2021年6月30日水曜日

梅酒造り

 6月12日(土)、13日(日)の2日にかけ、果実酒・健康酒造り(梅酒)を実施しました。

 管理栄養士の指導のもと、江戸時代の文献に残る木灰を使った下処理を用いて、梅酒を作る体験です。

 体験では、はじめに先生より梅の歴史や効能などのお話を聞くことができました。知識を深めたあとは、いよいよ梅酒造り体験です!

 


 灰をまぶした青梅です。本体験での梅酒造りでは、この木灰を丁寧に水で洗い落としていくところからはじまります。



 次に、よく拭いた青梅のへたを取り、取った部分へ飯粒を詰めていきます。小さな穴に飯粒を入れるのはなかなか難しく、体験者の方は苦戦されていました。




 最後に、青梅と氷砂糖を交互に入れ、ホワイトリカーを注ぎます。作ってから熟成を待つのも含めて梅酒造りです。房総のむらでの思い出と共に、おいしく召し上がってくださいね。(あ)

2021年6月26日土曜日

むらの花だより

房総のむら自然ガイドボランティアさんの有志より花情報をいただきました。(風)

●観察日 令和3年6月25日(金)

●観察場所 商家町並み・上総の林・上総のため池・上総の農家の田んぼ・竹林の坂・上総の農家・武家屋敷

●観察者のコメント

・商家町並みの辻広場のノウゼンカズラが見頃です。

・ハリギリの花が咲いています。ヤツデの仲間(ウコギ科)だけあってよく似ています。

・竹林の坂の途中で、オオバノトンボソウの沢山の株に花が咲いていました。

・ハンゲショウは上総の農家の庭で先週見ましたが、上総のため池脇では群落が見事です。

・春に開花した後、カマズミ、ヒメコウゾ、ヤマフジ、エゴノキ、ヤマグリの果実が実りつつあります。

・ヤマユリのツボミは50mmを超えるものが多くなってきました。

・ウツボグサは資料館前の古墳広場側に沢山咲いています。



●観察された植物と場所

・ノウゼンカズラ(商家町並み) ・オカトラノオ(あちこち) ・ハンゲショウ(上総のため池) ・ネジバナ(上総の農家の田んぼ) ・ウツボグサ(資料館前) ・ハリギリ(上総のため池) ・アジサイ(武家屋敷裏他) ・ノカンゾウ(ドラムの里) ・ムラサキシキブ(上総のため池前) ・ガマズミ(竹林の坂他) ・ヒメコウゾ(竹林の坂) ・ヤマフジ(上総のため池脇) ・クマノミズキ(上総の農家の田んぼ脇) ・エゴノキ(上総の林) ・ヤマグリ(竹林の坂) ・キキョウ(武家屋敷) ・ヤマユリ(あちこち) ・オオバノトンボソウ(竹林の坂)


2021年6月25日金曜日

実演「浮世絵の摺り」

本・瓦版の店で「浮世絵の摺り」の実演を行いました。

講師の先生として江戸木版画の摺師の松﨑啓三郎先生をお招きしました。


今回摺ったのは、葛飾北斎の「千絵(ちえ)の海」のひとつである『総州利根川(そうしゅうとねがわ)』です。

「千絵の海」は、10枚の版画から構成されていて、全国各地の多様な漁の風景を描いています。



コロナ対策のため、間近で先生の実演を見ることはできませんでしたが、今回はモニターを使用して先生の手元をリアルタイムで流す試みをいたしました!

多くのお客様が通りがかりに足を止めて、実演の様子をじっくりと見てくださいました。


次回は、6月26日(土)に「浮世絵の摺り」の実演を行います。

お楽しみに!(そ)


2021年6月20日日曜日

房総のむらでロケが行われたオリジナルMV『新選組知られざる友情』が公開中です!

房総のむらでロケが行われたオリジナルMV『新選組知られざる友情』が、6月18日に公開が始まりました。

https://youtu.be/ZY2u4qTdSjg

 カッコいい素敵な作品ですので、ぜひ紹介させていただきます。

下の写真はリハ中でマスク姿の1コマですが、とてもカッコいいです!!





