2025年2月2日日曜日

七草摘み

旧暦の1月7日、今年は2月4日は人日の節句です。古来より、七草粥を食べて、無病息災を祈りました。それに先立って、房総のむらでは、昨日・今日と七草摘み、今日は七草粥の体験を行いました。

本日の七草摘みは、小雨のぱらつく天気となりましたが6名の方にご参加いただき、園内を回りながら、春の七草を集めました。

セリ(七草の写真は、むらのものではありません)。水辺に近づくのは危険ですが、房総のむらでは、林の下に生えていて、落ち葉をかき分け採集しました。

ナズナ。葉の形に特徴があり、花もつけていました。
ごぎょう(ハハコグサ)。チチコグサモドキというよく似た植物があります。きちんと同定しましたが、間違えて採集しても問題はなさそうです。
はこべら(コハコベ)。本当ならミドリハコベがいいのですが、この時期、花もついていないし、同定はできません。コハコベでも十分です。林の中の柔らかそうなコハコベを摘みました。
ほとけのざ。コオニタビラコのことですが、房総のむらには生えていません。別の場所からとってきたコオニタビラコをお分けしたほか、柔らかそうなヤブタビラコ(写真)を代替品としてご紹介しました。コオニタビラコの葉にはほとんど毛がありません。このほか近縁種にオニタビラコもありますが、いずれも可食です。

あとは、すずな(カブ)とすずしろ(ダイコン)。カブは畑のものはなかったので、スーパーから調達。ダイコンは上総の農家の畑から、柔らかそうな葉を少しいただきました。
最後に、皆さんの採集したものをチェック。七草以外の植物もありましたが、危険な植物は混ざっていませんでした。(ひ)










2025年2月1日土曜日

節分

商家の町並みでは本日「やいかがし(柊鰯:ひいらぎいわし)」を飾りつけしました。

今年の節分は、2月2日。房総のむらでは1日・2日と展示をし、豆まきを自由に体験していただいています。

やいかがし 柊と豆柄を束ねて、イワシの頭を差します。
とげのある柊の葉、においのある鰯、ガラガラと音のする豆がらで、鬼(災い)を寄せ付けないようにします。
でも、明日の朝までにどのくらいイワシの頭が残っているかはわかりません。例年、一晩でイワシの頭はなくなることが多いです。

店によっては、変わった「やいかがし」もみられます。

めし屋には豆が。自由に、豆まき体験ができます。大豆には神聖な力が宿っているとか。

辺りの路面は、大変なことになっています。明日の朝には、ハトたちの御馳走になることでしょう。(ひ)