2014年12月24日水曜日

むらのお正月



 房総のむらでは、しめ縄飾りや門松を立てて、新年を迎える準備が整いました。1月2日、3日は、「むらのお正月」を開催します。日本の伝統的な正月風景を楽しめるだけでなく、ミニまとい作りや干支張子のちぎり絵など、お正月らしい体験もできます。 
 また、両日とも先着500名に干支のミニ絵馬をプレゼント。和服の方は、入場無料です。
 皆様のご来館をお待ちしております。(A)

2014年12月23日火曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察コースは足を伸ばして、資料館から上総の農家の田んぼ、上総の農家、下総・安房の農家、水車小屋、下総の農家の田んぼ、武家屋敷を巡るコースです。
●上総の農家では、スイセンのツボミが膨らみ始めもうすぐ見頃になりそうです。また、サカキが植わっているのを見つけました。サカキの冬芽は、反り返っているのが特徴です。
●むらの架け橋を渡る手前で、コセリバオウレンが1株咲いています。この花は両性花です。
●むらの架け橋の脇に生えている、ヌルデの実を観察しました。実の表面に現れる白い粉状のものは、リンゴ酸カルシウムの結晶で、熟した実を口に含むと塩味を感じるそうです。
●安房の農家の近くで、マテバシイの冬芽を観察しました。葉はタブノキと良く似ていますが、マテバシイの冬芽には鱗芽(タケノコ状の模様)が見られません。
●クスノキから得られる「樟脳」は、オランダ語で“カンフル”と言います。かつては強心剤として使用されており、「カンフル剤」の語源となっています。今では、鎮痛作用・消炎作用・清涼感を与える作用があるため、かゆみ止め・リップクリーム・湿布薬などの外用医療薬品の成分として使用されているそうです。
●武家屋敷の周りでは、ヒメジョオン・ハルジオンのロゼットを沢山観察することができます。
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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。12月19日(金)の観察に基づいています。  (風)

2014年12月21日日曜日

なんとも あでやかな・・・

昨日、12月20日は、朝からどんよりとした典型的な冬空。 その曇天を一気に青空に変えるように、あでやかな和服姿のお二人が、カメラマン、案内の方を伴って来館されました。台湾、高雄からいらっしゃったご夫婦で、旦那様はシュウさん、奥さまはソウさん。お二人とも日本の着物が大好きで、インターネットで好みの衣装を見つけ、着付けは専門の方に依頼したそうです。「むら」の中の色々なところで、さまざまなポーズで何枚も写真を撮っていました。

クリスマスの終わる26日にご帰国されるそうですが、もし、機会があれば、季節の良い春に再度、ご来館いただきたいものです。
お好きな着物を召して、春爛漫、桜吹雪の房総のむらを味わってほしいなと思います。(M&N)                                       

2014年12月17日水曜日

どんど準備

 
 つい2週間前に紅葉の便りをお伝えしたところですが、房総のむらの農家では、お正月の準備が着々と進んでいます。
 先週、上総の農家の畑に「どんど焼き」のやぐらが立ちました。
 「どんど焼き」は小正月(1月15日)頃に行われる行事で、門松や正月飾りなどを燃やし、その火で焼いた餅などを食べて無病息災や家内安全を願います。房総のむらでは、1月11日(日)に行います!当日受付もございますので、ぜひご参加ください。正月飾りの炊き上げも受け付けます♪(は)
 昨年の様子はこちら→ http://boso-nomura.blogspot.jp/2014/01/blog-post_12.html
 

