上総の農家にて、手もみ茶の実演を行いました。
前日に摘んだ茶の葉を使用しました。
初めに、茶の葉をカマドで蒸します。次にムシロの上で転が
しながら揉みます。次にホイロという機械の上で、茶の葉を
火を通して、乾燥させると完成になります。
今では、スーパーや自動販売機でお茶を購入できますが、昔
は茶を畑に植えて、八十八夜(5月初旬)に一家総出で茶
の葉を摘んで、お茶を作っていたそうです。
上総の農家にて、手もみ茶の実演を行いました。
前日に摘んだ茶の葉を使用しました。
初めに、茶の葉をカマドで蒸します。次にムシロの上で転が
しながら揉みます。次にホイロという機械の上で、茶の葉を
火を通して、乾燥させると完成になります。
今では、スーパーや自動販売機でお茶を購入できますが、昔
は茶を畑に植えて、八十八夜(5月初旬)に一家総出で茶
の葉を摘んで、お茶を作っていたそうです。
自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。
●観察日 令和5年4月28日(金)
●観察者のコメント
・キンラン、ギンラン、ササバギンランが咲き続けています。
・キリ、サワフタギ、トチノキ、ヤマボウシ、ヒメコウゾなどの樹木の花が咲いています。
・道端や田んぼの縁には黄色い野草の花などが咲いています。
安房の農家にて、4月29日から30日まで、農家の普段の食事を展示しています。
とある安房地域の農家は、麦飯や季節物の野菜を使用した、汁物や煮物を食べていた普段の日と、年中行事でごちそうを食べる特別な日でわかれていました。
年中行事以外の日は、朝ごはん、昼ごはん、夜ごはんは一汁一菜の食事をしていました。
今回は「麦飯」、「味噌汁」、「竹の子の煮物」の三品を展示しています。(モ)
令和5年度第1回目の伝統文化入門は、花房銀蝶氏を講師にお招きし、「紙切り」を実施します。
“折って切るだけ”で、初心者でも簡単にかわいい「切り紙」が作れます。
大人から子どもまで楽しめる体験ですので、ぜひご参加下さ い。(み)
実施日:令和5年5月27日(土)
時間:①10:30~11:30②13:30~14:30(各1時間)
場所:総合案内所(総屋)2階
講師:花房 銀蝶 氏
料金:300円(別途、房総のむら入館料が必要です。)
対象:5歳以上(小学3年生以下は引率者の補助が必要です。)
定員:各回20名
参加方法:電話予約及び当日受付(電話または直接来館にてご予約ください。)
サワフタギは低木で、沢をふさぐぐらい茂るという意味から名前がついたそうですが、沢というより斜面林の下部によく見られます。房総のむらでは、このサワフタギの花が満開で、ところどころに、白い花でうずまるかのような低木が見られます。
花の時期には、シロシタホタルガというガの幼虫がたくさんついて葉を食べてしまうのですが、今年は、今のところ、葉がきれいな木が多いように思えます。(ひ)
端午の節句(子どもの日)に向けて、おまつり広場では、鯉のぼりと鍾馗(しょうき)のぼりを設置しました。端午の節句に子どもの健やかな成長を祝って飾る、江戸時代から続く風習です。
今日は、晴れ渡った空にそよ風が吹き、鯉のぼりも気持ちよさそうにそよいでいました。房総のむらでは、5月3日から5日にかけて「春まつり」を開催します。盛りだくさんの催し物を御用意していますが、房総のむらならではの昔ながらの景観も、併せてお楽しみください。お待ちしています。(ひ)
本日4月23日、節供凧作りが上総の農家でおこなわれました。
現在ではお正月のイメージが強い凧ですが、江戸時代に大流行していた頃は、人々は四季の様々な場面で凧揚げをしていました。凧の「あがる」にちなんで、縁起物として人々から親しまれたとも考えられています。
人々は子どもの初節句を祝って、大きく成長するよう願い、凧を揚げました。こうした節供凧の風習は、全国各地でみられるそうです。
房総のむらでおこなっている節供凧体験では、上総地方で端午の節句の際におこなわれていた凧揚げを参考に、講師の先生をお呼びして伝統的な「袖凧」作りをしています。
本日、上総の農家では先生が持ってきてくださった凧が展示されており、迫力満点で華やかな雰囲気。「袖凧」は竹ひごを組み、各自がデザインした紙を貼って作ります。
真剣な眼差しで、色を塗っていました。
迫力のある力強い文字や、、、
かわいらしいイラストも!
