2017年11月10日金曜日

房総のむらの花だより

 本日は、「ふるさとまつり」が開催されています。にぎやかなおまつりの中、資料館を出発し、上総の田んぼ、竹林の坂、上総の農家から武家屋敷前を通って資料館へ戻りました。

●ビナンカズラ(サネカズラ)の果実がやっと色づいてきました。
●復元竪穴住居跡前のセンブリの群落に花が咲いています。花びらは5枚が普通ですが、4枚のものも混ざっています。200から300株ありそうです。竹林の坂でも少しですが開花しています。
●ハマヒサカキは雌雄異株で、雌花と雄花の両方が咲いていました。果実もありましたが、これは昨年の花が今年になって実ったものです。
●ヤクシソウの花が沢山咲いているのですが、夜半の雨の影響か、閉じていました。
●ヤマグワの葉が黄葉して目立ちます。むらの中では、その他にも黄葉したヤマコウバシやリョウブ、ケヤキ、カマツカなどが目につきます。
●ススキとオギの違いは
 花に「のぎ(禾)」がススキの花には有り、オギには無い。
 茎に「ようしょう(葉鞘)]がススキは剥がれ落ちず、オギは剥がれ 
 落ちる。
  などです。
●アキザキヤツシロランに果実が出来ました。すでに種子を飛ばしたものもありました。

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◎以上は、むらの自然ガイドボランティアさんからの写真と記録です。11月3日(金)の観察に基づいています。 (風)


※自然観察会のお知らせ
  自然ガイドボランティアでは、月に1回、土日のいずれかを利用して来館者を対象とした「自然観察会」を開催しています。
 11月は下記の予定で行いますので、興味のある方是非ご参加下さい。
○日時 :11月12日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)
○集合場所 :総屋前
○今月のテーマ :「センダングサの仲間について」
○参加費 :無料(むらの入場券必要)

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