2017年6月23日金曜日

ヤマユリ情報(6月23日)

6月23日のヤマユリの状況です。房総のむら全域にヤマユリはありますが、その中でもこのヤマユリは蕾が多いものです。


2017年6月22日木曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館から上総の田んぼ、竹林の坂、炭焼き小屋、上総の農家から武家屋敷前、堀割広場を通って資料館へ戻りました。


●ムラサキシキブの花は、今年はどこでもよく咲きそうです。

●ハンゲショウの花が白くなり始めました。地味な花をカバーするように,花が咲く時期だけ葉が白くなり、花の役目をしています。

●オカトラノオが咲き始めました。

●クリ、クヌギ、シラカシの果実(ドングリ)が出来始めました。

●春に咲いた花が果実になる時期です。ゴンズイ、ガマズミ、ヒメコウゾ、フタリシズカ、カリン、シロヤマブキ、ヤマボウシ、ヤマザクラなどが観察できました。

●サルトリイバラは樹木の一種ですが、単体では立ち上がれないため、葉柄に生じた托葉から変化した巻きヒゲで、他の植物などにつかまり伸びていきます。

●サカキの葉が枝に密生して咲いています。いい香りがしています。

●ヤマユリの開花時期が気になります。


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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。6月16日(金)の観察に基づいています。 (風)

約束どおり、安房の農家のバッチ笠


聞きなれない言葉でしょうが、「バッチ笠」。
似たような発音の言葉に「ボッチ笠」があります。
いずれも、かぶりものとしての笠ですが、前者は雨用でハチクの皮を使ったおさえ笠、後者はイグサを使った日除け用の編み笠です。安房地方では先日紹介した「ケダイ」とともに農作業時の雨具として使われていたものです。

この笠は、肩が濡れない程度の大きさで、直径50cm程を測ります。
材料のハチクはマダケ属(他にモウソウチク、マダケ、ホテイチク、クロチク)ですが、皮にはモウソウチクに見られるような黒い斑点文様がなく、薄い桃色をしています。この皮は竹が数メートルにまで伸びてから地上に落ちてきます(写真上は6月中旬撮影ですが、まだ稈から剥がれていません)

笠の骨組みに竹の皮を当て、表裏から竹ひごで皮を挟んで外側から中央に向かい木綿糸で2cm程の間隔で縫っていきます。
実はこの日行っている二人は、「針に糸を通すのが一番大変(笑!)」とのことで、下総・安房の職員で最も若いIさんに糸通しを手伝ってもらいました。

皮は幅が広く長いものが良いのですが、竹の稈に付くものですから、太い根元に近い幅広は短く、長いものは竹が細くなっている部分のため幅が狭いということになり、結局計1315枚の皮を要しました。(フ)

2017年6月21日水曜日

夏至(二十四節気)乃東枯(七十二候)旧5月27日~閏5月2日

乃東(なつくさ)が枯れる頃。「乃東」は、「夏枯草」「靫草(うつぼくさ)」のこと。房総のむらでも、あちこちに群生しています。緑の中に淡い紫色が印象的です。

「オカトラノオ」の群生も、よく見られます。太い部分を一番上にして、そこから尖った先に向かって少し反って伸びている姿が、なんとも「尾っぽ」に見えますね。

房総のむらの近くの、千葉県立成田西陵高校で育てられた観賞用の鉢植えのメロンです。畑ではなく、鉢植えです。植木鉢でもメロンが栽培できるなんて、すごいですね。「総屋」に展示しています。


2017年6月20日火曜日

下総の農家で饅頭の試作


619日(日)は、下総の農家で「ばらっぱ饅頭作り」の体験がありました。これは、むらで生産された小麦粉を餡で包み、サルトリイバラの葉に乗せて蒸かす自家製の饅頭です。午前・午後ともに各5人の定員が満員になりました。
この工程で最も大変なのは何度もふるいにかけて小麦をきめ細かい粉にするところでしょうか(何と言っても、道具がむかしながらのものですから)。 

体験終了後同じく饅頭を蒸かして表面に焼き鏝で押印してみました。焼き鏝は「房総のむら」と「(ぼうじろー)」の二種類です。
直火式の鏝ですので、容易に温度を上げるため、七輪で真赤に加熱し、蒸け上がった饅頭に「ジュッ」といった感じで、上手くできました。一度の加熱で8個程は連続して押印できましたが、鏝の熱が下がってくると、饅頭表面の生地が鏝に貼りついてしまい失敗作品になってしまいます。

どのような形でお見せできるか?お楽しみに!(フ)

2017年6月17日土曜日

安房の農家で「ケダイ作り」


「ケダイ」って「?」ですよね。昔のミノ(雨具)で、現代風に言えば「合羽・レインコート」のようなものです。でも、何と!「稲わら」でできています。 

わらの製品には色々なものがあり、基本となる縄、履物(ぞうり、わらじ等)、入れ物(俵、もっこ、おひつ入れ)、敷物(むしろ、鍋敷き)、儀式・行事などでの飾り物(注連飾り、災いよけの人形・蛇)などの他、建物の一部(土壁の中の混ぜ物、かやぶき屋根の最下段に使用)、家畜の飼料にも使われます。

わらは、現在ではコンバインの普及によりほとんど見られなくなりましたが、昔はなくてはならいものであり、最後は畑の堆肥として農地に還元されるという資源循環型社会の代表的なものです。 

ケダイは編み台を使って作りますが、年に1回の実演のため、作り手も大変でメモを見ることも。 

ちょっと着てみましたが、クゴ・チガヤで作るミノよりも、固くて体にフィットせず、さらに、わら10本を1束にして縄で編み込むため、縄の太さの分だけ隙間ができ、「これを着て雨にあったら、濡れちゃうな」が感想です。
 
なお、写真上の丸いものは「バッチ笠」という雨具としての笠で、こちらはハチクという竹の皮で作られています。この実演は来週2122日に行いますので、詳細は後日。(フ)

2017年6月16日金曜日

芒種(二十四節気)梅子黄(七十二候)旧5月22日~5月26日



房総のむらの梅の収穫は終わりました。残っていた梅は黄色く熟し落下しています。わずかに木に残った梅を見つけました。

6月15日は、明治6年のこの日千葉県が誕生したこと由来する「千葉県民の日」でした。多くの家族連れの方々が来館され、いろいろな体験をしていました。
下総の農家では、ボランティアの指導で「コマ・ベーゴマ回し」です。子どもさんよりも、お父さんたちの方が熱くなり、最後は曲芸をマスターして満足のようでした。


今回の収穫体験は、玉ねぎの収穫です。畑から自分で玉ねぎを抜きました。
こちらは、町並み呉服の店の体験、「合羽摺り」です。綿布製のバックに型紙をあてて、顔料を刷り込みます。
町並み瀬戸物の店の「製陶蹴ろくろ」です。自分の足でろくろの下部を蹴って回して回転させた台の上で器を作ります。お母さんも驚きの、集中力だそうです。
町並み木工所で「ミニ樽のキーホルダー」づくりです。小さな樽型の木製挽き材に、細い竹を編んで作ったタガをはめ込みます。



町並み本・瓦版の店「ぽち袋」づくりです。版木にを使い紙に絵を摺り、ぽち袋の形にします。















































最後は、町並みめし屋の「太巻き寿司」の実演です。今回の模様は、今が旬のビワです。「千葉県民の日」を来館者がそれぞれの楽しんでいました。