2022年8月27日土曜日

コロナを完全撃退!つなつりスーパーパワー!

こんにちは! 今回は「つなつり」についてご紹介します。

これは疫病や厄災の侵入を防ぐ民間信仰です。主に村の出入り口に設置され、藁で作られています。

まずは、蛸です。これはたくさんの足で追い払う意味があります。なんとなく不気味ですね(笑)

続いて、草鞋です。こちらは通常より大きめに作ることで大きい人が住んでいると思い込ませるそうです。ユーモアが溢れていますね。

                      

草鞋


サイコロは通常向かい合う面が「7」になりますが、このサイコロは「7」になってないです。これは、異なる目でみんなに見られているということを表しています。不気味ですね(笑)


瓢箪は、お酒が入っているため疫病神に飲んでもらって帰ってもらうということを意味しています。なんともユーモアな知恵ですね(笑)

瓢箪

サイコロ
   

    

現在、新型コロナが蔓延しており、多くの感染者が出ています。これらの厄除けの効力でコロナの侵入を防ぐことができるかもしれませんよ?(笑)

(村田)








江戸時代の看板ってどんなもの??

今日は房総のむらの大木戸を入ってすぐに広がる商家の看板をご紹介します!



房総のむらの商家には様々な看板が立ち並んでいます。

写真の看板をそのまま書き起こすと… 
1枚目は「どんぶ里めし」、2枚目は「楚者 うどん きり」 
となります。

江戸時代には、このような「くずし字」と呼ばれ、漢字がくずされてひらがなとして使われていた文字がありました。
そのため1枚目は「どんぶりめし」、2枚目は「そば うどん きり」 と書いてあることになります! 

…ここで2枚目の看板にもう一度着目してみます。
看板の下側に白いひも状のものが複数ありますが、 これはうどんを表現していて、長さも表現されているそうです!
江戸時代には文字を読めない人もたくさんいたため、このように商品を表現した看板も存在していました! 

写真で紹介した看板も今では街中であまり見られないと思うので、看板1つからも歴史が感じられてとても興味深いですね! 
房総のむらには写真の他にも「くずし字」が使われている箇所があるので、ぜひみなさんも探してみてください! 


今回は商家の看板をご紹介しましたが、みなさんも様々なものに着目しながら、 いつもとは違った視点で房総のむらの町並みを楽しんでみてはいかがでしょうか?(こ)

精米農具のあゆみ


実習生のY.Wです。

実習の中で、精米の農具について印象深かったのでご紹介します。


精米といえば、現在は機械の精米機を使っていますよね。しかし昔は、精米といえば農具を使っていました。



 

例えば、こんな道具! 臼と杵ですが、餅つき用の農具ではありません。

杵のくぼみに注目!これは玄米を逃がさないための構造で、精米の効率をあげます。

でも、杵って結構重たいから子供は危なくてできないですよね。





そこで、踏み臼という精米農具が作られました。シーソーのような構造で、柄に体重をかけることで杵を上下に動かします。足を使うだけなので、子供でも動かすことが出来ます。

 


 



さらに進化した精米方法が、水車を利用したものです。水が流れ続ける限り、精米し続けることが出来ます。水車の登場により、精米が無人化できるようになりました!!すごい!

 

どの精米方法も、木や水などの身近な資源を利用したものが多く、これこそまさにSDGsの理想ですね!

 

しかし、農具を使った精米は、手間も時間もかかりますよね。ですから、江戸時代の農家は玄米を食べることが多かったようです。そう考えると、簡単に白米が食べられる私たちは贅沢ですね!

2022年8月26日金曜日

江戸から伝わるスーパーフード!その名も「そば」!

・そばはアミノ酸スコアが高い!

 アミノ酸スコアとは何か簡単に説明しよう!

 アミノ酸スコアとは体を作るには必要なのに食べ物からとらないといけないアミノ酸

 「必須アミノ酸」の量を示す数値である!

 最大値を100とすると、米は68、小麦は44、大豆は86なのに対して

 そばは「92」と植物の中でトップクラス!

 さらに!ビタミン、ミネラル、食物繊維もいっぱい入っていて

 まさにスーパーフードにふさわしい食べ物である!

 

・江戸時代からスーパーフードと知られていた?

 元禄10年(1697年)出版の『本朝食鑑』には、

 蕎麦を食べると気分が穏やかになり、食欲がわく。

 蕎麦は胃の働きを活発にし、腸をしっかりさせ、便通を良くする。

 蕎麦湯を飲むと良い効果がある。と書かれていた!

 最近の研究で分かったことを江戸時代の人たちは体験的に理解していたのだ!

