2017年1月6日金曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、炭焼き小屋、上総の農家、むらの架け橋から武家屋敷を経由して資料館へ戻りました。

●今回も前回に引き続き、樹木の冬芽を中心に観察しました。
●上総の田んぼでは、オオイヌノフグリが早くも咲いています。そのそばでは、タネツケバナの花も沢山咲いています。そしてタウコギの枯れた花も見られます。
●上総の農家の庭では、ソシンロウバイが盛んに咲き出しました。すぐ近くには、ヒイラギの小さな花も咲いています。両方の花からは甘い良い香りがします。
●ブナ科の「コナラ属」の冬芽は、上から見た形はコナラ属の特徴である五角形をしています。コナラ属の一つアカガシの冬芽は、比較的大きいので触ってみるとよく分かります。
 むらの中のコナラ属には、アカガシの他にコナラ、クヌギ、ウバメガシ、シラカシなどがあります。
●ウメノキゴケやアカミゴケ(上総の農家の母屋の屋根に生えています)の地衣類がありました。
 “コケ”の名前が付いていますが、生物学的には本来のコケとは別のもの(菌類)として分類されています(キノコと同じ仲間になります)。

----------------------------------------------------------------
◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。12月23日(金)の観察に基づいています。  (風)

0 件のコメント:

コメントを投稿