2015年4月30日木曜日

おうちで簡単?手もみ茶

 先日ご紹介した「茶摘み」の体験時に、「摘んだお茶はどうしたら良いのでしょうか?」とのご質問を多数いただきましたので・・・ホットプレートを使って手もみ茶を作ってみました♪
摘んだ茶葉を
①電子レンジや蒸し器を使って蒸す
②冷ます
③ホットプレート(フライパン)の上にクッキングシートを敷いて、弱火で炒る
④水分がとんだら、茶葉を両手で挟み拝むようにもむ→水分が出てきたらまた炒る→繰り返す
⑤だんだん力を加えていき、水分が出なくなったらクッキングシートの上で乾燥させる。
 完成にはなんと2時間も掛かりましたが、美味しい手もみ茶が出来上がりました!次の「茶摘み」体験日は5月2日(土)です。皆様も「おうちで簡単?手もみ茶」に挑戦してみてはいかがでしょうか。(は)

春のまつり準備完了!

 本日は、5月3日(日・祝)から開催する「春のまつり」の準備を行いました。
なかでも、おまつり広場に設置した高さ約10メートルの「武者絵のぼり」は、風にそよぐ30匹の鯉のぼりと相まって圧巻です!
房総のむらマスコットキャラクターのぼうじろーも毎年楽しみにしています。

写真は、館内職員が武者絵のぼりを設置している風景をバックにぼうじろーが自分撮り風でパチリ!

「武者絵のぼり」と「鯉のぼり」の展示はこの時期限定です。
特に、「武者絵のぼり」は5月6日(水)までの展示となっていますので、春のまつりと合わせて、この機会に是非ご覧ください。
※「春のまつり」は5月3日(日・祝)~5月5日(火・祝)です。6日(水・振)は通常開館致します。

春のまつりの詳しい内容は、房総のむらホームページをご覧いただくか、お電話にてお問い合わせください♪(ha)
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房総のむら「春のまつり」
会期:平成27年5月3日(日・祝)、4日(月・祝)、5日(火・祝)
    9時~16時30分

房総のむらの花だより

 本日の観察は、資料館から上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家を巡るいつものコースです。今年の4月の天気には珍しく、初夏を思わせるような気候となりました。
●資料館連絡通路の両側に植えられたオオムラサキツツジが咲き始めました。また、春のアザミであるノアザミも咲き始めています。その他にも午後に花を閉じてしまうコウゾリナやブタナの黄色い花が沢山見られます。
●上総の田んぼ脇の農道では、レンゲソウの間にノミノフスマが、水路脇にはノミノツヅリが咲いています。この2つの野草の名前の由来は『“ノミ”は小さいこと。“フスマ”は上に掛ける寝具のこと。“ツヅリ”は粗末な衣服のこと。』と言う意味から来てるそうです。花から受けるイメージと大きく懸け離れています。
●ヤマユリの背丈が伸びてきました。
●キンランがむらのあちらこちらで咲いています。黄色い可愛らしい花が風に揺れています。
●ゼンマイの草丈が伸びてきました。ゼンマイには2種類の色違いの葉があります。青い葉は“栄養葉”で、光合成により栄養を作り出しています。茶色い葉は“胞子葉”で、胞子を作って飛ばし子孫を残しています。
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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。4月24日(金)の観察に基づいています。  (風)

2015年4月26日日曜日

むらのレンゲ草

上総の農家の田んぼの一角にたくさんのレンゲ草が咲いています。

ゴールデンウィークが終わると田植えの準備に入りますので、あと二週間弱で見られなくなると思います。
昔はあちこちで見られたレンゲ草、懐かしく思われる方や初めて見る方も多いのではないでしょうか?

5月3日~5日には「春のまつり」も開催されますので、お時間のある方は足を運んでみてください。(マ)


2015年4月25日土曜日

茶摘み

 本日、上総の農家で「茶摘み」体験を行いました。
 茶摘みと言えば「八十八夜」を連想しますが、八十八夜とは立春から数えて88日目の日を指し、今年は5月2日がそれに当たります。「八十八夜の別れ霜」とも言われ、この日以降はあまり晩霜が起こらないことから、昔は農業開始日の基準とされました。

 茶摘みは「一芯二葉」がポイントで、先端の細い葉と、両端の柔らかい2枚の葉を丁寧に摘み取っていきます。体験では100g持ち帰ることができますが、摘んでも摘んでも、なかなか100gに達しません・・・。頑張って摘んだ茶葉は、天ぷらなどにしてお召し上がりいただけます♪