 房総のむらをおとずれた際にはそば屋『いんば』に足を運んでみてください。

 江戸から伝わるスーパーフード「そば」を江戸の町並みを見ながら食体験してみてはいかがでしょうか。

 (ひろ)




 これは余談ですが、そばは鎌倉時代からそばがきとして食べられていたが、

 江戸中期頃にはめん状にした「そば切り」が庶民の生活に広がり、今の「そば」として日本全国に広がっていったのだとか。


新鮮な夏野菜はいかがですか?

上総の農家で販売中の野菜

上総の農家の畑(なす)

上総の農家の畑(とうがらし)
安房の農家の畑(そばの花)


みなさん、こんにちは。

現在、上総の農家入口にて新鮮な夏野菜を販売中です!
房総のむらの畑で収穫した野菜。今の時期はおくらやゴーヤ、なすなどがあります。

そして本日はなんと姫とうがんが入荷されました!ミニサイズで使い切りやすい冬瓜の「姫とうがん」。カロリーが低いためダイエット中の方にもおすすめです

果肉が柔らかく淡白な味なので煮物やスープにして味をしみこませるのがポイント!()


2022年8月24日水曜日

むらの花だより

 房総のむら自然ガイドボランティアさんからの花情報です。(風)

●観察日 令和4年8月19日(金)

●観察者のコメント

・上総の農家の庭一面に、お飾り用に使われるワラが干してありました。前の畑では、アワやヒエなどの穀物が育っています。

・武家屋敷から資料館へ向かう林の中で、キツネノカミソリが新たに咲き始めました。この場所は毎年キツネノカミソリが群生する場所です。

・上総の農家の田んぼで、センニンソウとツリガネニンジンを新たに観察しました。

・センニンソウにはツボミが多くついていますので、やがて満開になると思われます。



●観察された植物と場所(◎:見頃の花)

・お飾り用ワラの乾燥(上総の農家) ◎アワ(上総の農家の畑) ◎ヒエ(上総の農家の畑) ◎キツネノカミソリ(上総の林) ・ツリガネニンジン(上総の農家の田んぼ) ・センニンソウ(上総の農家の田んぼ) ・タラノキ(武家屋敷横の林) ◎ヤブガラシ(上総の農家の田んぼ) ・アイ(呉服の店裏畑) ・ヌスビトハギ(武家屋敷横の林) ・キンミズヒキ(上総の農家の田んぼ) ◎オミナエシ(上総の農家の畑) ◎イヌマキ(上総の農家の垣根) ◎トロロアオイ(呉服の店裏畑) ◎フヨウ(大木戸前)

2022年8月17日水曜日

むらの花だより

 房総のむら自然ガイドボランティアさんからの花情報です。(風)

●観察日 令和4年8月12日(金)

●観察者のコメント

・キツネノカミソリが、水車小屋前の道で盛んに咲いています。上総の林や下総の林では、まだチラホラです。

・アオイ科の良く似た花のトロロアオイ、オクラ、ワタが咲いています。花びらはそっくりですが、花の中心の「しべ」で区別できます。

・秋の七草のひとつのススキが、下総の農家前で咲きました。

・サルスベリやミソハギが咲き続けています。

・商家の町並みで、伝統のアサガオが展示されています。



●観察された植物と場所(◎:見頃の花)

◎キツネノカミソリ(水車小屋前) ◎コバギボウシ(上総の農家) ◎トロロアオイ(呉服の店裏畑) ◎オクラ(武家屋敷の畑) ◎ワタ(下総の農家の畑) ◎ムクゲ(武家屋敷) ◎サルスベリ(総屋前・下総の農家) ◎オミナエシ(下総の農家) ◎ミソハギ(下総の農家) ◎ソバ(上総の農家の畑) ◎アサガオ(商家町並み) ・ススキ(下総の農家前) ・アキノタムラソウ(上総の林) ・ヒヨドリジョウゴ(水車小屋前) ◎ヤマノイモ:雄花(バイパス側の坂) ◎オニドコロ:雌花(バイパス側の坂)

★自然観察会のお知らせ  

自然ガイドボランティアによる「自然観察会」を8月から下記により開催いたします。興味のある方是非御参加ください。

○日時:8月21日(日)午前10時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所:総屋前 ※開始5分前までにお集まりください。

○今回のテーマ:「秋の七草の話」

○参加費:無料(むらの入場券必要)



2022年8月15日月曜日

むらびとへの道⑫ むらびとの手3

みなさん、こんにちは。骨子です☆

全国1億2千万人の骨子ファンの皆様、ずいぶんとご無沙汰してしまいすみません。

諸事情により、更新が遅れてしまいました。

今後もガンガン、ブログをアップしていきますので、お楽しみに☆

 

さて、むらびとの手シリーズ第3弾です。

今回は、農家で働くむらびと(農家レディ)の手をご紹介します。

まずは、房総のむらで長年、機織り娘をされてきた方の手です。


機織りは、糸の張りや力の入れ方を均一にすることが、美しく仕上げるコツだと聞いたことがあります。

また、たて糸を通す作業は、細かく根気のいる作業です。

繊細な作業を続けていらした、女性らしい手ですね。

 

