2019年7月17日水曜日

朝は絶好調なんです!~房総のむらの変化朝顔~

7月13日(土)~9月8日(日)まで、「江戸の花卉(かき)」の展示の一環で朝顔を商家の町並みに展示します。いろいろな変化が「花」として楽しめるので、江戸時代には盛んに栽培されました。

朝顔には、普通の朝顔と変化朝顔があります。遺伝子に優劣の差があり、小学校で観察日記を付けたり、普段住んでいる家の周りで一般的にみられる普通の朝顔の他に、変わった特徴を持つ変化朝顔があります。



青並葉 木立牡丹紅覆輪星咲

上の写真の朝顔は変化朝顔の一種で、「青並葉 木立牡丹紅覆輪星咲」という名前です。「あおなみは こだちぼたんべにふくりんほしさき」と読みます。最初に聞いた時には、呪文のようでしたが、それぞれの部分に意味があることがわかりました。
青並葉は葉の形と色、木立はつるが伸びない、牡丹紅は花全体の色、覆輪は白いふちの部分、星咲は花の形を表します。
このように変化朝顔の名称は、葉の形と色・つるの様子・花の色や特徴・花の形を順番に示したものになっています。



町並みの展示の様子


朝顔の種は、愛好している個人の方や他の博物館・大学から譲り受けたものを房総のむらで大切に育てて咲かせています。


黄蝉葉 栗皮茶丸咲大輪(きせみは くりかわちゃまるさきだいりん)
別名 団十郎


朝顔の咲く時期は生育状況で一鉢づつ変わりますがそろそろ色々な花が咲きます。葉やつるの様子を含め、ぜひ珍しい朝顔を見に来てください!!(い)


















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