参加者の皆さんが思い思いのデザインで凧を作成しています。
この凧作りの演目は、体験時間が5時間30分と、丸一日がかりの体験となっています。ながーい時間をかけて一生懸命作った凧で、最後はみんなで凧揚げ!!
(見事に高く舞い上がって点のようですが、よーくみると中央の空に凧があります。)
皆さんが作った凧が大空へと舞い上がります。
向かい風に立ち向かって空高く舞い上がる凧をみたら、端午の節句に子どもの成長を願って凧揚げをした人々想いがの想いが少しわかった気がします、、、
もっと頑張ろうという勇気が湧きました!
(嶽)
本日は天気がとても良い日曜日なので、房総のむらもたくさんのお客さんで賑わいでおります。
そんな中で開催されていたのがそば打ちの実演。
袋めんや乾麺、時にはお蕎麦屋さんでと私たちが身近に食しているそばですが、実際にそば打ちをしているのを間近で見る機会は少ないのではないでしょうか?
上の写真がそば粉をこねている様子です。
この状態になるまでに、そば粉に水を入れてここまで綺麗に成形していくまでにも、水回しという大変な作業があります(写真がなくてゴメンナサイ…!)。
こねるのはとても力がいる体力勝負な作業です。
そして、手のひらで押し広げ、麺棒で均一にのばしたら、いよいよ折りたたんで切る作業へと入っていきます。
むらのそば名人のお話によると、この工程で均一にのばすのが茹で上がりのバラつきを防ぎ、おいしいお蕎麦にするポイントだそうです。
酒・燃料の店と薬の店の裏にある付属施設では、明日(4月23日)に行われる、薬の実演のために、膠飴(こうい)を作る準備をしていました。
4月21日から明日23日まで、商家街並み 紙の店では、紙漉(す)き体験が行われています。
上の写真の漉き舟という入れ物の中には、房総のむらで育てたコウゾという植物の皮の白い部分を干したものを、繊維がバラバラになるまで、煮てつぶしたものが入っています。この液体にはそのほか、のりの役割を果たすトロロアオイが入っていて、繊維を型ですくって乾かすと、紙ができます。コウゾの繊維をすくって、お好みの模様のついた紙を入れることで、オリジナルの和紙のはがきを作ることができます。今回の体験では、特別に漉き舟の中に薄い桃色の色素を入れてあります。(ひ)
この独特な形をした「花」は、マムシグサといいます。茎や葉の柄にまだら模様があって、マムシの模様に似ている(?)ということで、その名がついたようです。
マムシグサを含むサトイモ科の植物の「花」は、正確に言えば中央に付属体(ふぞくたい)と呼ばれる、小さな雌花や雄花がつく花序(花の集まったもの)があり、それを仏炎苞(ぶつえんほう)という苞が囲んでいます。
マムシグサには雌雄があり、球根が大きくなると雄株から雌株に変化します。
花粉は、キノコバエの仲間が運ぶのですが、仏炎苞の奥まで進むと、上部からは出られない構造になっています。そして、雄花には仏炎苞の下部に隙間(出口)がありますが、雌花にはありません。雄花で花粉を付けたキノコバエは外に出ることはできますが、雌花に入った個体は外に出ることはできずにその場で死んでしまいます。
キノコバエの犠牲により、たっぷりと花粉をつけてもらった「花」は、その後、真っ赤な美しい「実」(果序)になります。(ひ)
むらの達人講座は、連続講座を通して、技術を会得することを目的としています。
本日は商家街並みの細工の店の付属施設で、竹細工職人の間野先生を講師にお招きし、竹細工金曜コースの第1回目が行われました。
第1回目といっても参加者の方は、すでに以前から講座を体験しており、目的の竹製品を作るべく、ご自宅で製作をし、わからないところの指導を仰ぐという形です。
皆さんが黙々と製品づくりをする中、間野先生が削る竹のきれいな削りくず(といってよいのか)に見とれてしまいました。(ひ)
安房の農家では、旧暦の節句に合わせて、雛祭りの飾りが展示されています。
大正時代から昭和時代の安房地方の雛祭りの様子の一例で、床の間にはお雛様の掛け軸と、小さな米俵が飾られ、その前には祝宴のための膳が並べられています。
本日と明日(4月21日・22日)の2日間のみの展示です。(ひ)
先日、4月16日に犬供養の展示をおこないました。
犬供養は房総のむらがある栄町や周辺の印西市、成田市、茨城県域でも実施されていた伝統的な行事です。
犬を供養するのには、お産が軽い犬にあやかって安産できるように願いを込めたといわれています。医療技術が発達した現代でも子供を産むことは命懸けだといわれておりますが、今以上にお産というのが大きなリスクを伴う人生の一大時でした。
それに際して人々は、安全に元気な赤ちゃんが産めるよう願ったのかもしれません。
またほかにも、お産の軽い犬が死んでしまうのはただことではないとして供養したといった説もあります。
房総のむらでは印旛郡栄町龍角寺の事例を再現して、実際に線香などをお供えして行事を再現しました。
下総の農家近くで引き続き展示をしておりますので、ご来館の際はぜひご覧ください。
(中)
瀬戸物の店で、小杉先生による蹴ろくろの実演がありました。
足でろくろを、自由自在に回しながら、陶器の形を整えてゆきます。
何気なく、回転の速度が調節されていますが、昨日体験した職員は今日は筋肉痛だとか。
この写真は、湯呑の高台を整形しているところですが、先生は、時々、底の部分を軽くたたいています。どうも厚さを確認されているようです。端午の節句に食べられる定番の和菓子「柏餅」!
