2023年9月30日土曜日

むらの花だより

自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。

●観察日 9月29日(金)

●観察者からのコメント

・おまつり広場のジュウガツザクラは名前の通り10月が見ごろです。

・キバナアキギリが館内各所で群生が見られます。

・シラハギが上総の農家で、ヤマハギが武家屋敷横の梅林で見ごろです。

・スズメウリは、ことしはあちこちで元気に咲くのを見かけました。



 観察された場所と植物(◎見頃の花 〇今年初めて観察した花や実)

ジュウガツザクラ おまつり広場 ◎キバナアキギリ 館内各所 ・ソバ 上総の畑 ◎シラハギ 上総の農家の生垣前 ◎ヤマハギ 武家屋敷横の梅林 ・シラヤマギク 上総の林他 ◎ダンゴギク 下総の農家の庭 ◎アイ 呉服の店裏の畑 ◎トロロアオイ 呉服の店裏の畑 ・チヂミザサ 館内各所 〇ヤブマメ 下総の畑の生垣 ・スズメウリ 安房の農家裏の林 ◎サルスベリ 下総の農家の庭 ◎タマスダレ 上総の農家の庭 ・ヒヨドリジョウゴ おまつり広場北の坂下 ・ワレモコウ 上総の農家の庭 〇クワクサ 上総の農家の庭 ・ヒヨドリバナ 下総の農家前の大通り

2023年9月24日日曜日

むらの花だより

 自然観察ガイドボランティアさんからの情報です

●観察日 9月23日(土)

●観察者からのコメント

・ヒガンバナ、ジュウガツザクラ、お茶の花が咲き始めました。

・サルスベリの花が咲き続けています。

・オミナエシも咲き続けています。

・ツルボの花は終盤で、果実ができる時期になりました。



観察された場所と植物(◎見頃の花 〇今年初めて観察した花や実)
〇◎ヒガンバナ 上総の農家の裏口 〇◎ジュウガツザクラ おまつり広場 〇チャノキ 上総の畑の生垣 ◎オミナエシ 下総の農家の庭 ◎キキョウ 武家屋敷の庭 ・フウセンカズラ 上総の農家の庭 ◎サルスベリ 下総の農家の庭 〇◎ダンゴギク 下総の農家の庭 ◎ゴーヤ 下総の畑 ・シラヤマギク 水車小屋前の道 ・キバナアキギリ 草木の観察路他 ・ツルボ 上総の農家横他 ◎ムクゲ 下総の農家の庭 ◎ムクゲ 下総の農家の庭 ◎フヨウ 武家屋敷の庭 ・ミソハギ 下総の農家の庭 ・オクラ 下総の畑 ・トロロアオイ 呉服の店裏の畑


2023年9月20日水曜日

講演会「女たちの行商―「カンカン部隊」の民俗誌―」開催のお知らせ~トピックス展「千葉の行商」関連イベント~

 房総のむらでは9月23日(土・祝)より千葉県誕生150周年記念事業 令和5年度トピックス展「千葉の行商―小さなからだと大きなカゴと―」が開催されます。

関連イベントとして翌24日(日)には、神奈川大学国際日本学部教授の山本志乃氏をお迎えして、以下の通り講演会を開催します!

■「女たちの行商―「カンカン部隊」の民俗誌―」

講  師:山本 志乃氏(神奈川大学国際日本学部教授)
実 施 日:9月24日(日)
時  間:13:30~15:00
場  所:風土記の丘資料館 集会室
参加方法:当日受付で定員先着50名です。風土記の丘資料館へ直接お越しください。

いよいよはじまるトピックス展と併せて、是非講演会へもお越しください。
ご来場お待ちしております!!

(広報・普及G)




2023年9月18日月曜日

実演「版木の彫り」・「浮世絵の摺り」

 今日は、本・瓦版の店で、江戸木版画彫師 永井沙絵子先生による「版木の彫り」、紙の店で江戸木版画浮世絵摺師 松崎啓三郎先生による「浮世絵の摺り」の実演がありました。

版木の彫りでは、まず、原図が書かれた和紙を、図の面にのりをつけ、版木側になるように接着し、和紙の裏側を丁寧に剝がしながら、時には油も使って、原図を見やすくしてゆきます。


様々な道具を使って、版木の絵柄を彫ってゆきます。

午前中の絵柄は、かわいい竜の絵。竜は来年の干支、体験演目「ポチ袋」のデザインに加わる予定です。

店先での実演で、道行くお客様も興味津々。

午後は、細やかな百合の花の絵柄を掘っていただきました。

細く細かな線、花の点々模様などの細部も漏れなく表現されていました。この絵柄を選んだ職員に「なぜこんな細かいものを?」と聞いたところ、この絵柄は浮世絵に使われた絵柄で、昨年はもっと細やかな図柄を、先生は彫られたとのこと。この百合の版木も次回の実演、9月30日(秋のまつり)には完成しそうとのことです。

