2017年10月8日日曜日

寒露(二十四節気)鴻雁来(七十二候)10月8日~12日 企画展「農具」始まる

 二十四節気は「寒露」になりました。七十二候は「鴻雁来(こうがんきたる)」、雁が飛来し始める頃です。千葉県にも、もう飛来しているのでしょうか。しかし「寒露」、朝夕涼しく、日の出が遅くなり、日が沈むのも早くなりました。
 今日から、「房総のむら」の企画展「農具」が始まりました。機械化される前までの農具は、弥生時代・古墳時代から大きく変わっていません。そんな農具を、発掘された資料を展示するとともに、文献や絵画に描かれた江戸時代の農具の様子なども紹介します。明治時代に、関東一円に普及する千葉県内で作られた「唐箕」も紹介します。「唐箕の体験」コーナーもあります。11月26日までです。是非、ご覧ください 。
 千葉県指定文化財(考古資料)の弥生時代・古墳時代などの農具の展示です。
 江戸時代の「四季耕作図」や、佐原の山車飾りの四季農耕の彫刻の事例などを紹介しています。
 明治時代から、南房総市の「古宮家」で作られてきた「唐箕:房州唐箕」の紹介です。「唐箕」がどのような仕掛けで、米を選別し、ごみを飛ばすかを実際の「唐箕」を使って体験することができます。
 再びの「タマゴタケ」です。8月26日にも紹介しましたが、この時期に、また“出現”しています。館内の数か所ですが、白い「殻」から赤い「卵」状の傘と、まだ赤みが少し残る濃いオレンジ色の「タマゴタケ」が、茶色の落ち葉や緑の草の中にあまりにも鮮やかなので、再びの紹介です。





 「タマゴタケ」を見た方が、驚きというよりは「これはなんだ」「気味が悪い」「怖い感じがする」といって少し怯え?ていましたが、「房総のむらの開館前から毎年でるキノコで、有毒ではありません」と説明すると安心し、「絵本にでも出てきそうなキノコ」といって写真を撮っていました。
毒はありませんので、折らないでください。
 8日は、「重要文化財 旧学習院初等科正堂」で「古墳シンガーまりこふんさん」の「まりこふん トーク&ライブ」があります。

 ということで、近くにある「龍角寺101号墳」もきれいにしました。101号墳は、昭和59~61年の発掘調査で、二重周溝が巡る円墳で埴輪が樹立されていたことがわかりましたので、墳丘とともに復元してあります。

  

 埴輪は、少し小ぶりですが、墳頂部と墳丘の裾、それに二重周溝の間の堤に立てられており、人物埴輪や馬型埴輪がまとまっている箇所があります。出土品(本物)は、「房総のむら 風土記の丘資料館」で展示しています。


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