2018年3月20日火曜日

春分(二十四節気)雀始巣(七十二候)3月21日~25日 桜咲き、白に黄色の春の花、そして枯葉色の林に緑鮮やか

 「房総のむら」でも”桜”が咲き始めました。開花一号は、「風土記の丘資料館」の”ベニシダレザクラ”(写真)と”コヒガンザクラ”です。「武家屋敷」から「風土記の丘資料館」に歩いて行くと、「資料館」の手前の「復元竪穴住居」に向かう所に2本の桜の木が並んでいます。桜の開花情報は、「房総のむら」ホームページの「さくら情報」をご覧ください。”桜の開花”は昨年よりも1週間から10日近く早いようで、4月の7日・8日の「さくらまつり」には???と、心配にはなります。でも、”ソメイヨシノ”の開花はまだです。昨年のように、これから再び寒くなればと期待?もするのですが、、、
 二十四節気は、「春分」となります。まだまだ、朝が明けるのが遅いと思っているのですが、もう”昼と夜の時間”が同じになるのですね。そして、七十二候は「雀始巣(すずめはじめてすくう)」です。それで”雀”を探していたら、「管理棟(千葉県会議事場を再現)」横の”コブシ”に”雀”がとまっていました(写真:上左)。この”コブシ”の木の上部はまだ”蕾”ですが、下の方で朝は開いていなかった”花”が夕方には開きました(写真:下左)。館内のあちこちで”コブシ”が咲いています(写真:上右)。”コブシ”と”モクレン”の違いがよく分かりませんでしたが、”花弁が6枚”、”花の下に葉が1枚”、そして”花があちこちを向いている”のが”コブシ”だそうです(写真:下右)
 「風土記の丘資料館」横の”モクレン”です。”花弁が9枚”で”上を向いて咲いて”います。”モクレン”の方が”コブシ”よりも少し早く咲くようですが、「房総のむら」では、ほぼ同時に咲いたようです。
 「風土記の丘資料館」横、”モクレン”の近くの前回も紹介した”トサミズキ”です。前回はまだ花が咲いたところといった状態でしたが、あっという間に満開です。木全体が”淡い黄色の霞”にでも包まれたようです。
 ”春の白と黄色の花”です。「上総の農家」の畑の”菜の花”も花が増えてきました。隣の園路の”レンギョウ”も咲き始めました(写真:上右)。「風土記の丘資料館」横の”モクレン”の下には”ユキヤナギ”です(写真:下左)。ということで、「風土記の丘資料館」横で、手前から黄色の”レンギョ”、白の”モクレン”、そして淡黄色の”トサミズキ”です(写真:下右)。
 「下総の農家」近くで、早くも”ウラシマソウ”を発見しました(写真:上左)。少し早すぎはしませんか?「商家の町並み」「鍛冶屋」の裏の”ミツマタ”です(写真:上右)。館内のあちことで咲いていますが、「旧平野家住宅」近くの”ウグイスカグラ”です(写真:下左)。「下総の農家」の”セイヨウズイセン”に変わった花が咲いていました(写真:下中)。前回、「おまつり広場」の園路の”セイヨウズイセン”を紹介した時には咲いていなかった”スノウフレーク”が、”スイセン”の後ろに急に咲き出しました(写真:下右)。とにかく、ここ数日で、急に花が咲き出しました。
 「武家屋敷」から「風土記の丘資料館」に続く林の中の、現在の状況です(写真:上左)。枯葉で埋め尽くされた地表面に、所々に鮮やかな”緑色の葉”が群生しています。「災いよけ」で紹介した「水車小屋」近くの「鹿島人形」が”いる”辺りの様子です(写真:下左)。こちらにも鮮やかな”緑色の葉”が茂っています。葉は、”水仙の葉”のように”すーと”と伸びています(写真:右上)。この葉は、夏の終わりに花が咲く”キツネノカミソリ”の葉です(写真:下右、昨年8月26日撮影)。花が咲いた時には葉がありませんが、今頃葉が出て夏には葉が枯れ、その後に花が咲くのです。「房総のむら」の林の中は”枯葉色一色”ですが、その中に鮮やかな”緑の葉”が目立ちます。もうすぐ他の植物も芽を出して”枯葉色”が”緑色”に変わると、遠くからではわかりにくくなってしまう”今だけの風景”です。
 そしてこちらは、”ヒガンバナ”です。”ヒガンバナ”も同じように、花が咲いた時には葉がありません(写真:右、昨年9月16日撮影)。”ヒガンバナ”は、花が終わった後に、晩秋になると”ロゼット状”に細い葉を出します(写真:左)。”キツネノカミソリ”よりも緑が濃くつやがあります。現在は深い緑色をしていますが、もう少したつと枯れてしまい、秋が近づくまで地表には何もなくなります。そして、時期が来ると枝も葉もない花茎が地上に出てきて、あの真っ赤な”ヒガンバナ”が咲くわけです。「房総のむら」のあちこちで見ることができますが、林の中ではなくある程度日当たりがよい場所ですね。
 こちらの体験は、「わざ指南道場」の「竹垣作りコース」の様子です。体験は、”梅の香りがほのか”にする「武家屋敷」の「梅林」近くの園路で行われました。指導は、「果樹の手入れコース」「庭木の手入れコース」も指導していただいている「宮﨑 弘」さんです。「宮﨑」さんの指導のおかげで、「むらの梅」もきれいに咲き、”インスタ映”する景観です。「竹垣作りコース」では、竹の伐採時期や枝の払い方、そして使い方を学びながら(写真:上右)、”シュロ縄”で竹を結んで(写真:中左)”生け垣作り”をします。今回は、初心者の方々が”四つ目垣”(写真:下左手前)を、経験者の方々が”金閣寺垣”(写真:下右)を竹垣を作りました。”竹垣作り”に使われる”縄の縛り方”が、”男結び(イボ結び)”です。雨風にさらされてもほどけ難い、滑りやすい竹をしっかり密着できる”結び方”です。皆さん、何度も繰り返し、しっかり覚えていました。しっかり縛ることができるので、いろいろな場面で使える縛り方ですね。体験者の方々が閉館時間近くまで頑張っていただき、きれいな”四つ目垣”と”金閣寺垣”ができました。ありがとうございました。
 「商家の町並み」「小間物の店」の「組紐の作品展」です。こちらは、「むらの達人講座」の中の「佐久間さち子」さん指導の「組紐丸台・高台コース」で、”達人の皆さん”が組み上げた”組紐”の作品の展示です。”丸台”や”高台”を使って作った、”丸打紐”や”平打紐”です。”帯締”などのほか、”組紐”を結んで”飾り結び”にしたり、バックやキーホルダーにした作品も展示されていました。見事なものです。さすが、”達人”の方々の作品です。

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