2023年5月30日火曜日

新・むらびとへの道② 伝統文化入門「紙切り」

みなさん、こんにちは。骨子です☆

武家屋敷裏の園路脇のアジサイが咲き始めました。

まもなく関東も梅雨入りでしょうかね。



さて、5月27日(土)、日本テレビ「笑点」でおなじみの紙切り師・花房銀蝶さんを講師に迎え、

伝統文化入門「紙切り」が行われました。


銀蝶先生の楽しい話芸と素晴らしい紙切りテクニック、そして優しい指導の下、

カタツムリや宝船、ぼうじろーなどを切っていきました。

大人も子どもも集中して、あっという間の1時間!

紙切りって、楽しい!!


講座の終盤、銀蝶先生が参加者の皆さんの横顔を見ながら切るという芸を見せてくださいました。



写真は、房総のむらの館長です。

そっくりですよね!


で、講座後に先生が

 「何かリクエストはありますか?」

と聞いてくださったので、図々しくも

「ガイコツの骨子ちゃんをお願いします!」

とリクエストしちゃいました。

銀蝶先生が切ってくださった「骨子ちゃん」はこちら!

どうですか?この骨子ちゃん。

さすがプロです。

こんな無茶ぶりにも高いクオリティ!


ちなみに、骨子作の「骨子ちゃん」はこんな感じ。

プロとの差が歴然・・・

 

伝統文化入門は8月と12月にも開催します。

講座内容が決まりましたらお知らせしますので、ぜひご参加ください☆(骨)


2023年5月28日日曜日

職人の技!

 今日は、まさに房総のむらならではの、職人の伝統的技術が堪能できる一日でした。

商家街並みの紙の店では林勇介先生による、浮世絵の擦りの実演。葛飾北斎の富嶽三十六景 上総海路を8枚の版を使って、11工程の色を重ねて、擦ってゆきます。詳細な線の版や色のぼかしがある版などを重ねてゆき、1枚の浮世絵が出来上がってゆきます。

富嶽三十六景 上総海路

先生は簡単そうに版木の上に、絵を置いてゆきますが、まったくずれずに色が重なってゆきます。

午後の体験演目では先生の指導の下、絵のつづきを、体験者が擦って、浮世絵を完成させます。


畳の店では、米井仁先生による畳作りの実演。畳床に九州産のイグサで編まれた畳表を貼ってゆきます。手のひらや肘には、厚い畳床に糸を通すため、補強する道具をつけています。小気味よく畳ができてゆく過程は、見ていて飽きないのですが、どのくらいの力がかかっているのかは見当もつきません。

この畳は、お茶の店の一階に使われます。出来栄えをご覧ください。


木工所では、岩舘和己先生により、予約体験演目、下駄の鼻緒すげが行われていました。桐の下駄に自分で選んだ鼻緒をすげます。下駄をトクサを紙やすりの代わりに使って角を採った後、砥の粉を縫り、イボタ蝋をこすりつけて、カルカヤの根でつくった「うづくり」という道具で木目を磨きます。鼻緒すげのための結び方の練習のあと、自分で選んだ鼻緒をすげます。


完成品
2時間の体験ですが、先生の穏やかですが楽しいお話とともに時間が過ぎてゆきます。(ひ)


カルガモの親子

 上総の農家の水田の上流部にある池では、カルガモの親子が泳いでいました。子ガモは5匹、スイレンの葉の上に乗って、遊んでいたのか、日向ぼっこをしていたのか。観客が水辺に近寄ると一旦親ガモの近くに避難しましたが、しばらく見ていると、我慢できないのかまた動き始めます。親ガモは心配そうにそのあとを追いかけていました。

 カルガモは、一年を通してみられるカモ類です。マガモの雌にも色合いが似ていますが、くちばしの先が黄色いところが特徴です。(ひ)


むらの花だより

 自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。

●観察日 5月26日(金)

