「房総のむら」恒例の「ふるさとまつり」を開催しました。「風土記の丘」時代からのイベントで、今年が41回目になります。朝方まで雨が降っていましたが、「まつり」開催時には晴れ上がりました。友の会会長の話では、「ふるさとまつり」に雨になったことはないとのこと。匝瑳市八日市場「西本町お囃子連」の方々が「商家の町並み」を練り歩いているところです。
「房総のむら」では、日ごろから伝統的な技や技術の紹介、体験を専門家の指導で行っておりますが、「ふるさとまつり」でも大勢の技術者の方々に「商家の町並み」の店先で技術を披露していただきました。まずは、よくご存知の「江戸つまみかんざし」の「穂積 実」さんです。千葉県の伝統的工芸品製作者です。
「芝原人形」の「千葉惣次」さんです。千葉県伝統的工芸品製作者です。千葉さんは、一時途絶えた長南町芝原の「芝原人形」を復元して制作しています。京の「みやび」の「お雛様」とは違う、「素朴」な味わいの庶民の「芝原人形」です。
「雨城楊枝」の「森 隆夫」(中央)さんです。千葉県伝統的工芸品製作者です。上総地方では、江戸時代から「黒文字」を使った「楊枝」が作られてきましたが、森さんの先々代の方が装飾性・芸術性の高い「楊枝」を考案し、代々引き継がれてきました。「雨城」は君津市「久留里城」の別名です。
凧つくりの「仲田一夫」さんです。11月12日には、予約体験「凧作り」の指導をしていただきます。芸術的なので飾り物になりそうと話しかけると、そうではなく、是非「凧あげ」をして遊んで、「凧」の面白さを知ってほしいと。
「薬の店」では、「中島慶子」さんです。この日は、江戸時代に、「華岡青洲」の弟子が作った考案した漢方薬「連珠飲(れんじゅいん)」作りの実演です。「茯苓(ぶくりょう)」「桂皮(けいひ)」「地黄(じおう)」など8種類の薬草を「薬研(やげん)」で細かくして調合します。
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