2019年10月5日土曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館の裏手を通り、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家、上総の畑、堀割、資料館連絡通路を観察しました。

●ススキはイネ科です。イネ科の花は他の植物とは違い、特殊な構造をしています。ススキの葯(雄しべの先端の袋状)と柱頭(雌しべの先端でブラシ状)が観察できました。

●ヒガンバナが咲き始めました。花径の先端に5~7個の花が付き、1個の花は6個の雄しべと1個の雌しべで構成されています。雌しべは雄しべより長く、先端が細く尖ります。
 上総の農家では、白花のヒガンバナが咲いています。

●カナムグラは、雌雄異株で、雄花は上向きに、雌花は下向きに咲いています。雌花の形はビールに苦みを付けるホップの花に似ていると言われています。

●ゲンノショウコの赤花が、堀割の岸で咲きました。(白花は風土記エリアで咲いていました)

●サネカズラ(ビナンカズラ)の果実は、まだ緑色をしています。

●ホトトギスにようやくツボミが出来ました。

●ウリクサの果実は、マクワウリに似ていると言われます。

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◎以上は、自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。9月27日(金)の観察に基づいています。 (風)


※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 10月は下記の予定で行いますので、興味のある方は是非ご参加下さい。

○日時 : 10月13日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所 : 総屋前

○今月のテーマ : 「ナタマメの話」

○参加費 : 無料(むらの入場券必要)

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