「上総の農家」の畑には、「どんど焼き」の”やぐら”も準備できました。”やぐら”の中にお正月に飾った「注連縄(しめなわ)」や「お飾り」「書初め」などを積み上げ、「小正月」(房総のむらでは1月13日(土))に燃やします(写真左下:以前の写真)。その火で餅を焼いて、”無病息災”を祈って食べます。燃え上がる炎と竹の破裂音が勇壮です。竹の破裂音が「どんど焼き」の語源ではと思うほどです。お正月の「お飾り」や「注連縄」など、事前に「総屋」までお届けいただければ一緒に燃やします。
「木」と「木」の”摩擦熱”で「火起こし」をする場合に多いのは、「キリ」状の棒を「木(板)」の上で回転させて摩擦で熱エネルギーを作りだす方法で、「キリモミ」「紐キリ」「弓キリ」「マイギリ」式などがあります。今回は「マイギリ」を使って”火を起こし”ます。「マイギリ」では、中心の「火きり杵(きね)」を「火きり臼(臼)(刻みが入れられている)」の上で回転させて、”焦げた高温の木くず”を作り出します。この”木くず”が「火種(ひだね)」となります。
体験者全員が「マイギリ」での「火起こし」に成功です。「マイギリ」とともに記念撮影です。なぜか、一人”変なおじさん(館職員)”も写っていますが、、、先端に「火きり杵」が付けられた”丸棒”には紐が結ばれ、その紐は丸棒が通された板(「はずみ板」)につながっており、この「はずみ板」を上下することで、「火きり杵」に高回転を与えることができる仕組みです。また、この「マイギリ」には、回転を補助してくれる、”おもり”となる「はずみ車」もついていて、「はずみ板」の”上げ下げ”のタイミングとコツをつかめば意外と簡単に「火種」を作ることができます。
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