 次の茶摘み体験は、4月29日(水祝)と、八十八夜の5月2日(土)に行います。(は)
 




2015年4月24日金曜日

高~く泳ぐや~♪

本日、おまつり広場に30匹の鯉のぼりが泳ぎ始めました。
房総のむらでは5月3~5日に春のまつりを開催します。
おまつりでは大道芸などの特別イベントのほか、おまつりでしか体験できない演目も多数用意しております。
ぜひご来館ください。(I)

春のまつりの詳細はこちらをご覧ください。
http://www.chiba-muse.or.jp/MURA/event/20150503harunomaturi.html


芋床の芽、堀割の花

 農家の畑にある「芋床(いもどこ)」から、かわいいサツマイモの芽が出てきました♪
 芋床とは芋の苗を作るための保温装置で、わらで作った囲いの中に、わらや落ち葉、糠、腐葉土などを敷きこみ、発酵の際に生じる熱を利用して、中に入れた種芋の発芽を促すものです。
 サツマイモ苗を畑に植える 5月中~下旬頃には、床からあふれるほどの芋苗に成長していることでしょう・・・。楽しみです。


 
 また、堀割の対岸には、みどりのボランティア(館内の植栽剪定ボランティア)の皆さんに植え替えて頂いた「さくら草」が可憐に咲いています。
 現在商家の町並みでさくら草の展示を行っていますが、ご来館の際には、堀割まで足をお運び頂き、対岸のさくら草にも注目してみてください。(は)

2015年4月22日水曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察は、資料館から上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家を巡っている最中に、怪しげな雲が空を覆い、雷鳴が響きだしたため残念ながら途中で引き上げました。それにしても4月に入ってから天候不順な日々が続きます。
●館内のいたる所で一気に野草の花が咲き出しています。
●上総の田んぼのゲンゲ(レンゲソウ)が満開です。その隙間をぬってノミノフスマが咲いています。
●とても小さな花を咲かせる野草のキュウリグサ、ノヂシャ、タチイヌノフグリ、ムシクサを観察することができました。
●前回の観察で名前の同定が難しいスミレは、タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、ツボスミレ、アメリカスミレサイシンの4種を確認することができました。
●上総の農家の畑の側で、良く似た葉をしたセントウソウとヤブニンジンを観察することができました。
●カキドオシ、ツクバキンモンソウ、キランソウ、トキワハゼ、サギゴケ、セイヨウジュウニヒトエの花の形が良く似ています。
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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。4月17日(金)の観察に基づいています。  (風)

キンランが咲きだしました!




下総の農家周辺ではキンランが咲きだしました。(今回はカメラの撮影モードをちょっと変えて撮ってみました)。

キンランは絶滅の危険が増大している種になっていますが、房総のむらでは幸いにも多くのキンランを見ることができます。

 
茶店の藤棚ではフジの花も咲きだしています。

 
 
 
 
 
ヤマユリもかなり大きくなってきました。写真のものは高さ70cm程で、隣りのウラシマソウと競っているようです。






本日あたりから天候がようやく安定し、好天が続きそうですので、野山の散策も兼ねて是非お出かけください。(フ)

2015年4月16日木曜日

フデリンドウが咲きました

房総のむらの桜はソメイヨシノから八重桜にバトンタッチされました。
桜に関しての情報はhttps://www.chiba-muse.or.jp/MURA/sakura/H27/H27sakura-jyoho.htmlでほぼ毎日更新されていますので是非ご覧ください。

フデリンドウ
房総のむらには色々な山野草が咲きます。
その中で多くの皆さまが楽しみにされているフデリンドウが咲き始めました。
近くではクサボケも咲き、ウラシマソウも釣り糸のようなものを伸ばし咲いています。
ほかにもスミレ・キツネノボタン・ミツガシワ等など沢山の花が咲き始めました。






ウラシマソウ


何種類の花を見つけることが出来るか、今日のようなポカポカした晴れた日にむらの散策を楽しんでみてはいかがでしょうか?
(マ)

2015年4月15日水曜日

もうすぐ「ひなまつり」

 4月なのに「ひなまつり」・・・?
 そうです、来週4月21日(火)は旧暦の3月3日にあたるため、房総のむらの農家で「雛祭り」の展示を行います。
 上総の農家・安房の農家で、それぞれの地方に伝わる「ひなまつり」の様子を再現するのですが、現在私たちがよく目にする一般的な「雛飾り」とは少し様子が違います。何が違うのかは、いらしてからのお・た・の・し・み♪
 写真は、雛祭りで使う「ヨモギ」を採集している様子です。とってもいい香り~(は)
(注意:お客様による、館内での動植物の採集は禁止となっております。)
展示日:平成27年4月19日(日)・21日(火)
実施場所:房総のむら・上総の農家、安房の農家