●観察者からのコメント

・安房の農家の裏でタイサンボクが咲きました。

・シモツケが上総の農家横と水車小屋前の坂上で咲いています。

・下総の農家の庭のカラタネオガタマの花は、とても美味しそうな香りがします。

・アジサイがちらほらと咲き始めました。

・武家屋敷の門の横でホタルブクロが咲きました。





●観察された植物と場所(◎:見頃の花 〇今年初めて観察した花や実)
タイサンボク 安房の農家裏 〇◎シモツケ 上総の農家横と水車小屋前の坂上 〇ドクダミ おまつり広場まわり 〇ガクアジサイ 下総の農家横 〇アジサイ     武家屋敷裏の道 ・ハマナス 下総の農家の庭 ◎ザクロ 下総の農家の庭 ◎イモカタバミ 下総の農家横 ◎ ムラサキカタバミ 武家屋敷裏の道 ・カラタネオガタマ 下総の農家の庭 〇ホタルブクロ 武家屋敷の生垣の下 ・ニガナ 花 草木の観察路 ◎ニワゼキショウ 上総の農家の前 ◎ニワゼキショウ 武家屋敷の庭 ◎オオニワゼキショウ 上総の農家の門前 ◎クリ むらのかけ橋下 ・ノアザミ おまつり広場まわり ・キキョウソウ 武家屋敷の庭

2023年5月21日日曜日

むらの花だより

自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。

●観察日 5月19日(金)

●観察者からのコメント

・上総の溜池ではスイレン、ショウブ、カサスゲ、カキツバタなどが咲いています。

・道端ではニワゼキショウ、セッカニワゼキショウ、オオニワゼキショウ、ルリニワゼキショウが咲いてます。

・木々の白い花としてヤマボウシ、イボタノキ、ガマズミが咲いています。

・上総の農家前や花壇ではホオズキ、シラン、ムラサキツユクサなどが咲いています。



●観察された植物と場所(◎:見頃の花 〇今年初めて観察した花や実)
◎スイレン 上総の溜池 〇ショウブ 上総の溜池 ・カサスゲ 上総の溜池 ・カントウタンポポ 上総の溜池 ・カキツバタ 上総の小池 ・ナルコユリ 上総の竹林の坂 ・ヤマボウシ よしず小屋前 ◎イボタノキ 資料館への通路 ・ガマズミ 上総の竹林の坂 ◎ニワゼキショウ 上総の田んぼ道 ・セッカニワゼキショウ 上総の田んぼ道 ◎オオニワゼキショウ 上総の田んぼ道 ◎ルリニワゼキショウ おまつり広場北側 〇ドクダミ 上総の林 〇スイカズラ 武家屋敷前 ・ホオズキ 上総の農家前 ・シラン 上総の農家の花壇 ・ムラサキツユクサ   上総の農家の花壇

2023年5月17日水曜日

新・むらびとへの道① むらのグルメ1

みなさん、こんにちは。骨子です☆

令和5年度が始まってから、あっという間に1ヶ月半が過ぎてしまいました。

新緑がまぶしくて、むらのあちこちがキラキラと輝いていますね。


今年度も「真のむらびと」を目指し、むらの裏側をあちこち覗いて見聞きした事柄を

ブログでみなさんに紹介していきますので、引き続きよろしくお願いします!

さて、房総のむらについてよく言われるのが、

「食べるところがない」あるいは「少ない」

です。

確かに、きちんとした食事を提供しているのは「そば屋 いんば」だけなので、

少ないといえば少ないのですが、実は、むらには美味しいものがたーくさんあるんですよ!

知られざるむらの絶品グルメを、ご紹介したいと思います♪

 

♪チャッチャッラ~ラ~ラ ラララ チャッチャラ~ラ~

 チャッチャラッチャ チャラ~ララ チャリララ~ン

(フ○テレビ「くい○ん坊!万才」のオープニングテーマを脳内再生してください)

 

今回ご紹介するむらグルメは、「そばがき」です!

そばがきとは、そば粉に熱湯を加えてこね、塊状にした食べ物です。

そば粉100%なので、そば本来の味を楽しめるとして、そば好きにはたまらない一品ですよね。

お蕎麦屋さんで注文すると、けっこういいお値段がして、

渋いオジサマが、酒のつまみにチビチビとわさびをつけながら食べているイメージでもあります。

そんなそばがきが、むらではなんと!100円で食べられるんです!!

