2018年9月29日土曜日
9月29日の きのこ
9月最後の土曜日です
台風が接近していますが、本日は「こども里山観察会-やさしいきのこ観察会-」です
山のようにきのこが出ている中、色々なきのこが観察できると思います
外部から講師をお招きしての観察会ですが、
私が思うに、日々のきのこブログにコメントしてくれている匿名さんは
この人ではないかと
そんなわけで、本日のきのこです
タマゴタケがあちらこちらで見られ(画像なし)、テングタケの仲間が旺盛です(や)
2018年9月27日木曜日
秋分(二十四節気)蟄虫坏戸(七十二候)9月28日~10月2日 「むら」の”十五夜” これが「むら」の「月見会(十五夜)」 次は「考古学講座」 ”オケラ”、”センボンヤリ”
「七十二候は、「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」になります。「坏(つき)」は、”茶碗”などよりは浅く”皿”よりは深さのある器のことで、その器に”蓋”をして冬ごもりの準備をする頃ということなのでしょう。少し涼しくなってきて、あちこちで”秋の虫たち”が盛んに鳴いているところですので、まだ早すぎますね。元気に飛び回る”オンブバッタ(負飛蝗)”や、一匹の”雌”に二匹の”雄”がしがみついている”ショウリョウバッタ(精霊蝗虫)”もいました。
そして、「房総のむら」では各施設で「十五夜」の展示です。「武家屋敷」では「久留里藩」の”十五夜”の飾りを再現しています。”十五夜”のお供えは、縁側に台をだし、”団子”15個を”三方”にのせて、季節の花を花瓶に入れ、そのほかに、お盆に”栗”、”柿”と”里芋”は茎や葉が付いたままでお供えします。
「上総の農家」では東金市山田地区の”十五夜”飾りを再現しました。”月見団子”に、”ススキ”、”ハギ”、”オミナエシ”など秋の野草、それに”柿”、”芋”、”栗”、”カボチャ”を”母屋の縁側”に出した台にお供えしました。
「安房の農家」では、南房総市平久里下の事例の再現です。こちらも”月見団子”、”アンビン餅(餅の中に”あんこ”が入る)”、”アンコ餅(餅を”あんこ”で包む)を作り、縁側に出した”文机”に”柿”や”栗”などとともにお供えしました。
「下総の農家」では、地元の栄町安食地区の事例を再現しました。”上新粉”で作った”団子”15個と”里芋”5個を”一升枡”に盛り付け、”里芋の味噌汁”のほかに餅に付ける”砂糖醤油”と”お酒”もお供えします。”秋の七草”が入れられた竹の花瓶には水は入っていません。それは、この地域が”利根川の水害”で苦しめられたことと関係があるようです。
重要文化財「旧学習院初等科正堂」では”コスモス(秋桜)”も咲き、秋の雰囲気です。時には”キアゲハ(黄揚羽)”などもやってきます。これから、ここを会場にしていくつかのイベントが開催されます。24日には「十五夜 長唄三味線の夕べ」が開催されましたが、次は9月30日に「考古学講座」が開催されます。今回のテーマは「金印」です。多くの方のご来場をお待ちしております。(入場無料)詳細は当館ホームページでご確認ください。
その「旧学習院初等科正堂」の「十五夜 長唄三味線の夕べ」の様子です。出演は、テレビなどにも出演している三味線演奏家「杵家七三(きねいえなみ)」さんと笛・尺八演奏家「竹井 誠」さんです。「旧学習院初等科正堂」では”洋楽”の演奏会は何度も開いていますが、”邦楽”の演奏会はあまりありませんでした。”月見”に合わせた演奏会でしたが、月や秋を感じさせる曲を”三味線”、”笛”、”尺八”で演奏していただき大変好評でした。演奏会終了後には、「房総のむら」「菓子の店」で作った”月見団子(みたらし団子、あんころもち)”をプレゼントしました。こちらも好評でした。
今年の「月見会」は、まず旧暦の8月15日にあたる9月24日に、満月の”仲秋の名月”をめでる”十五夜”を見る会を行いました。10月21日にも”十三夜”を見る会を開催します。また、当日は「旧学習院初等科正堂」では15時30分から「十三夜 二胡(にこ)の夕べ」も開催しますので、素敵な演奏を聴き、”片見月”にならないように「十三夜」の”月”を見においでください。(入場無料)