2015年4月14日火曜日

藍建て7日目

 12日(日)の中石(なかいし)後も、藍甕のあいこさんは、快調です。
 今日は、「かさ上げ」(灰汁を加える作業)を行う予定でしたが、1月の藍建ての際、「かさ上げ」のタイミングをやや急ぎすぎたのか、その後、動きが鈍ってしまったことを反省し、今回はあいこさんとじっくり付き合うことにしました。
 pH(水素イオン指数/アルカリ性、酸性を示す値)は、順調に下がっていますので、明日の午後には、「かさ上げ」を行えそうです。

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●「藍建て」
 実演日時:4月15日(水)15:00~15:15
 ※作業状況により、時間が前後する可能性があります。
 ※予約不要、直接呉服の店にお越しください。
 写真:底にたまっている「すくも」の感触を確かめている様子。

2015年4月12日日曜日

藍建て5日目

 「あいこさん」(藍甕の名前)は順調に発酵が進み、液にとろみと消えない華(表面に浮かぶ藍色の泡)が見られるようになりました。今日は「中石」(なかいし/発酵を押さえるために、消石灰を入れる作業)という作業を行いました。
 昨日から、甕の蓋を開けると、藍特有の匂いがフワリと広がるようになりました。見学に来てくれた男の子は、鼻をつまんで「くさい、くさい」と話していましたが、経験のある職員は、「いい匂いね~」とうっとりしています。明後日火曜日あたりに、「かさ上げ」(灰汁を加える作業)を行う予定です。(A)

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●「藍建て」
実演日時:4月14日(火)15:00~15:15
※作業状況により、時間が前後する可能性があります。
※予約不要、直接呉服の店にお越しください。
写真:華をさけて、消石灰を入れます。

爺ちゃん先生と4歳の火起こし体験

4月12日(日)久しぶりの晴れ間に、火起こしが大人気。
本日、最年少の挑戦者は、総屋の下駄を履いてやってきた4歳の坊やです。
きちんと下駄を揃えて、正座して火起こしに臨みます。爺ちゃん先生も真剣なまなざし。







 
舞錐の先端から煙が上がって、いよいよ火起こしの最終段階、火口をフーフーして炎を出すところ。隣で見ていた妹も、お兄ちゃんのようにやってみたくなったようですね。
ふたりともがんばってます。











炎があがって「火起こしできたよ」。達成感満載の笑顔です。
ちなみに、新米職員の私は1勝2敗の悲惨な結果。腕だけパンパンに疲れました。(白)

2015年4月11日土曜日

房総のむらの花だより

 本日は新たな年度を迎えて最初の観察会です。資料館から上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家、武家屋敷を巡るいつものコースです。
●上総の田んぼ手前の池付近では、カキドオシが沢山咲き始めています。
●上総の田んぼでは、レンゲソウが開花しています。
●竹林の坂の周りでは、ニガイチゴやモミジイチゴ等の木苺の葉が出てきています。
●炭焼き小屋付近では、葉脈のハッキリとしたアカシデやイヌシデの綺麗な新芽が見られます。
●武家屋敷の側では、ガマズミの新芽とツボミが観察できます。
●千葉県に生息が少ないと言われているタガネソウは、房総のむらでは沢山見ることができます。
●コナラの新芽は銀色をしています。
●これからの桜は、オオヤマザクラが旧御子神家住宅近くで見頃となります。八重桜の関山、淡い黄色い花のウコンは、これから開花を迎えます。
●何種類ものスミレが最盛期を迎えていますが、名前の同定が難しいです。
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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。4月10日(金)の観察に基づいています。  (風)

2015年4月9日木曜日

藍建て2日目

  
 今日は、昨日踏み込んだ「すくも」を灰汁(あく)と一緒に甕に収める作業を行いました。当館の甕の容量は、約270リットルですが、約18キロのすくもに対し、今日は140リットルの灰汁を入れました。今後は、温度と水素イオン濃度(酸性・アルカリ性)をこまめに確認しながら、かさ上げしていきます。(A)
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●「藍建て」
実演日時:4月10日(金)~12日(日)15:00~15:15
※作業状況により、時間が前後する可能性があります。
※予約不要、直接呉服の店にお越しください。
写真:温めた灰汁を甕に注いでいる様子。

ハナモモの緋色がとても鮮やかです!