 

(色々な作り方があるとは思いますが、)

お蕎麦屋さんでは、鍋にそば粉と水を入れ、火にかけながらひたすら掻き混ぜるという、

腕力がなくてはとても作れない方法が一般的です。

しかし房総のむらでは、お椀の中にそば粉と熱湯を入れて練り上げ、団子にしたものを茹でるという、

子どもでもできるやり方を採用しています。

できあがったそばがきは、砂糖醤油またはわさび醤油で食べます。


パクッ!美味しーーーーーい♪

そばの香りが鼻を抜け、モチモチとした食感がたまりません!

しかもけっこうボリュームがあるので、小腹が空いた時に最適!

 

これを読んでそばがきを食べてみたくなったアナタ!

早速、房総のむらへレッツゴー!!(骨)

 

◆当日受付体験 そばがき

5・6・8月(全19回) ※実施日はHPや『体験のしおり』でご確認ください。

9:50~、10:35~、11:20~、13:15~、14:00~、14:45~(各30分)

各回6人

100

5歳以上。小学生以下は引率者の補助が必要。


2023年5月15日月曜日

むらの花だより

自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。

● 観察日 5月12日(金)

●観察者からのコメント

 ・ニワゼキショウが各所で咲いています。

 ・上総の農家の庭でシランなど沢山の花が咲いています。

 ・下総の農家の庭ではカラタネオガタマの花が良い香りを放っています。

 ・樹木の花では、ハマナス、キリ、センダン、ガマズミ、マユミなどが咲いています。




●観察された植物と場所(◎:見頃の花 〇今年初めて観察した花や実)
◎ニワゼキショウ 上総の農家の門の前 ・オオニワゼキショウ 安房の農家横 ・ルリニワゼキショウ おまつり広場北側 ◎カラタネオガタマ 下総の農家の庭 ◎マツヨイグサ 上総の農家の庭 ・ニガナ おまつり広場北の坂 ・ナワシロイチゴ おまつり広場北の坂 ・ムシトリナデシコ 上総の農家の庭 ・ノアザミ 草木の観察路 ◎シラン 上総の農家の庭 ◎アヤメ 機小屋裏 ◎ムラサキツユクサ 上総の農家の庭 ◎ハマナス 下総の農家の庭 ◎センダン 呉服の店裏 ・キリ 下総の畑前 ◎ガマズミ 下総の農家の庭 ◎マユミ むらのかけ橋南詰 〇クリ むらのかけ橋

●自然観察会のお知らせ

自然観察ガイドボランティアによる「自然観察会」を毎月1回開催しています。今月は以下のとおり開催しますので、興味のある方は是非ご参加ください。

○日時:5月21日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所:総屋前 ※開始5分前までにお集まりください。

○今月のテーマ:「ニワゼキショウの色々」

○参加費:無料(むらの入場券は必要です)


2023年5月14日日曜日

安房の農家で牛乳豆腐作りの実演を行いました

 5月14日、安房の農家にて「牛乳豆腐作り」の実演を行いした。

 江戸時代中期、嶺岡(南房総市大井)に将軍徳川吉宗によて、インド原産の白が導入され、牛の生産等を始めたこ安房地域は「日本酪農発祥の地」とされています。   

 母牛が子牛を産んでからしばらく出る脂肪などの濃度が高い、初乳は商品にすることができないため、初乳に酢を混ぜてチーズのようにしました。

 安房地域では、このチーズを「乳っこ固めたの」と呼ばれ、今では「チッコカタメターノ」として様々な料理に使われています。(モ)

 


   出来た牛乳豆腐です。


2023年5月13日土曜日

べっこう細工

商家街並みの細工の店付属施設では、べっこう製品細工師 矢吹覚先生による「べっこう細工」の体験(予約制)が行われました。好きな形のべっこうを選んで磨きます。

まずは、水につけて使うタイプの紙やすりで表面を磨きます。


最後に、ブラシ付きのグラインダーでさらにピカピカに。
先生がしあげると、さらに輝きが増します。

チェーンなどをつけて、きれいにできました。黒と飴色のまだらが独特のつやを持った美しい完成品です。

べっこうは、タイマイというウミガメの甲羅から得られますが、取引は現在禁止されていて手に入りません。とても貴重な素材です。(ひ)

杉玉作り

 商家街並み酒燃料の店では、吉野正美先生を講師に招き、杉玉作り(予約体験)が行われました。


まずは、杉の枝先を同じ長さに揃えます。一つの杉玉に、一カゴくらい必要です。あたり一面に杉の香りが漂います。

先生の作った竹製の芯に杉の枝先をぎっちりと詰めてゆきます。結構な力仕事。

十分詰めたら、ぶら下げて、はさみで形を丸く整えてゆきます。きれいに丸くするのも一苦労。

できあがり!

