2019年7月4日木曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家・畑、武家屋敷前の畑、資料館連絡通路を観察しました。

●ウツボグサの花は、最盛期を過ぎつつあります。別名「夏枯草(かごそう)」。花が終わると間もなく枯れた姿になります。七十二候(しちじゅうにこう)の「乃東枯(なつかれくさかるる)」と表現される草はこの草です。

●ハンゲショウの白い葉が、今、全盛です。 

●樹木の果実では、小さなクリの実、ニガキ、ヤマモモ、ムベ、サンショウ、センダンが見られます。

●アジサイも沢山咲いています。花のかたまりは「額咲き」と「手まり咲き」の二つに分けられます。手まり咲きは、萼片が表面を覆っているので、本当の小さな花は、萼をめくってその下に見ることとなります。

●上総の畑で、オクラの花が咲きました。この花は、ワタやトロロアオイの花と良く似ています。中心にある「しべ」の形を覚えると区別しやすくなります。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。6月28日(金)の観察に基づいています。 (風)

※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 7月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。

○日時 : 7月21日(日)午前10時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所 : 総屋前

○今月のテーマ : 「初夏の萩 秋の萩」

○参加費 : 無料(むらの入場券必要)

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