2019年12月13日金曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家、むらのかけ橋周辺、おまつり広場、草木の観察路、安房の畑、下総の農家、水車小屋、下総の田んぼを巡り、戻りに武家屋敷、資料館連絡通路周辺を観察しました。


●果実を観察したものは、クズ、ヤマユリ、ヤマノイモ、イササゲ、ムクノキ、ガマズミ、ナンテン、センナリホオズキ、コセンダングサ、ウツギ、ヒヨドリジョウゴ、ムラサキシキブなどです。前回シロダモの赤い果実が沢山生っていましたが、今回は全くありませんでした。

●ヒイラギが咲き始めました。その他開花しているものは、カンツバキ、ジュウガツザクラ、ヤツデ、マツヨイグサ、ウシハコベでした。マツヨイグサは寒くなると朝が過ぎてもなかなかしぼみません。

●ヤマユリの果実が割れ、中に種子が詰まっているのが見えました。種子は軽く、風により飛ばされます。

●カラムシの葉は枯れても茶色になりません(藍も同じ)。
 この茎の皮から繊維を取り、糸にして織ったものは越後縮(小千谷縮)となります。葉は草木染の原料のひとつです。


------------------------
◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。12月6日(金)の観察に基づいています。(風)



※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 12月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。

○日時 : 12月15日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所 : 総屋前

○今月のテーマ : 「粟(アワ)とエノコログサ」

○参加費 : 無料(むらの入場券必要)

0 件のコメント:

コメントを投稿