2018年4月27日金曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、上総の農家からむらの架け橋を渡り、安房の農家、下総の農家まで足を伸ばし、帰りに武家屋敷を経由して戻りました。


●田んぼの農道には極小の花が何種類も咲いています。それぞれの花の径を測ってみました。
 トキワハゼ(10mm)、オランダミミナグサ(6mm)、ノミノフスマ(5mm)、ノミノツヅリ(5mm)、コハコベ(6mm)、タチイヌノフグリ(4mm)、キュウリグサ(2mm)、ノヂシャ(2mm)、オオイヌノフグリ(10mm)

●チゴユリの花は終末を迎えましたが、キンランは全盛でむらの各所で咲いています。ギンランやササバギンランも咲き始めました。フデリンドウも相変わらず盛んです。

●今年のゲンゲ(レンゲソウ)は育ちが悪く、田んぼ一面に咲くことはありませんでした。田のふちに少しだけ咲きました。

●サワフタギのツボミが膨らみました。その葉を食べるシロシタホタルガ(蛾の仲間)の幼虫を1匹見かけました。1本の木の葉を食べつくすほど発生することがあります。

●武家屋敷の土手に、葉緑素を持たず他の植物に寄生するヤセウツボが現れました。


-------------------------------
◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。4月20日(金)の観察に基づいています。(風)

0 件のコメント:

コメントを投稿