そんな柏餅の実演・体験が4月15日と16日に菓子の店で行われました。
今回、15日の体験に潜入してきました…!
先生の軽快なトークで会場は終始和気あいあいとした雰囲気。
こちらは午前中の実演で先生の作った柏餅です。
茶色い葉で包まれているのがこしあん、緑の葉で包まれているのが味噌あんです。
房総のむらに訪れた際には、文章や写真ではお伝えしきれない職人さんの技をご自身の目で確かめてください!(倫)
自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。
●観察日 令和5年4月14日(金)
●観察者のコメント
・あちこちでキンラン、フデリンドウ、チゴユリ、アマドコロが沢山咲いています。
・道端では各種スミレが咲いています。
・上総の農家の庭や垣根の外側ではシラン、ドイツスズラン、セイヨウジュウニヒトエが咲いています。
・水車小屋まわりではツクバキンモンソウ、ホタルカズラ、ニガナが咲いています。
・ウワミズザクラの花はそろそろ終わりになります。
●観察された植物と場所(◎:見頃の花 〇今年初めて観察した花や実) 本日4月15日、上総の農家の水田で水口祭り(みなくちまつり)の展示がおこなわれています。
この行事は稲の種蒔きが終わった後、稲の苗が無事に育つように祈る祭りです。
種蒔き後の苗代(稲の種子をまき、一定の大きさの苗に育てるための田)に、供え物をして稲の発育と成長の無事を祈ります。
4月になって環境の変わった方々もいらっしゃるのではないでしょうか。
房総のむらでも新年度になって配属先の変わった職員たちがいます。
房総のむらには商家や農家など、各施設ごとに様々な体験演目があるため、担当場所が変わると新たな技術を習得しなければなりません。
とはいえ技は一朝一夕には身に付かぬもの。その上、職員は自ら作れるだけではなく、いらっしゃったお客様に作り方をお伝えするのがお仕事。
職員たちは日々技術を磨き、どうしたら技を分かりやすく伝えられるのか研鑽を積んでいます。
今回、新天地で頑張るそんな職員の演目練習にお邪魔してきました!
今回お邪魔したのは商家の町並みにある呉服の店「上総屋」。
店の裏では新しく担当になった職員Aさんが、お客様役の職員を相手に「かんたん組紐ストラップ」の作り方の解説練習中でした。
まずは紐の色を選ぶところから。木綿糸が巻かれた4個1組のコマを選びます。
次に金具をストラップかキーホルダーから選びます。
↓ここも悩みどころ…
糸と金具が決まったら丸台にコマを設置します。
さて、ここからが難しいところ。
それぞれのコマの位置を両手で置き換えていくのですが、普段経験しない動きのため初めは混乱します。
右手で持つべきコマを左手で持ってしまったり……
そんなときはAさんと先輩職員がサポート。
無事に編み上がってきました!
↓途中糸が短くなったらコマから糸を引き出します。
編み上がったら紐の先をどちらの形にするか、選択の時です。
↓おしゃれダブルか、ストイックシングルか・・・
形を選んだら、整えてもらっている間に最終選択。
色とりどりのビーズから一つを選び
完成しました!
紐の色数の違いや編み方で色々な模様も作ることができます!
お客様役職員を相手に練習を終えた職員Aさん。
そんなAさんたちが担当する「かんたん組紐ストラップ」、4月は下記日程で実施いたします。
ぜひオリジナルの組紐を作りにお越しください!(莉)
●かんたん組紐ストラップ
実 施 日:4月15日(土)、16日(日)、22日(土)
時 間:9:30~12:00、13:00~15:15(随時20分)
場 所:呉服の店
料 金:ストラップ200円、キーホルダー300円
備 考:小学生以上対象。