2017年7月20日木曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、炭焼き小屋から武家屋敷裏、堀割を巡って資料館へ戻りました。ここのところ梅雨明けを思わせる酷暑の毎日が続いています。

●ヤマユリは斜めになったものが多く見かけられます。倒れたものをヤマノイモの蔓を使い、姿勢を直しました。
●ムラサキシキブに果実が出来、コムラサキには花が咲いていました。
 ムラサキシキブの花は葉の付け根から花柄が伸び、コムラサキの花柄は葉の付け根から少しずれて伸びるという違いがあります。
●ニガキとウワミズザクラが近くに生えている場所があります。果実が木下にある水路に沢山落ちていました。双方の果実ともに十分に熟していました。
●ハバヤマボクチの茎は、今年は高く伸びてきました。花期は10月、開花を期待しています。
●キノコのマンネンタケが生えていました。近くに子実体も生えていました。子実体とは簡単にいうと「キノコの子ども」。マンネンタケは「霊芝(レイシ)」という名の多くの薬効を持つ生薬になります。
●竹林の坂近くのガマズミの幼木の先端部で、小さなアリがアブラムシに群がっていました。アリはアブラムシから食料をもらっているところです。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。7月14日(金)の観察に基づいています。 (風)

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