”十五夜”のこの日は、朝方は雨が降り天気予報もあまりよくなかったので、”月見”はあきらめていたのですが、午後になると雲は多いものの”晴れ間”が見えてきました。今年も、この付近では一番高い「岩屋古墳」の墳頂に”月見の飾り”を準備して(写真:上左)”月の出”を待ちました。午後5時40分頃に雲の上にうすらと明るい月が上ってきました(写真:上右)。「月見の会のコンサート」終了後に、「岩屋古墳」の墳頂からの”月見”にも大勢の方が参加していただきました(写真:中左)。”月の出”直後の”山の端”に近い”月”は、かなり赤味を帯びていましたが、きれいな”月”でした(写真:中右)。この日は雲も多く、時折月に雲がかかりました(写真:下左)。”桜に嵐、月に雲”は、つきものです。風情があります。「成田空港」に近いので”飛行機”も見られますが、シャッターを押すのが遅れ、”月”には尾翼だけです(写真:下中)。夜が更けほぼ真上まで上がった月は、赤味から黄色味を帯びていました(写真:下右)。当初の予報からあきらめていた”仲秋の名月”ですが、とてもきれいな月を見ることができました。次回”十三夜”の月も楽しみです。
2018年9月23日日曜日
9月23日の きのこ
秋分の日、房総のむらの上空には青空が広がっています
9月24日は、十五夜にちなんで、長唄三味線の夕べ-房総のむら月見会-を開催しますが
空模様はあやしそうです
ところで、今日のきのこです
いつものように、匿名さんからコメントをいただかないとわからないのですが
わたし的にはチチアワタケに見えるきのこが、そこかしこに、かなり多く出ています
画像はありませんが、ノウタケもポコポコとあちこちで見られました(や)
2018年9月22日土曜日
本・瓦版の店 浮世絵講習会(上級)第1日目!
本・瓦版の店では,9月22日,23日の2日間,浮世絵講習会(上級)を行います。葛飾北斎(かつしかほくさい)の「駿州江尻(すんしゅうえじり)」の摺りを体験します。講師は,江戸浮世絵摺師の松﨑啓三郎(まつざき・けいざぶろう)先生です。
第1日目の本日は,第1版~第9版までの摺りを行いました。第1版は,「墨線(すみせん)」あるいは「地墨(じずみ)」と呼ばれる,絵の輪郭となる線を摺りました。通常,墨線は黒色ですが,北斎は初めて藍色の墨線を用いたといわれています。和紙がずれないように,「鉤見当(かぎけんとう)」と「引付見当(ひきつけけんとう)」という目印となる溝が,版木に付けられています。見当に合わせてそっと和紙を置き,馬連(ばれん)でよく摺っていきます。すると,和紙に鮮やかな色が広がります。
実際に体験してみると,うまく摺るのはなかなか難しいですが,緊張感の中,美しい摺りを体感できるのは,とても楽しく感じました。
明日は9時30分から,第10版~第13版を摺って,いよいよ完成となります。ぜひ皆様のご来館をお待ちしております。(前)
第1日目の本日は,第1版~第9版までの摺りを行いました。第1版は,「墨線(すみせん)」あるいは「地墨(じずみ)」と呼ばれる,絵の輪郭となる線を摺りました。通常,墨線は黒色ですが,北斎は初めて藍色の墨線を用いたといわれています。和紙がずれないように,「鉤見当(かぎけんとう)」と「引付見当(ひきつけけんとう)」という目印となる溝が,版木に付けられています。見当に合わせてそっと和紙を置き,馬連(ばれん)でよく摺っていきます。すると,和紙に鮮やかな色が広がります。
明日は9時30分から,第10版~第13版を摺って,いよいよ完成となります。ぜひ皆様のご来館をお待ちしております。(前)
2018年9月21日金曜日
秋分(二十四節気)雷乃収声(七十二候)9月23日~27日 ”ヒガンバナ”真っ盛り ”浮世絵の摺り” ”竹かご”作り 畑で”収穫体験”
二十四節気は「秋分」になります。最近暗くなるのが早くなってきたように感じていましたが、「秋分」で昼と夜の長さがほぼ同じになり、これから「冬至」に向かってさらに日の入りが早くなりますね。七十二候は、「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」で雷が 鳴り響かなくなる頃ということのようです。先日、雷が激しいことがありましたが、最近は”鳴りやんで”いるようです。今回も、盛りとなった”ヒガンバナ(彼岸花)”の紹介です。「風土記の丘」「旧平野家住宅」と”ヒガンバナ”です。