2021年6月19日土曜日

むらの花だより

 現在活動は中止中ですが、房総のむら自然ガイドボランティアさんの有志より花情報をいただきました。(風)

●観察日 令和3年6月18日(金)

●観察者からのコメント

・アジサイが堀割広場から上総の農家にかけてと、下総の農家横で見頃となってきました。

・オカトラノオが沢山咲いてきました。

・上総の農家の庭では、ヤマモモの果実が沢山生っています。土蔵裏の花壇では、ハンゲショウの葉が綺麗です。また、メハジキの花も咲いてきました。

・おまつり広場のネムノキが咲き始めました。

・ヤマユリのツボミが50mm位の大きさになってきました。


●観察された植物と場所

・アジサイ(堀割広場から上総の畑・下総の農家横) ・オカトラノオ(あちこち) ・ヤマモモ(上総の農家の庭) ・ハンゲショウ(上総の農家の庭・上総のため池) ・ネムノキ(おまつり広場) ・ビョウヤナギ(上総の農家・武家屋敷) ・ウツボグサ(水車小屋前の坂・資料館前) ・ヤマユリ(あちこち) ・メハジキ(上総の農家の庭)


2021年6月12日土曜日

いわしのサンガ焼き

6月5日(土)・6日(日)に川魚の店で「いわしのサンガ焼き」の実演を行いました。

「サンガ焼き」は「なめろう」を焼いたもので南房総地域の代表的な郷土料理のひとつです。

漁師たちが山へ仕事に行く際に貝の殻(から)にあまったなめろうを入れて持っていき、山小屋で蒸したり焼いたりして食べていました。

山の家で食べた料理ということから「山家(サンガ)焼き」と呼ばれるようになったそうです。

出典:農林水産省Webサイト さんが焼き…千葉県:農林水産省 (maff.go.jp)




房総のむらでは、今回紹介した「いわしのサンガ焼き」や「太巻き寿司」といった千葉県の郷土料理を作る実演・体験を行っています。
なお、「いわしのサンガ焼き」は年に一度の演目のため、来年度までありません。


次回は「太巻き寿司」の実演を6月20日(日)にめし屋で行う予定です。
太巻き寿司は冠婚葬祭など、大勢の人をもてなす際に作られています。(そ)

2021年6月9日水曜日

むらの花だより

 現在活動は中止中ですが、房総のむら自然ガイドボランティアさんの有志から花情報をいただきました。(風)

●観察日 令和3年6月8日(火)

●観察者からのコメント

・むらではアジサイがこれから盛りを迎えます。

・オカトラノオの開花が進んできました。

・ムラサキシキブの花もこれから沢山咲いてきます。

・タイサンボクはまだ盛んに咲いています。

・上総の農家の花壇のハンゲショウは、上部の葉が緑から白に変化し始めました。

・ネジバナの花も咲き始めました。

・ヤマユリのツボミが先週の15mm位から30mm位と、大きくなっています。



●観察された植物と場所

・ガクアジサイ(堀割広場・下総の農家裏) ・オカトラノオ(あちこち) ・ザクロ(下総の農家庭) ・ムラサキシキブ(あちこち) ・サカキ(下総の農家庭) ・タイサンボク(安房の農家裏) ・クマノミズキ(上総の田んぼ西側) ・ハンゲショウ(上総の農家土蔵裏) ・ドクダミ(あちこち) ・ネジバナ(上総の農家前) ・ヤマユリ(あちこち)

2021年6月8日火曜日

藍のしぼり染(手ぬぐい)

5月20日(木)、呉服の店で藍のしぼり染(手ぬぐい)の予約体験を行いました。

主に針と糸を使い、縫いしぼりし、木綿の手ぬぐいを本藍で染めるという体験です。

写真は、ご夫婦で参加してくださった方の作品です




上の写真右手が「嵐横絞り」、左手が「嵐改良絞り」です。

「嵐横絞り」は、筒に巻いた布に糸を横に巻きつけて横線をはっきり出す染め方で、不揃いな横線がかえって味わいのある模様に仕上がります。

「嵐改良絞り」は、同じく筒に巻いた布に糸を斜めに巻きつけるやり方で、波打つ水面が光にきらめくような、涼やかな模様を出すことができます。




それぞれの拡大写真です。きれいに染め上がっていますね。


デザインは、参加者の技術や経験に応じ、職員と一緒に考えることができます。

残念ながら、今年度の手ぬぐいを染める体験はこの日が最終日でしたが、今後も呉服の店では、エコバッグやのれん、さらには夏休みの親子対象にTシャツを染める体験も予定しています。

