2019年8月15日木曜日

音のシャワー~稲荷境内ほかでの風鈴の展示~

稲荷境内をはじめ、商家の町並みでは「風鈴の展示」を行っています。風鈴はガラス・陶器で出来た外側の「外身(そとみ)」、「外身」にあたり音を出す「舌(ぜつ)」、「舌」を揺らす「短冊」の3つの部分から出来ています。

稲荷境内の風鈴
風鈴は古くは、「災厄が起きないように」と使われていた風鐸(ふうたく)が、江戸時代に、形や音を個人で楽しむものと変化したものです。

赤い風鈴(左)とぼうじろー(右)
江戸時代の風鈴は全体を赤く塗られ、対となる絵柄が書かれています。赤は災いを防ぐ色とされ、魔除けの意味があったからです。また、「チリンチリン」という音で邪気を払うとも考えられていたようです。 

現在は、夏のひとときを涼しく過ごすための道具として、ガラスのほかに鉄や炭などの材質も使われています。稲荷境内の風鈴の中には、ぼうじろー風鈴も飾ってあります(少し太ってしまいましたが・・・・・)。


ぜひ、風のある時間に稲荷境内にお越しください。重なる涼しい音を楽しむことができます。(い)

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