「商家の町並み」「本・瓦版の店」の「浮世絵の摺り」の実演です。摺っていただいているのは、当館で「浮世絵の摺り」の指導もしていただいている”摺師”の「林 勇介」さんです。木版画では、”一枚の紙”に基本的に色の数だけ準備した”版”ごとに一色づつ色を摺り重ねていきます。①初めに、”版木”の色を付ける部分に色と糊をおき(写真:上)、②刷毛で広げます(写真:中左)③そこに摺り重ねてきた紙を置くのですが、ぴったり同じ位置に紙が置かれるように慎重に”見当”で合わせます(写真:中右)④紙の上から”バレン”を動かしながら色を紙に摺り込んでいきます。
今回実演していただいた”力士”の絵は、"版”を11回重ねて摺ってありますが、色がはみ出したりせず、見事なものです。当然、一枚一枚手作業ですからその時の色使いで色合いも変わってきます。”肌”や”化粧まわし”には”ぼかし”も入っています。このあたりが”摺師”の腕の見せ所にもなるのでしょう。
こちらは、「商家の町並み」「細工の店」で「竹細工」の指導をしていただいている「間野政勝」さんの作品です。上は”四海波”と呼ばれる形の大小の籠です。曲線がきれいですね。下は”真竹”を使った”六つ目かご”です。薄い”竹ひご”が、平らな底からうまく折り曲げて直角に立ち上げてあります。底に入れられた”力竹”は、以前も紹介しましたが”千葉県の県章”の形になっています。
「下総の農家」の”オクラ”です。下枝がほとんど落ちて、上の方だけに葉が残っています(写真:上)が、”オクラ”はそろそろおしまいですね。と思ったら、10cm以上もある大きな”オクラ”がありました(写真:下)。種を採るために収穫しないでそのままにしてある”オクラ”でした。
「上総の農家」「下総の農家」の”大豆(だいず)”も随分膨らんできました。今は”落花生の収穫体験”が人気で、早くも売れ切れそうです。続いては、”さつまいも”と”枝豆”です。「むら」のおいしい”枝豆”の収穫体験も楽しみです。
「上総の農家」で小さな”ネム(合歓)”のような草を抜いていました。聞いてみると、”コミカンソウ(小蜜柑草)”とのこと。確かに非常に小さいですが”みかん”のような実がついています(写真:上左)。”ウリクサ(瓜草)”も畑や田の周辺にたくさん咲いています(写真:上右)。館内のあちこちで見られる”キバナアキギリ(黄花秋桐)”(写真:下中)ですが、近くには波を打ったように縮れた小さな笹に短い針のようなものがついた”チヂミザサ(縮笹)”も花を咲かせていました(写真:下左)。”アカネ(茜)”も小さな白い花を咲かせています(写真:下右)。
木にもたくさん実がついています。緑の林の中に赤い色が目立ったのは”ゴンズイ(権瑞)”です。果実は熟すと真っ赤になり、中から黒い種が現れます(写真:上左)。”クサキ(臭木)”は濃紺色の種が現れていました(写真:上右)。春先に白い花を見せてくれた”コブシ(辛夷)”は、名前の由来のような”握りこぶし”のような実ができています(写真:中左)。少し顔を出したオレンジ色の果実を引っ張り出すと細い糸状のものが伸びてきました(写真:中右)。春先の同じ時期に咲いた”モクレン(木蓮)”も似たような実がついています。オレンジ色の果実は鳥がよくついばんでいます。木の下に落ちた種をよく見るとハート型に見えませんか(写真:下右)。
”キノコ”のようすは、当ブログの「キノコ」を見ていただくとして、変な形の”キノコ”がありましたので紹介します。普通は円形の笠が一か所だけ尖っています。見た時には驚きました。どうなっているのでしょうか?今年は”タマゴタケ(卵茸)”をよく見かけますが、この時期にまた多くなってきました。
2018年9月20日木曜日
9月20日の きのこ
秋の校外学習のシーズン
今日もたくさんの子どもたちが館内を歩いています
そんな中、連なるように出ているタマゴタケをみて
「タマゴタケだ!でも、モドキには毒があるんだよ」
なんという小学生でしょうか、将来はきのこ博士?(や)
2018年9月19日水曜日
白玉だんご
商家・菓子の店では「白玉だんご」作り体験が始まりました。バニラアイスかあんこを選んでトッピングし、黒蜜をかけていただきます。(写真はアイスです)
白玉は、ご家庭でも気軽に作れるお菓子ですよね。今回、初めて白玉作りをするというお子さんが来てくれました。
白玉粉を練っているところです。粘土遊びみたいで楽しい!