久しぶりの好天に恵まれました。でも北風でちょっぴり寒い一日でした。
農村歌舞伎舞台の裏側に咲くハナモモを歌舞伎舞台の戸板越しに見ると、ソメイヨシノの散りかけてきた白とハナモモの濃い紅が対照的で、額縁に入っている絵のような錯覚にとらわれます。特に午後からの陽ざしに映え、舞台の床板も紅く染まってみえます。
このハナモモは八重咲きで濃い鮮やかな緋色の花色から、寒緋桃という種類ではないかと思います(フ)。

2015年4月8日水曜日

藍建て1日目


「葉桜に雪」という、記録と記憶に残る景色の中、藍の仕込みを始めました。藍液の汲み出しと甕の清掃を行った後、藍の葉を原料として作られた染料である「すくも」を細かく砕き、踏み込む作業を1日かけて行いました。午後からは、藍甕を管理する他の博物館の方も来館され、熱心に見学されていました。
 明日は、艶と粘りが出たすくもを、ソフトボール大にまとめ、木灰から取った灰汁と一緒に甕に収める作業を公開します。今日から担当職員にとって緊張の2週間が続きます。(A)
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「藍建て」2日目
実演日時:4月9日(木)10:30~11:00
※作業状況により、時間が前後する可能性があります。
※予約不要、直接呉服の店にお越しください。

2015年4月5日日曜日

今年度も藍の仕込みを公開します


 房総のむらの呉服の店では、1年を通し、藍染体験を行っています。体験で使用する藍は、1年に2回、春と冬に約2週間をかけて、担当職員が仕込みを行います。
 4月8日は、藍の葉を発酵し乾燥させた「すくも」を、細かく砕き、木灰から作った灰汁で湿らせながら、約1時間踏み込む作業を行います。からっぽの藍甕を見ることができるのも、年に2回のこの仕込みの時期だけです。皆様に有意義な藍染体験をしていただけるよう、職員一同がんばります。(A)

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日  時:4月8日(水)13:30~14:30
     ※作業状況により、時間が前後する可能性があります。
        ※8日以降の公開時間については、随時ブログでお知らせします。
参  加  費:無料(だだし、入場料が必要です)
参加方法:予約不要、直接呉服の店にお越しください。
 
●過去の藍の仕込みの様子については、こちら(房総のむらブログ)をご覧ください
→http://boso-nomura.blogspot.jp/search?q=%E8%97%8D

さくらまつり2日目

 本日は、満開になった桜も震えてしまう様なあいにくのお天気となりましたが、房総のむら「さくらまつり」2日目も予定通り行います。
 花魁道中や箏の演奏をはじめ、普段なかなか見る機会の少ない演目も上演いたしますので、ぜひ足をお運びください。

※雨が降っているため、屋外の演目については演目場所の変更がありますので、ご注意ください。
【演目変更内容】
花魁道中 (商家町並み)→(総屋2階)
箏演奏   (武家屋敷)→(総屋2階)
野点    (武家屋敷)→(茶室)
ぼうじろー出演(商家町並み)→(総屋1階)
竹の花器作り(安房の農家)→(下総の農家)

2015年4月2日木曜日

大きな桜の木の下で♪ 「さくらまつり」準備

 本日は、満開の桜の樹の下で、4月4日(土)・5日(日)に行う「さくらまつり」の準備を行いました。桜の開花状況は申し分ないのですが、お天気だけが少し心配です・・・。
 まつり当日は、自然ガイドボランティアの皆さんによる「サクラいろいろガイド」で、満開の桜を楽しく観察してみてはいかがでしょうか。(は)
さくらまつりのご案内:http://www.chiba-muse.or.jp/MURA/event/20150404sakuramaturi.html
さくらの開花情報:http://www.chiba-muse.or.jp/MURA/sakura/H27/H27sakura-jyoho.html

2015年4月1日水曜日

平成27年度がスタートしました!


房総のむらでは、本日4月1日より新しく替わった館長以下17名を含め、114名体制で、平成27年度がスタートいたしました。

桜は先週末から咲きだし、ソメイヨシノは昨日あたりから八分咲きに近い状態になっていますが、あいにくの雨模様のため、訪れる人も少なく、ひっそりとしています。
今週末は恒例の「さくらまつり」です。ちょっとお天気が心配ですが、みなさまのご来館をお待ちしています。(フ)