2018年5月2日水曜日

「春のまつり」の準備完了!端午(たんご)の節供(せっく)にちなんだ菖蒲(しょうぶ)と蓬(よもぎ)を飾りました

 端午の節供とは,五節供の一つで,5月5日に行われた節供です。古く菖蒲・蓬を軒に挿して邪気を払う風習がありましたが,江戸時代以後,男子の節供とされ,武家が甲冑(かっちゅう)・幟(のぼり)を飾ったのにならい,町人も武者人形などを飾り,鯉幟(こいのぼり)を立てるようになりました。また粽(ちまき)・柏餅(かしわもち)を食べ,菖蒲湯(しょうぶゆ)をたてたりしました。現在は「こどもの日」として国民の祝日となっています。


 房総のむらにおいても,本日5月2日,商家の軒先に菖蒲と蓬の束を飾り付けました。5月3日~5日の「春のまつり」でも展示しています。

 菖蒲は水辺に生える植物で,火を避けることができると考えられており,火災除けを願って屋根に飾りました。



 また菖蒲と蓬は,独特の強い芳香(ほうこう)があるため,その香が災いを寄せ付けない,という効果を期待して飾った,とする説もあります。

 菖蒲と蓬の飾りは,商家及び武家屋敷・農家・風土記の丘資料館の館内各所でご覧いただけます。この機会に,どうぞ房総のむらにお越しください。
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