旧暦の1月7日、今年は2月4日は人日の節句です。古来より、七草粥を食べて、無病息災を祈りました。それに先立って、房総のむらでは、昨日・今日と七草摘み、今日は七草粥の体験を行いました。
本日の七草摘みは、小雨のぱらつく天気となりましたが6名の方にご参加いただき、園内を回りながら、春の七草を集めました。
セリ(七草の写真は、むらのものではありません)。水辺に近づくのは危険ですが、房総のむらでは、林の下に生えていて、落ち葉をかき分け採集しました。
ナズナ。葉の形に特徴があり、花もつけていました。
ごぎょう(ハハコグサ)。チチコグサモドキというよく似た植物があります。きちんと同定しましたが、間違えて採集しても問題はなさそうです。
はこべら(コハコベ)。本当ならミドリハコベがいいのですが、この時期、花もついていないし、同定はできません。コハコベでも十分です。林の中の柔らかそうなコハコベを摘みました。
ほとけのざ。コオニタビラコのことですが、房総のむらには生えていません。別の場所からとってきたコオニタビラコをお分けしたほか、柔らかそうなヤブタビラコ(写真)を代替品としてご紹介しました。コオニタビラコの葉にはほとんど毛がありません。このほか近縁種にオニタビラコもありますが、いずれも可食です。