2016年9月30日金曜日

房総のむらの花だより

 本日の観察は、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家・畑から、武家屋敷の裏側を通って、資料館へ戻りました。

●クズの果実が実りました。豆科特有の形の莢(さや)ですが、厚みが無くペラペラです。
●上総の田んぼ手前の池のそばでは、艶のあるヘクソカヅラの果実が茶色になってきました。また、ハマヒサカキやアマチャヅル、ツリガネニンジンの果実も実っています。
●センボンヤリの秋の花は、閉鎖花だけです。つぼみの中で受粉が終わり種子ができると綿毛があらわれます。大名行列につきものの槍の先の形になります。
●上総の田んぼでは、タカサブロウの花が咲き、フタバムグラにはつぼみと果実が観察できました。また、チョウジタデも花と小さな果実ができています。
●ヒナタイノコズチの花が咲いてきました。緑色の小さな花が穂状に集まっています。果実はひっつき虫となります。単に「イノコズチ」と言うときは「ヒカゲイノコズチ」を指します。
●チジミザサの花の先の紫色が綺麗です。成熟すると粘液を出し、人や動物に付く「ひっつき虫」となります。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。9月16日(金)の観察に基づいています。  (風)

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