ご興味のある方は、総合案内所(総屋)にお尋ねください。(あ)


2021年6月6日日曜日

竹のタガのキーホルダー

木工所では、「竹のタガのキーホルダー」という演目を行っています。



「タガ」とは、竹などを裂いて編み、輪に作ったもので、桶や樽などの外側を堅く締めるために用います。
本演目では、この編み方を応用して、竹ひごでリングを作り、キーホルダーを作ることができます。



竹ひごで輪を作ったら、両端の内の一方の竹ひごをその輪に通していきます。
職員も研修で体験しましたが、輪に竹ひごを通していく途中で、持ち方がわからなくなってしまうことがありました。そのような時は、手をピストルの形にして親指と人差し指で竹ひごを挟むと、正しい持ち方に戻りました。



完成したキーホルダーです。作りたては緑色ですが、だんだんと茶色くなっていくため、月日の移ろいが感じられます。
本演目にご興味のある方は、総合案内所(総屋)にお尋ねください。(あ)

2021年6月4日金曜日

どろめんこの絵付け

5月29日(土)、酒・燃料の店で「どろめんこの絵付け」という演目を行いました。

「どろめんこ」とは、畑などから見つかる昔のおもちゃです。



体験では、はじめに絵付けしたいどろめんこの形を選びます。




これらは、一つ一つ職員が陶芸用の粘土を抜型に入れて型取りし、素焼きしたものです。種類も豊富なので、迷ってしまいますね。




ポスターカラーの色は5種類あり、黄、緑、赤、青、黒と薄い色から濃い色の順に塗っていきます。一度次の色に進んでしまうと、もう前の色をつけることはできません。塗り始める前に、各色をどの部分に塗るか、考えておくのがおすすめです。




職員も、研修のため色付けに参加しました。完成したぼうじろーですが、はじめに筆にポスターカラーをつけすぎたため、にじんでしまい、カレーを食べたようになってしまいました(笑)

次回は6月13日(日)に予定しています。体験される方は、ポスターカラーは少しずつつけて楽しんでくださいね。(あ)

※ぼうじろーの形は、店先で行う場合のみ扱っております。また、お選びいただく形は、都合により変更する場合がございます。

2021年6月2日水曜日

藍建準備~「甕をかっぽして・・・」~

呉服・小間物の店の職員が、今月行う藍建の準備作業を行いました。

藍建とは、昔ながらの木灰からとった灰汁(あく)を使った本藍の仕込み作業のことです。

藍建は藍染めの準備作業ですが、この藍建を行うためにも準備作業があります。



準備を行う前の甕(かめ)です。準備作業では、この甕の殺菌を行いました。




はじめに、熱湯を入れます。少し時間をおき、甕の側面の汚れを落としながら甕をかっぽしました。「かっぽす」とは、下総の方言で「からっぽにする」という意味です。狭い甕の中での掃除は、とても大変そうでした。




次に、灰汁を含んだタオルで甕の側面を湿らせ、そこに貝(かいばい)をまいていきます。灰汁と貝には殺菌効果があるのです。

これで準備完了です。あとは藍建を待つのみです!(あ)



むらの花だより

 現在活動は中止中ですが、房総のむら自然ガイドボランティアさんの有志から花情報をいただきました。(風)

●観察日 令和3年6月1日(火)

●観察者からのコメント

・タイサンボクが安房の農家裏で咲いています。花が終わってしまったもの、花の見頃のもの、沢山のつぼみのものがあります。

・ホタルブクロが武家屋敷の前で咲いています。

・ソバの花が上総の農家前の畑で咲いています。

・アゼムシロが下総の農家の田んぼの畔で咲いています。近年増えてきました。

・オカトラノオが上総の林で咲き始めました。

・アジサイはこれからが本番です。

・ヤマユリのつぼみが15mm位の大きさになってきました。


●観察された植物と場所

・タイサンボク(安房の農家裏) ・ホタルブクロ(武家屋敷前) ・ソバ(上総の畑) ・アゼムシロ(下総の田んぼ) ・オカトラノオ(上総の林) ・ガクアジサイ(下総の農家横) ・アジサイ(堀割広場) ・ヤマユリ(あちこちで)