2015年7月28日火曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察は、資料館から上総の田んぼ、竹林の坂、炭焼き小屋、上総の農家を巡り、むらの架け橋を渡って、茶屋の左側坂を途中まで下って資料館へ戻りました。
 ここ何日も非常に蒸し暑い日が続いています。
●資料館下に、八丈島に伝わる草木染めの絹織物である「黄八丈(きはちじょう)」の黄色の原料となるコブナグサが生えています。
●資料館脇の復元竪穴住居そばで、ヤマニガナの花が見頃を迎えています。そのそばにセンブリの群落があり一角ではオトギリソウの花が咲いています。
●資料館連絡通路のクズの葉が、「調位運動“日光が弱い時は日光に向かい、強い時はまともに受けないように葉の角度を調整する運動”」を行っているのが観察できます。「調位運動」は、クズをはじめとするマメ科の植物やヒマワリ(キク科)でも観察できます。
●竹林の坂周辺でオオカモメヅルの花が観察できます。この小さな花は、長い間咲いています。
●むらの架け橋を渡ったあたりで、コナラのまだ小さいドングリが沢山地面に落ちていました。また、シラカシのドングリも同じくらいの大きさになっています。
●茶屋の坂下では、オトコエシのツボミがだいぶ大きくなっています。開花したらオミナエシと比較観察したいと思っています。
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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。7月24日(金)の観察に基づいています。 (風)

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