こちらは、ぼっち笠を編む農家レディの手です。


笠づくりは、けっこう力のいる作業で、キッチリ、キツク編んでいくことが大切なのだそうです。

指の力がないと、きれいに編みあがりません。

女性の手でありながら強さも感じられる、しなやかな手です。

 

どちらの手も、働き者の美しい手でした☆(骨)

2022年8月12日金曜日

伝統文化入門「いけばな体験」開催のお知らせ

 8月20日(土)に華道家元池坊の講師による「いけばな体験」を行います。

 初心者の方にも、講師の先生がわかりやすく指導してくださいます。ハサミや花器はこちらでご用意しますので、気軽にお申込みください。

 お子さまの参加も大歓迎です!!!

 体験で活けたお花はお持ち帰りいただけますので、夏の思い出にいかがでしょうか。ぜひご参加ください。


令和4年8月20日(土)

 10:00~12:00 ②13:30~15:30

定 員:各回先着15名

体験費:1,500円

講 師:深山 真純 氏

場 所:総合案内所(総屋)2階

申込方法:総合案内所窓口または電話でお申し込みください。


 いけばな体験の見本用に講師の深山先生が素敵なお花を活けてくださいました。当日は、いろいろなお花をご用意していますのでお楽しみに!(み)


むらの花だより

 房総のむら自然ガイドボランティアさんからの花情報です。(風)

●観察日 令和4年8月7日(日)

●観察者のコメント

・キツネノカミソリが、水車小屋前の道で咲き始めました。

・良い香りのするクサギの花は、武家屋敷前で咲き出しました。

・キンミズヒキは、資料館近くの園路で沢山咲いています。

・オミナエシは、下総の農家の花壇で花盛りです。

・コバギボウシは、上総の林の草むらの中で咲いています。



●観察された植物と場所(◎見頃の花)

・キツネノカミソリ(水車小屋前の道) ◎サルスベリ(下総の農家) ミソハギ(上総の農家) ・スイレン(上総のため池) ・チョウセンキハギ(武家屋敷そばの梅林) ・ヤマハギ(武家屋敷そばの梅林) ◎ムクゲ(武家屋敷) ・クサギ(武家屋敷前) ◎ナタマメ(下総の農家の畑) ◎キンミズヒキ(資料館近くの園路) ◎オミナエシ(下総の農家) ◎キキョウ(武家屋敷) ◎コバギボウシ(上総の林) ◎ヘクソカズラ(堀割広場) ・キツネノマゴ(草木の観察路) ◎ヒヨドリバナ(上総の農家の田んぼ水路) ◎アキカラマツ(上総の農家の田んぼ水路) ・アキノタムラソウ(上総の林)

★自然観察会のお知らせ

自然ガイドボランティアによる「自然観察会」を8月から下記により開催いたします。興味のある方是非御参加ください。

○日時:8月21日(日)午前10時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所:総屋前 ※開始5分前までにお集まりください。

○今回のテーマ:「秋の七草の話」

○参加費:無料(むらの入場券必要)


2022年8月5日金曜日

むらの花だより

房総のむら自然ガイドボランティアさんからの 花情報です。(風)

●観察日 令和4年7月29日(金)

●観察者のコメント

・ヤマユリの花は「ふるさとの技体験エリア」内ではほぼ終わりですが、資料館前の林では見頃が少し残っています。

・キツネノマゴの花が1つだけ確認できました。

・アキカラマツやヌスビトハギが開花しました。

・下総の農家では、サルスベリ、ムクゲ、オミナエシ、キキョウ、ミソハギなどの花が盛りです。




●観察された植物と場所(◎:見頃の花)

◎サルスベリ(下総の農家) ◎ヒャクニチソウ(下総の農家) ◎ミソハギ(下総の農家) ◎フヨウ(下総の農家) ◎オミナエシ(下総の農家) ◎キキョウ(下総の農家) ・ヤマユリ(資料館前の林) ・マンリョウ(上総の農家) ・キツネノマゴ(草木の観察路) ・ヌスビトハギ(資料館前車道脇) ・アキノタムラソウ(資料館前車道脇) ◎ヤマハギ(資料館前林) ・アキカラマツ(茶店裏の坂) ・ハクチョウゲ(下総の農家前の生垣) ・フウセンカズラ:果実(上総の農家) ホオズキ:果実(上総の農家) ・ザクロ:果実(下総の農家横)

★自然観察会のお知らせ

自然ガイドボランティアによる「自然観察会」を8月から下記により開催いたします。興味のある方、是非御参加ください。

○日時:8月21日(日)午前10時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所:総屋前 ※開始5分前までにお集まりください。

○今回のテーマ:「秋の七草の話」

○参加費:無料(むらの入場券必要)