2014年12月16日火曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察コースは、資料館から上総の農家の田んぼ、上総の農家、武家屋敷を巡るいつものコースです。
●上総の農家の田んぼ近くで、イヌブナが根元から萌芽を出し、しばしば株立ちになっています。
●竹林の坂の斜面には、ヤマコウバシが数本生えています。名前の由来どおり、葉を揉むと香ばしい香りがします。また、キッコウハグマの種子もこの周辺で観察できます。
●上総の農家では、ソシンロウバイの花が早くも咲き始めています。
●上総の農家から武家屋敷へ向かう道すがら、レンギョウの花がポツポツ咲いています。
●武家屋敷で、フユノハナワラビを更に2株見つけました。
●堀割広場の近くで、タブノキの綺麗な冬芽を見ることができます。この葉はマテバシイの葉との見分けが難しいです。
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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。12月12日(金)の観察に基づいています。   (風)

総屋に農家の正月飾り「注連縄(しめなわ)」の展示を開始しました。

 正月は、暦の上で一年の始まりに当たり、「歳神」を迎え祀る行事とされ、年中行事の中でも特になじみ深いものです。
 注連縄作りは正月の準備の一つとして欠かすことのできないものでしたが、これは、注連縄が清浄な区域を表すためのしるしであり、この注連縄が張られた所に、「歳神」が来臨すると考えられていたためです。
 また、形も地域やその家の風習などによって変わり、下総の農家では、一方が太く他方に向かって細くなっていくゴボウジメ、安房の農家ではエビ型、上総の農家では翌年の月数(旧暦)の足をたらした形をしています。房総地方でも、地域によって注連縄の形や飾り方が異なります。房総のむらの各農家では12月20日(土)から正月の準備を行います。それぞれの地域色豊かな正月風景を、ぜひ見比べてみてください。1月6日まで正月の展示を行います。(MO)









2014年12月13日土曜日

レンズをとおした房総のむら展示スタート!

 本日より、房総のむらトピックス展「レンズをとおした房総のむら」が始まりました。
御来館のお客様が撮影された作品40点と、懐かしいコンパクトカメラ53台を展示しています。なかでも、使い捨てカメラの「写ルンです」は、今年の8月26日に重要科学技術遺産(未来技術遺産)に登録されました。みなさんがお使いになったことのある あのカメラも展示されているはずです。(ha)

会期:平成26年12月13日(土)~平成27年2月22日(日)
会場:風土記の丘資料館2階 第3展示室

2014年12月10日水曜日

ソシンロウバイが咲き始めました

上総の農家の庭のソシンロウバイ(素心蝋梅)がいつもより少し早く咲き始めています。






花も花芯も黄色い花が素心蝋梅で、花の中心が紫褐色の花を蝋梅と言うそうなので、上総に咲く花は素心蝋梅ですね。





甘い香りを楽しむには花が少ないので、まだ少し早いようですが、咲き始めの艶やかな花を是非愛でて下さい。(マ)
 

2014年12月7日日曜日

名残の紅葉





師走を迎え、千葉でも初霜・初氷のたよりが聞かれる季節となりました。
木の葉もほとんど散りかけていますが、房総のむら「歴史と自然を学ぶ風土記の丘エリア」では名残の紅葉(もみじ)が見られます。
周りの木々が葉を落とす中で、ひときわ朱の色が映えています。まもなくこれらも大地に帰ります。初冬の散策はお早めに。(柄)
 

2014年12月2日火曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察コースは、資料館から上総の農家の田んぼ、上総の農家、武家屋敷を巡るいつものコースです。
●資料館連絡通路の近くでは、サルトリイバラがまだまだ赤い実を付けています。
●上総の農家の田んぼ周辺で観察できたセンボンヤリは、竹林の坂周辺まで生息地を広げています。
●上総の農家の田んぼの畦や武家屋敷の周辺で観察できる、メリケンカルカヤに似たイネ科の葉の正体が良く分かりません。今日の宿題とします。
●上総の農家の周辺で、ツルウメモドキの赤い種が現れ始めています。
●上総の農家の畑周辺では、ビワの花が盛りを迎え、沢山のロゼットが観察できます。
●むらのあちらこちらで、アカシデの黄葉が見事です。
●武家屋敷から資料館へ戻る道脇で、ムヨウラン(無葉蘭)を初めて観察しました。
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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。11月28日(金)の観察に基づいています。  (風)