2018年10月26日金曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家、下総の田んぼ、水車小屋前を巡り、帰りに茶店、呉服の店裏を観察しました。


●今年はホトトギスが元気よく沢山咲いています。花色は株によりそれぞれ微妙な差があります。

●センブリの花びらは5枚が標準ですが、4枚と6枚のものが見られました。

●野菊では、最初に咲き出したシラヤマギクの後、シロヨメナが続き、今はノコンギクが盛んに咲いています。

●セイタカアワダチソウは、小さな花が集まって咲きます。小さな花をルーペで見ると繊細でお洒落でした。

●カラスビシャクは、葉の付け根や葉柄にムカゴを付けて子孫を増やします。

●樹木の果実が色づきました。
 サネカズラ、ミツバアケビ、ガマズミ、ハマヒサカキ、イボタノキ、カマツカ、サワフタギ、ヤマコウバシ、アオツヅラフジ、ユズリハ、ムラサキシキブ、ヒサカキ、シロダモ、ヒノキなどです。
 草本の果実では、ヘクソカズラ、ノダケ、ヒヨドリジョウゴ、タケニグサ、オトコエシ、マムシグサなどです。

●コブナグサの草木染はアルミ媒染では黄色に、鉄媒染ではグレーに染まります。呉服の店ではコブナグサの地上部を刈り取り、乾燥していて体験用に備えていました。

●アカネのツボミに付いた虫こぶがありました。通常の果実はまん丸になりますが、タマバエがツボミに卵を産み付け、アカネツボミフクレフシという名前の虫こぶが出来ます。
 「アカネのツボミに出来た膨らんだフシ」という意味の虫こぶの名前です。(フシ=虫こぶ)


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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。10月19日(金)の観察に基づいています。

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