
一人ひとりの講評をしていただけたので、ご出席いただいた方から「とても勉強になった」という感想を聞くことができました。

第39回を迎えることが出来ることを願って、皆さんも四季折々の「房総のむら」の景色を描きに来てください。
お待ちしています。(マ)




2016年11月12日土曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、炭焼き小屋、上総の農家からおまつり広場まで足を伸ばし、武家屋敷を巡って、資料館へ戻りました。

●資料館脇のセンブリの花が最盛期を迎えています。
●資料館の小道で観察できたムベと思われたものは、ミツバアケビでした。果実が割れていました。
●上総の田んぼで、雌雄異株のハマヒサカキのそれぞれの木で、雌花・果実・雄花を観察することが出来ました。また、この木に絡みついたクズ、アマチャヅル、ヤマノイモ、ヒメドコロなどの果実も観察できました。
●むらの架け橋手前のコセリバオウレンの花壇近くで、ホウチャクソウの果実が実っていました。
●おまつり広場では、ジュウガツザクラが見頃を迎えています。
●資料館ゲートを過ぎた林中の園路で観察できたクロヤツシロランの花柄には、花が終わった後に種子を飛ばすため、伸びて割れ目ができ、種子が見え始めています。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。11月4日(金)の観察に基づいています。  (風)

思いがけない参加者-「緑の里親-どんぐりの木を育てよう-」2回目―


今日は、緑の里親2回目の日で、春に持ち帰ったどんぐりの木を植樹することになっていました。
1回目の4月は残念ながら一般の体験者はいなかったため、当日職員が鉢植えにしたコナラを近くに植える予定でいたのですが、9時半からの下総の農家機織り小屋で「綿の種取」体験にお見えになった柏市在住の森川さんご一家5人に参加していただきました。 
その方に聞いてみると、「緑の里親」に予約したかったけど、2回参加が確定できなかったため断念したとのことでした。

春に芽生えたコナラは現在40cm程ですが、3年程経過すると2mを超えるほどに生長します(陽当たりにもよりますが)。
今日参加の琢磨君(11歳)、知紗ちゃん(8歳)、理紗ちゃん(4歳)達の記念樹になるものと思います。ご両親も「房総のむらへ来る楽しみが一つ増えました」と仰っていました。(フ)

2016年11月8日火曜日

江戸菊が見頃です。



江戸菊の展示を10月29日よりはじめました。
展示している菊は江戸で品種改良された江戸菊といわれるもので、花が咲き始めてから変化していくものだそうです。
この菊は千葉市に住む嶋田清司氏が手がけたものです。嶋田さんによれば、今年は雨が多かったことから、開花が遅れているため、花を長く楽しめるそうです。
写真をご覧いただければわかるように約1週間でここまで開花しました。匂いも日々増しています。今週の天気は金曜日を除いて晴れの予報となっています。ぜひご来館ください。(I)
展示初日
11月8日時点





2016年11月5日土曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、炭焼き小屋、上総の農家から、堀割を経由して、資料館へ戻りました。

●資料館脇でセンブリの花が沢山咲いています。
●シロヨメナの花は、株がまとまって咲きます。むらの各所で見ることができます。
●上総の田んぼ手前の池のススキと堀割の岸のオギを見比べてみました。
●上総の田んぼでは、稲刈り後に見られるいろいろな草にそれぞれ花が咲いています。花期の長いアゼムシロの花もまだ咲いていました。
●竹林の坂では、孟宗竹にツタウルシが絡んでいます。ウルシ科の植物(木本)でかぶれることがあるので要注意です。
●町並みから資料館ゲートを過ぎた林の中で、クロヤツシロランと思われる果実が実っていました。まだ高さが10cm位ですが、30cm位まで延びてきたら、種子を飛ばし始めます。しかし、この場所で、今までこの花を観察できたことがないので、良く似たアキザキヤツシロランの可能性もあります。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。10月28日(金)の観察に基づいています。   (風)

「ミニ炭俵作り」を開催します

 現在、房総のむら・風土記の丘資料館では、平成28年度企画展「炭と暮らす」を開催しています。
 明日(11月6日)は、企画展関連イベント「ミニ炭俵作り」を行います!炭俵を編む道具である「俵編み機」のミニチュア版を使い、稲ワラで小さな炭俵を編んでいきます。最後は、炭を包んでお持ち帰りいただけます。
 写真は、先月実施した際の様子です。小学生の女の子が、お母さんと一緒に上手に炭俵を作っていました。皆様も、玄関の消臭剤などにいかがでしょうか。
 明日は、10:30~、11:30~、13:30~の計3回実施します。各回の定員は6名です。定員になり次第受付を終了しますので、体験をご希望の方は、お早目に、風土記の丘資料館へ足をお運びください。体験は無料です。皆様のご参加をお待ちしています!

 企画展の内容については、後日ゆっくりとご案内いたします。(は)

2016年11月1日火曜日

「ふるさとまつり」の準備ほぼ完了


11月3日は房総のむらの慣例行事「ふるさとまつり」が催されます。

今日の準備作業は、午前中は雨模様であったため、急遽午後からに変更し、農村歌舞伎舞台からの恒例の「餅まき」に合わせた紅白幕の設置、音響テスト、テントの設営など、ほぼ滞りなく終了しました。

当日は「大道芸-さぼん玉売り・和風曲芸-」「浮世絵の摺り」「ラシャ切り鋏作り」「べっこう細工」「ざる・かご作り」などの実演のほか、かざぐるま作り、サツマイモの収穫、縄文ハンターなどの体験、さらに伝統工芸品や食べ物の販売もありますし、入館料も無料となりますので是非お出かけください。(フ)


↓ 「ふるさとまつり」の詳しい内容(当日チラシ)はこちらをご覧ください。
臨時駐車場を増やし、皆様のご来館をお待ちしております。
http://www.chiba-muse.or.jp/MURA/event/2016.furusatomatsuri.html

 

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、炭焼き小屋、上総の農家から、堀割広場を経由して、資料館へ戻りました。

●今、アケビやムベのような大きな果実や他の小さな果実など沢山の果実が実っていますが、ムラサキシキブの果実は今年は少ないようです。
●センボンヤリの閉鎖花に綿毛が現れました。
●センブリがようやく開花しました。花びらの4枚のものが見られます。センブリは2年草で、発芽した年は開花しません。そばには1年目の葉も見られ、来年の開花が楽しみです。
●上総の農家の生垣の外の花壇に、ハナカタバミ(オキザリス・ボーウィー)が咲いています。江戸時代に観賞用として海を渡って来ました。
●ヒガンバナに、花の後に葉が出てきました。来年の花のために秋から春まで栄養を蓄え続けます。
●今年はスズメウリの花が沢山咲き、果実も沢山見ることが出来ます。熟すと緑色から白色になります。
●関西地方に多い赤いゲンノショウコの花が堀割の岸に沢山咲いています。種子を飛ばした後の「神輿の飾り」に似た姿も見せています。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。10月21日(金)の観察に基づいています。  (風)