本・瓦版の店の隣、紙の店では「浮世絵の摺り」の実演です。摺りでは紙の湿度がとても重要とのことで、用紙を挟む厚紙をときどき湿らせながら、摺りを行います。

色の調整は、摺りを見ながら濃さを調整し、

「のり」や「にかわ」、水で粘度も調整しながら、版木に顔料を塗ってゆきます。版木には、「けんとう」という部位があり、そこに合わせて用紙を置いて、何回も色を重ねて、摺ってゆくのですが、用紙の湿り気などを統一しないと、うまく色が重ならないそうです。

版木は、5種類ですが、一つの版木で複数の色を摺ってゆくので、1枚の浮世絵を作るには何回もの摺りを重ねます。

色を重ねるごとに、ぼかしの部分など、歌川広重の浮世絵「名所江戸百景 蓑輪.金杉.三河島」のきめ細やかな色合いが再現されてゆきます。

後で本日作成した浮世絵をみると、鶴の羽などは、色を付けず、版木の凹凸を生かした、しゃれた細工もありました。(ひ)

2023年9月17日日曜日

こも織り

 上総の農家で、9月16~17日にこも織りの体験を行いました。
こもとはワラを使って、こも機で編んだ敷物です。
農家はこもを農作業する際の物を置くための敷物にする他、牛や馬に食べさせるための草を巻くために使用していました。
 こも機がこちらです。中央にある15個の穴の空いた棒の下にワラを入れて、棒を下まで下ろして編み込んでいきます。棒を上向き、下向き交互に調整し、力を入れないときれいに編み込むことができません。
















 
 
 出来上がったこもがこちらです。次回は来年の3月2日に行う予定です。持ち
帰ることは出来ませんが、来館した際はぜひ体験して頂ければ幸いです。(モ)












むらの花だより

自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。

●観察日 9月15日(金)

●観察者からのコメント

・秋の七草の一つの萩にも、いろいろな種類があります。ヤマハギ、メドハギ、シラハギ、ネコハギが咲いていました。

・稲刈りが終わるのを待つように、田んぼの野草が元気になります。ウスゲチョウジタデ、フタバムグラが咲いていました。ウスゲチョウジタデの生息は少ないと言われています。

・キバナアキギリやススキはこれから本番になります。



観察された場所と植物(◎見頃の花 〇今年はじめて観察した花や実)
◎メドハギ 上総の農家の庭 ◎ヤマハギ 上総の竹林の坂 〇シラハギ 上総の農家の生垣前 〇◎ネコハギ 旧御子神家住宅の庭 ◎キキョウ 武家屋敷の庭 ◎フヨウ 武家屋敷の庭 ◎ウスゲチョウジタデ 上総の田んぼ ◎フタバムグラ上総の田んぼ 〇コナギ 上総の田んぼ ◎ヘチマ 上総の農家の庭 ◎ジンジャーリリー 上総の農家の庭 〇◎タマスダレ 上総の農家の庭 ◎ツルボ 上総の農家の庭横他 ・キバナアキギリ 上総の林 ◎サルスベリ むらの受付前 ◎オクラ 上総の畑 ◎トロロアオイ 呉服の店の裏の畑 〇ススキ 上総の田んぼ前 

2023年9月16日土曜日

武具のはなし

 本日、総屋にて、「武具のはなし」を開催しました。日本刀の解説を聞いて、日本刀のお手入れを体験します。

 講師は県立中央博物館 高橋先生。刀は江戸時代後期の作と思われるもの。理由があって展示に使えない刀の刃を削り落としてありますが、本物です。


 初めに高橋先生から、刀の部位の名称や道具の説明があります。時代劇などで刀の手入れをするシーンでポンポンと刀をたたく短穂(たんぽ)という道具もあります。刀の油をぬぐうための、銘柄指定のティッシュなど、「へえー」というお話が続々出てきます。

 次に刀の手入れを一人ずつご指導いただきます。

 刀の刃の向きを気を付けて、鞘(さや)から刀身を取り出します。柄(つか)もとって、そのなかに収まっていた茎(なかご)という部分を持って、古い油をぬぐいます。刀身の重さは、刀によって異なりますが1kgくらい。結構重いのです。

 刀についていた古い油がきれいになったところで、それぞれの刀の鑑賞会。形や波紋の違いなどの説明がありました。そして、刀身に刻まれた銘(めい)についての秘密も。

 その後、改めて油を塗って、鞘(さや)に納めます。

 鞘は保存用の白鞘(しろざや)です。ホオノキを材料としていて飾りもありません。刀がさびて抜けない場合などは、鞘を水につけると2つに割れ、刀を取り出すことができるそうです。鞘の接着はご飯粒だそうです。
 本物の刀に触れることのできる数少ない講座。次は10月7日(土)の開催(要予約)です。(ひ)