2019年6月12日水曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家、武家屋敷前、資料館連絡通路の周辺を観察しました。

●上総の田んぼでは、あぜ道まわりを観察しました。クララが咲き始め、あぜの上にはミゾカクシが増えてきて花も咲きました。トキワハゼ、コモチマンネングサ、シロツメクサ、ハハコグサ、スズメノテッポウ、イヌガラシなど小さな花が咲いています。

●竹林の坂では、ヒメコウゾとヤマグワの果実が色づいてきました。

●カラスビシャクは、葉の基部や葉柄にムカゴ(珠芽)を付け、これで増えます。

●カキの木は、雌花と雄花が別々です。雌花の萼片は雄花の萼片よりはるかに大きいので区別できます。

●シロツメクサは、多数の花が集まって球形になります。花は受精すると垂れ下がります。

●外来のアカバナユウゲショウが増えてきました。一輪だけ白花が混ざっていました。

●マツヨイグサの花がしぼむと黄色から濃い橙赤色になります。(同じ仲間のメマツヨイグサは黄色。オオマツヨイグサは橙赤色。コマツヨイグサは橙色になります。)

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。6月7日(金)の観察に基づいています。 (風)


※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 6月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。

○日時 : 6月16日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所 : 総屋前

○今月のテーマ : 「アヤメとショウブ」

○参加費 : 無料(むらの入場券必要)

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