2018年6月22日金曜日

6月22日の きのこ


6月21日は、丁寧なコメントをいただいたので

続けてのアップです

昨日に続いてタマゴタケも目にしたのですが

傘が開きはじめのテングタケが美しくもあり

妖しい光沢をはなっていました(や)

2 件のコメント:

  1. ◎きのこの名前は,野外でみかけるもののうち,約三分の一ほどしか,ついていない,といわれています.つまり,分類学的な調査がおわっていない,ということです.ですので,名前がつかないものも,沢山,野外でみかけることになります.

    さて,今回のものは,上段から,
    ●(左)テングタケ.近年,針葉樹などにみかけるしっかり・がっちりしたものを,イボテングタケ,ブナ科の広葉樹にみかける,このようなものを,テングタケ,とよぶようになりました.(右)アセタケ属の仲間,のようです.たべると,汗がでてくるというので,アセタケ,という名前がつきました.
    ●(左)ニガイグチの仲間で,もしかしたらニガイグチモドキかもしれません.一般にイグチ類は,緑色をおびた褐色の胞子をもっていますが,写真をよくみると,傘の表面に肌色の胞子が落ちたあと(胞子紋)がみえますね.このように,あかるいピンク色から肌色の胞子をもつのは,イグチ類の中でもニガイグチ属の特徴です.(右)ツチグリです.丸いきのこの外側(外皮)が,星状に裂開して,こんな形になります.東南アジアなどでは,胞子が未熟な若いものを食用としてたべており,缶詰までつくられています.毒きのこのニセショウロの仲間と間違えやすいので,利用にあたっては,経験と学習が必要です.
    ●(左)ヒメカバイロタケのようです.この中では唯一の腐生菌です.(右)テングタケの仲間のようで,もしかしたら,コナカブリテングタケやハイカグラテングタケのような種類かもしれません.
    ●(左)キツネタケ属のなかまです.(右)きっとマツの樹下に生える,ヌメリイグチ(ツバ有),チチアワタケ(ツバ無し)の,どちらかのようですね.

    ◎この中で,ヒメカバイロタケ以外は,生えている樹木と栄養のやりとりをして暮らしている(共生している)外生菌根菌,とよばれるものです.

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    1. 房総のむら2018年6月22日 21:34

      詳細なコメントをありがとうございます。
      きのこはまだまだ分からないことが多いようですね。
      また、単に菌類だけが生活しているわけではなく、森の木々と密接な関係にあることも、きっと重要な意味があるのだと気づかされます。

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