2012年6月29日金曜日

紅花が咲き出しました

北側の畑で紅花が黄色い花をつけはじめました。紅花は「末摘花(すえつむはな)」とか「紅藍(べにあい)」などいくつかの名前で呼ばれていました。原産地は遠くエジプトだそうです。紅花の産地としては山形県最上地方が有名ですが、室町時代の豪族が千葉県から逃れた先が山形であり、その際に持ち込んだと言われています。
上の写真には3個の花が見られますが、右下の花は3㎝ほどの球体の先端に咲き始めた黄色の花が、左側は少し大きく開いた状態、右上はほぼ満開の状態です。ここまでは、花の色が黄色ですが、もう少し経過すると黄色が紅色に変わっていきます。
ちなみに、下の写真は球体を半裁したものです。


2012年6月24日日曜日

毒唐笠茸というキノコが発生!


ドクカラカサタケ
(毒唐笠茸,ハラタケ科)
Chlorophyllum neomastoideum (Hongo) Vellinga

 梅雨前線や台風で沢山の雨がふり,気温が次第にあがってくるとキノコの季節の到来です.房総のむらの西口のちかく,草刈りしたあとにドクカラカサタケが発生していました.











 写真のものはまだ傘が開いていない幼菌です.1)傘の上には膜質の大きな鱗片(外被膜)がある,2)切断したり傷をつけたりするとクリーム色の肉が赤変する,という特徴があります.森の中というよりは,房総のむらの敷地のような草地によく発生し,ときに大きな半円を描くように発生します.
 本種は,嘔吐・下痢など胃腸系の中毒をひきおこす毒キノコとしてしられています(毒成分は不明).野生のキノコにはむやみに手をださない注意も必要ですね.

2012年6月23日土曜日

岩屋古墳の発掘調査現地説明会が開催されました


 房総のむらの隣に位置する国指定史跡「岩屋古墳」(龍角寺105号墳).今回の発掘調査により,方墳としては正式に「日本最大」となった岩屋古墳の現地説明会が開催されました.午後1時からの説明会に約400人の参加者が並びました.






 新たに掘られた3本のトレンチにより2重の周溝が発見され,外側の周溝を含めた古墳の大きさが正式に測定されたことなど,栄町教育委員会や印旛郡市文化財センターによる説明があり,参加者は,規格外ともいえる大きな規模の古墳をつくった,栄町の古墳時代の繁栄におもいをはせていました.

2012年6月10日日曜日

白丁花の垣根の中から顔をだしたのは!

白丁花の垣根の中からヌーっと顔を出したのは、長さ約1メートルのアオダイショウです。下総の農家から安房の農家へ向かう園路を歩いていて見つけました。今日は昨日と異なり、好天でしたので、何かエサでも探しに出てきたのでしょうか?しばらくは白丁花の垣根のなかを進んでいましたが、やがて、園路を横断して山の中へ姿を消しました。(フ)

2012年6月3日日曜日

和紙原料作りを始めました。

商家の紙の店では、体験に使う和紙の材料を手作りしています。和紙の原料になる、楮(こうぞ)と、和紙を作る際に必要になる粘りのもと、トロロアオイを栽培しており、今週は、楮の剪定(せんてい)とトロロアオイの種まきをしました。昨年度までは、2月に収穫した楮を蒸した後、皮をむく工程を「和紙原料作り」の実演として入館者にご覧頂いていましたが、今年からは、種まきや剪定、草取りまでを演目としてとらえ、ボランティアの方々にも参加してもらって作業を行いました。
その初回になる5月31日は、2名のボランティアの参加があり、朝から3時くらいまでかけて畑の草取り、トロロアオイの種まき、楮の剪定をしました。曇り空で暑くもなく、雨も降らなかったため、作業は思ったより早く終わりました。これから10月まで毎月一日だけ、「和紙原料作り」の作業が入る予定です。ボランティアのみなさん、作業お疲れ様でした。(す)