できたてを食べることができます。自分でつくったものは特別おいしく感じます!
白玉だんご作り体験は9月後半から10月前半に実施します。体験費用は300円、5歳以上であれば体験出来ます。(小学生は引率者の補助が必要です)
ぜひ、お越しください!!(細)
2018年9月17日月曜日
9月17日の きのこ
土曜日に降った雨が、しっとり落ち着いて、きのこ日和です
夏日の予報だったことと関係するのかどうかわかりませんが
タマゴタケ(画像なし)、コテングタケモドキ(画像なし)など夏のきのこが復活しています
そんなわけで、久しぶりに画像8枚での、本日のきのこです(や)
白露(二十四節気)玄鳥去(七十二候)9月18日~22日 白いツユクサ、ジュウガツザクラ、シモバシラ、ヒガンバナ、ヤマジノホトトギスなど開花 落花生の収穫体験 月見会開催予告
七十二候は、「玄鳥去(つばめさる)」で”燕(つばめ)”が南に帰る頃になります。確かに”燕”を見ることは少なくなりました。写真は、二十四節気の「白露」に合わせて”白いツユクサ(露草)”です。めったに見ることはできませんが、運よく出会えました。
「農村歌舞伎舞台」がある「おまつり広場」の”ジュウガツザクラ(十月桜)”が咲き出しました。”春の桜”のように枝一杯に花が咲くという感じではなく、”ぽつりぽつり”という感じであまり目立ちませんが、これから来年まで咲き続けます。
「房総のむら」で”ヒガンバナ(彼岸花)”の開花を確認したのは9月12日で、昨年と同じです。季節の移ろいが例年に比べ早かった今年ですが、暑すぎる夏のせいで秋が来るのが遅れ、ここにきて自然界の季節感も昨年並みに戻ったでしょうか。
これまでも”ヤマホトトギス(山杜鵑草)”は紹介してきましたが、”ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)も咲きました。(写真:上、下左)。”ヤマホトトギス”もまだ咲いています(写真:下右)。比べてみてください。
「水車小屋」近くの斜面に、”オトコエシ(男郎花)”が群生しています(写真:上)。別の場所で、近くに咲いている花を見ると小さな5弁の白い花ですが、ほかに小さな葉のような上に粒のようなものが付いているものもあります(写真:下)。これが、”オトコエシ”の実ですね。花を包んでいた”小苞(しょうほう)”も大きく広がり、そこに実がのっています。
こちらは「上総の農家」の”キンカン(金柑)”です。既にオレンジ色に熟した実も付いています(写真:下右)が、青い実もたくさんついています(写真:下左)。星形の白いきれいな花も咲いていて(写真:上左)、実ができ始めているものもあります(写真:上右)。
お待たせしました。”落花生(らっかせい)”の収穫体験が始まりました。「下総の農家」の畑では、”落花生”をお子さんが一人で茎ごと引き抜いていましたが、せっかくですので”ご家族”で「うんとこしょ、どっこいしょ」。(実際は、”カブ”を抜くほどの力はいりませんが、お母さんが声を掛けていました。いいですね!)地面の中からたくさんの落花生が現れました(写真:上左、上右)。「房総のむら」の常連さんも収穫です(写真:下左)。”生の落花生”ならではの食べ方、”塩ゆで”がおすすめです(写真:下右)。”柔らかい落花生”もおいしいですよ。
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