2016年5月28日土曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の農家の田んぼ、竹林の坂から炭焼き小屋、上総の農家の畑脇のビワ並木、武家屋敷を巡り、上総の斜面林の中を観察しながら資料館へ戻りました。

●資料館下の連絡通路では、種子を飛ばした後のカラスノエンドウの果実やモミジイチゴの黄色い果実が観察できます。モミジイチゴの果実は、木苺の中で一番美味しいです。
●上総の斜面林で、スイカズラの花が咲きました。花の色は最初は白く後から黄色くなるので「金銀花」とも言われています。この植物は樹木に分類されています。
●上総の田んぼの水路脇で、木苺の中で比較的開花の遅いナワシロイチゴの花が咲きました。
●上総の田んぼの北側にある水路では、クレソンの花が咲き、東側にある水路では、キツネアザミや芝の花が咲いています。また、カラスビシャクの葉の上にはむかごが出来ていました。
●竹林の坂では、エゴノキの花が咲き、ヒメコウゾの枝に雌花が付いていました。
●武家屋敷は今が花盛りです。屋敷脇にある梅林の下にはタンポポに似たブタナの花が広がり、生垣にはイヌマキに花が咲き、土手ではムラサキカタバミの可愛い花が咲き、庭ではシャクヤクの花が咲き、ヤマコウバシに果実が実っていました。
●呉服店裏のセンダンに花が咲き、この木の下ではユキノシタの花が咲き出しました。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。5月20日(金)の観察に基づいています。  (風)



2016年5月25日水曜日

荒川区立峡田小学校による恒例の田植え



今日は、荒川区立峡田小学校5年生58名と先生方による田植えを行いました。同校による田植えは平成24年度から継続しています。

19名ずつの3グループに分け、初めに2グループ、次にもう一グループが各々一列になって各30分ずつ行い、とても上手に約3800株を植えることができました。

田植え終了後、下総の農家主屋で田の神様に田植えが無事終了したことと豊作を祈願する「さなぶり」行事にも参加していただきました。ぼた餅と苗を荒神様に捧げるのは代表して校長先生にお願いしました。

子供たちに田植えの感想を聞くと、「楽しかった!」「もっと、やりたかった!」などなど。
峡田小学校のみなさんありがとうございました。稲の生長は時折報告しますので、楽しみにしてください。(フ)

2016年5月15日日曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の農家の田んぼ、竹林の坂から炭焼き小屋、上総の農家の畑、武家屋敷を巡り、堀割広場を通って資料館へ戻りました。

●資料館下の連絡通路では、カタバミ、チチコグサ、オオジシバリ、ブタナ、トウバナなど沢山の野草を観察することが出来ます。
●上総の田んぼ手前の小池脇には、畳表の材料である藺草(いぐさ)が生えています。学問的には「イ」といいます。
●上総の田んぼの小屋前には、ニワゼキショウとオオニワゼキショウが混ざって咲いています。花びらの色がニワゼキショウは「紫」、オオニワゼキショウは「空色」をしています。
●イボタノキ、カマツカ、エゴノキ、ヤマボウシの白い花が開花を始めました。
●竹林の坂の脇に、オオカモメヅルの蔓に葉が付き伸び始めています。成長を観察するために小枝を地面に刺し目印を付けました。
●資料館駐車場の周辺で、数株のササバギンランを確認しましたが、むらの中のキンラン、ギンランはすでに終了しています。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。5月13日(金)の観察に基づいています。 (風)

2016年5月14日土曜日

田植えが無事終わりますように!


今日は下総の農家で生活歳時記「人形送り」を行いました。
 
房総のむらの田植えは来週から始まりますが、田植えに先立って、田植えが無事に終わることを願い、わらで作った人形に紙の服を着せて、竹に刺して立てるものです。(成田市台方の事例を再現しています。)

今日の行事には酒々井町在住のみあちゃんとれい君に竹に刺した武者人形で戦っていただきました。みあちゃんの人形が竹から外れてしまったため、れい君の人形が勝ち残りとなり、丸餅2個の入った「わらつと」とともに飾りました。
この人形は来年の人形送り行事まで石造物展示場の脇に展示しています。(フ)
 

2016年5月12日木曜日

インゲンの手立て


4月半ばに種播きをしたインゲンが順調に生育しているので、蔓が伸びてくる前に支柱立てを行いました。収穫時期は7月頃です。

インゲンは年に数回種を播きますが、2回目は7月頃に播く予定で、9月・10月が収穫の時期になります。

収穫が楽しみです。とてもおいしいですよ。(フ)

2016年5月7日土曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し,上総の農家の田んぼ路の途中から炭焼き小屋への坂道を上り、上総の農家、おまつり広場を抜け、安房の農家、下総の農家を巡り、水車小屋を経由し、武家屋敷裏を通って資料館へ戻りました。
 春を迎えたこの時期は、むらの各所で沢山の花を目にすることが出来ます。

●資料館下の連絡通路脇では、ブタナ、コウゾリナの黄色い花が、今が盛りと咲いています。両者の花はよく似ています。
●資料館から武家屋敷へ向かう連絡通路の階段登り口周辺では、ツボスミレ(ニョイスミレ)、カキドオシやトウバナの花が沢山咲いています。
●上総の斜面林には、イボタノキのつぼみが膨らみ、ウラシマソウよりやや花期が遅いマムシグサの姿が沢山見られます。また、オカトラノオの茎が沢山立ち上がってきました。
●キンランが各所で見頃です。ギンランは館内で3か所、ササバギンランは1か所で観察できました。
●下総の農家では、カラタネオガタマのつぼみが大きくなり、良い香りを放っています。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。4月29日(金)の観察に基づいています。 (風)

2016年5月5日木曜日

春のまつり最終日・こどもの日

春のまつり最終日は朝から好天に恵まれ、朝早くから多くの方が訪れています。

今日はこどもの日ということもあり、体験に「手形・足形作り」(瀬戸物の店にて)を用意しました。成長していくお子さんの手形・足形を取り、残してみてはいかがでしょうか。すばらしい記念の品となると思います。

また、農村歌舞伎舞台では、民俗芸能「登戸の神楽囃子」の上演や大道芸「手妻(手品)」「手車(釣り独楽)」など盛りだくさんです。(フ)

2016年5月4日水曜日

春のまつり2日目!

昨日の春のまつりは、7千人を超えるお客様で大いに賑わいました。
本日の2日目は生憎の天気でスタートしましたが、9時開館と同時に雨も止み、薄日がさしてきました。

こんな天気にも関わらず、数十人の方が開館と同時に入館され、「時代衣裳変身体験」コーナーに足をはこんでいます。
昨日は1時間半以上待つことがありましたので、今なら待ち時間なしでお好みの衣裳に変身することが可能です。

急速な天気回復が見込まれていますので、まだお家にいる方はどうぞお出かけください。(フ)


2016年5月3日火曜日

28年度「春のまつり」初日スタート!

今年度のまつり第2弾「春のまつり」が今日から始まりました。

5日までの3日間ですが、今のところ天候に恵まれ、開館前の8時半ごろから大勢の方に並んで待っていただきました。
その数、約200人。
駐車場で車のプレートを確認してみましたが、地元千葉県ナンバーのほか、「岐阜」「八王子」「品川」「宇都宮」「つくば」「水戸」など県外からお出でいただいた方も多くいるようです。
今日は特別イベントで猿回し(11:20~、13:30~)、大道芸、時代衣装変身体験など様々な催しを用意していますので、是非お出かけください。(フ)