2017年12月1日金曜日

小雪(二十四節気)橘始黄(七十二候)12月2日~6日 紅葉前線通過中

 「小雪(二十四節気)」の七十二候の末候は、「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」です。「房総のむら」には「橘」はありませんので、同じミカン科ミカン属でそのままでは酸味が強いことも同じ「柚子(ゆず)」です。「柚子」は、かなり前から黄ばんでいますが、「下総の農家」の「冬至」の”演目”で使用するので、まだ採らないでそのままにしています。
 「下総の農家」の畑の、「キヌサヤ」「ソラマメ」です。すでに霜が降り始めていることは紹介しましたが、霜よけに”藁の屋根”が付けられました。所々に、葉が付いたままの「篠竹」も立てられています。まだ、小さな苗ですが、冬を迎える準備ができました。来春の収穫の時期まで、寒さに負けず”がんばれ”。
 「下総の農家」の「土間」の柱にぶら下がった、以前「江戸野菜」で紹介した「八房唐辛子」です。藁で結ばれているので、使うときはここから抜いて使います。唐辛子の真っ赤と淡黄色の藁の色合いもよく、インテリアにもなりそうです。 
 「商家の町並み」「小間物の店」の「メガネ紐」作りの体験です。「組紐」作りの「丸台」を使って4本の糸を組み、紐を作ります。「メガネは必需品、自分のメガネを下げる紐は自分で作る」ということで頑張っているそうです。
 同じく「小間物の店」の「組紐」体験ですが、こちらは「帯じめ」作りです。糸が巻きつけられた8個の「コマ」を順番に動かして、「帯じめ」を組み上げます。写真下は、完成品ですが、結び目の右と左で糸の組み方が違うのがわかりますか。右が「八ツ組」、左が「かごめ」と呼ばれる組み方です。「組紐」の講師「佐久間さち子」さん曰く、「帯の正面の結び目で左右の紐の組み方が違うなんて”ちょっとおしゃれ”」とか。体験者の方は、全体を「八つ組」だけで組み上げています。この「帯じめ」は、お正月の着物に締めるそうです。自分で作った「帯じめ」を、自慢してください。
 「下総の農家」の水田まわりのようすです。この付近には「もみじ」はありませんが、「クリ」や「クヌギ」などの雑木の葉が黄色に色づいています。
 「下総の農家」に向かう坂道の近くに、葉は落ちましたが、まだ実が木についている「柿」がありました。背景の黄ばんだ葉っぱを背景に、赤味がかったオレンジ色の「柿」が目を引きます。 
 「上総の農家」です。屋敷内に「もみじ」がありますが、「炭窯」周辺などには、黄ばんだ雑木林が広がっています。

 「大木戸」から入館して、ほぼ正面の雑木林です。この林手前の園路を通ると、夏には「クワガタムシ」がカラスに襲われて落ちてきたり、少し前には「どんぐり」が落ちてきました。

 「農村歌舞伎舞台」のある「おまつり広場」「茶店」の「もみじ」です。「もみじ」はほとんど真っ赤になりましたが、日差しが当たりにくい建物の後ろはまだ淡いグリーンの葉も残ります。朝日に映える「もみじ」です。「もみじ」の下で一休みして、甘い物などいかがですか。

 「房総のむら」の中では、早く色づき始めた「掘割」の「いろはもみじ」ですが、そろそろ見納めでしょうか。
 「風土記の丘エリア」の「重要文化財 旧御子神家住宅」から「風土記の丘資料館」の間の林の中の「もみじ」です。つい最近までは、日差しが当たる部分だけが少し赤い程度だった「もみじ」ですが、ここ数日で本格的に赤くなり出しました。「房総のむら」の中では「もみじ」が一番多いこのエリアでも「紅葉」も見頃となり、「紅葉前線通過中」です。  
 この林の中には、数本の背の高い「もみじ」があります。1本の木でも、日光の当たり方で色づき具合も違っています。周りの黄ばんだ葉に、真っ赤な「紅葉」がコントラストも鮮やかです。

 狭い範囲ですが、「もみじ」が集中しています。「もみじ」の葉は、”真っ赤”、まだ”オレンジ色”、”黄色”、まだまだ”淡いグリーン”、童謡「もみじ」の歌詞の” ♪ 濃いも 薄いも 数ある中に 松をいろどる 楓や蔦は、、、”といった感じで、色とりどりの「紅葉」した葉が織りなす色模様は、自然が描き出したグラデーションです。 
 日差しを受けた「もみじ」を葉の裏側から見ると、真っ赤な葉が透けています。
 日差しが当たっている「もみじ」の葉の表側です。真っ赤な絨毯のように広がる「もみじ」に木の影が映っています。少し朱色を帯びた感じです。 
 ほとんど真っ赤になった「もみじ」です。かなり濃い赤色です。
 葉が重なって、日差しが遮られた部分が、まだ赤くなりきっていません。
 下から上を見上げると、「紅葉」した「もみじ」の葉が重なっています。その隙間から、一番上の日差しが当たっている葉に焦点を合わせました。

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