2016年6月9日木曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂から炭焼き小屋、上総の農家の畑脇のビワ並木、武家屋敷を巡り、復元竪穴住居を経由して資料館へ戻りました。

●資料館下の連絡通路に咲いている、オオムラサキの5枚の花びらの一番上の部分に文様が付いています。この文様は、虫たちに蜜を持っていることをアピールするもので、「蜜標」と呼ばれています。
●上総の田んぼ手前の池周辺では、コモチマンネングサの茎の葉の脇にムカゴ(零余子・珠芽)が付いているのが観察できます。これが地面に落ちて発芽することから、子どもになぞられ「子持ち」と言う呼称が名前につけられています。
●上総の田んぼの小屋の前にニワゼキショウとオオニワゼキショウの花が咲いています。比べるとオオニワゼキショウの花の方が小さいですが、果実は大きいです。
●武家屋敷のそばにある風土記の丘資料館入り口ゲートの支柱の根元に、ルリニワゼキショウが生えています。花はまだ完全に開いていませんが、この花の特徴である長い雄しべと長い花びらの先が観察できました。
●武家屋敷裏に黄色いハートマークを付けた小さなカメムシがいました。
●復元竪穴住居のそばで、センブリが芽生えているのが確認できました。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。6月3日(金)の観察に基づいています。 (風)

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