2019年5月8日水曜日

房総のむらの花だより

 本日は、資料館を出発し、上総の田んぼ、上総の農家、おまつり広場、草木の観察路、下総の農家、水車小屋前、茶店前を巡り、最後に資料館連絡通路を観察しました。

●キンランがあちこちで見頃です。ギンランとササバギンランも例年より多く草木の観察路で咲き、他の場所にも開花が見られました。

●野草では、ノアザミが咲き始め、ウマノアシガタ、トウバナ、ハハコグサ、コメツブツメクサ、トキワハゼ、ノヂシャ、キュウリグサが咲いています。
 ムラサキケマンに果実ができました。果実に触ると莢(サヤ)がバネの役目をして弾け、黒い種子を遠くに飛ばします。

●フタリシズカが咲き始めました。今年はもう咲き終わったヒトリシズカと同じ仲間(センリョウ科)で、葉の付き方がとても似ています。今年は実物を両方見ることが出来ましたので、葉の姿をしっかりと認識できました。

●樹木では、ウワミズザクラの花が果実になり、イボタノキにはツボミが出来、サワフタギの花が咲き、ニシキギの花も咲き、ゴンズイはまだツボミ、ヤマボウシのツボミは花の形になってきました。
 今年は、トチノキに非常に沢山のツボミが出来ています。20cm前後の円錐花序を見るのが楽しみです。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。5月3日(金)の観察に基づいています。 (風) 
 
※自然観察会のお知らせ
 自然ガイドボランティアでは、月に一回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 5月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。

○日時 : 5月19日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所 : 総屋前

○今月のテーマ : 「樹木の花」

○参加費 : 無料(むらの入場券必要)



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