焼き印で屋号「下総屋」の札を作って、杉玉の下につるして完成です。
杉玉は、酒屋の目印。最初は緑色で、やがて茶色になります。緑色の杉玉は、新酒が出来上がったお知らせです。
なお、房総のむらではお酒は造っていません。あしからず。(ひ)








2023年5月12日金曜日

畳のコースター作り

 商家街並みで「畳のコースター作り」がありました。畳表に千代紙の縁をつけて、コースターにする体験演目です。

下は、これも人気の体験演目でつくれる「千代紙ろうそく」をのせた使用例。


千代紙は色とりどり、お好きな柄を選びます。

畳表に両面テープで縁をつけてゆきます。
職員の案内に従えば、まちがいなし。

出来栄えはどうだったでしょうか?

畳のコースターは、九州産の畳表を使っていて、イグサのいい香りがします。
次回、畳のコースター作りの体験は、16日・17日に開催します。(ひ)

緑のボランティア

 房総のむらのいたる場所で、緑のボランティアの方たちが活躍しています。

今日は、武家屋敷の畑の竹垣づくり、釘を使わずにシュロ縄だけで仕上げてあります。見事な出来栄えです。


時間があったので、井戸のふたも直していただきました。

ちなみに井戸は地上部のみの復元です。

下は前回の作品。これもお見事!

緑のボランティアのみなさんは、月2回活動して、上記のような竹垣の補修や、生垣や木の剪定など様々な場面で、房総のむらの景観維持にご尽力いただいています。(ひ)

2023年5月7日日曜日

下総の農家で人形送りの実演を行いました

5月7日に下総の農家にて、人形送りの実演を行いました。田植えの前日などに紙で作った武者の兜や服を着させたワラの人形を作り、竹に刺して人形同士を戦わせます。

竹を叩き合わせ、最後まで落ちなかった人形をムラの境に立てます。人形をムラの境に立てて、厄除けや田植えの安全を願って行われています。



竹で叩き合い、人形が先に落ちた方が負けです。



勝った人形は下総の農家の境に立てました。

(モ)






むらの花だより

 自然観察ガイドボランティアさんからの情報です。

●観察日 令和5年5月5日(金)

●観察者のコメント

・スイレンが咲き始めました。

・カキツバタも咲きました。

・ニワゼキショウの仲間4種が咲いています。

・カマツカやエゴノキの樹木の花が咲いています。

・田んぼ道でキュウリグサ、ハナイバナ、コメツブツメクサなどの小さな野草が咲いています。



●観察された植物と場所(◎:見頃の花 〇今年初めて観察した花や実)

〇◎カキツバタ 上総の小池 〇スイレン 上総の溜池 ◎シャクヤク 武家屋敷 ◎ニワゼキショウ 上総の田んぼのバイパス側 〇◎オオニワゼキショウ 上総の田んぼのバイパス側 〇◎セッカニワゼキショウ 上総の田んぼのバイパス側 〇◎ルリニワゼキショウ おまつり広場北の坂下り口 〇◎カマツカ 上総の竹林の坂 〇◎エゴノキ 上総の田んぼ際 〇ノアザミ 上総の竹林の坂 〇◎ナワシロイチゴ 武家屋敷前 ◎ナルコユリ 上総の林 ◎キュウリグサ 上総の田んぼ道 ◎ハナイバナ 上総の田んぼ道 ◎ヤブタビラコ 上総の田んぼ道 ◎ニガナ 上総の林 ◎コメツブツメクサ 上総の田んぼ道 ◎トウバナ 上総の田んぼ道


●自然観察会のお知らせ

自然観察ガイドボランティアによる「自然観察会」を毎月1回開催しています。今月は以下のとおり開催しますので、興味のある方は是非ご参加ください。

○日時:5月21日(日)午後1時30分から1時間程度(雨天中止)

○集合場所:総屋前 ※開始5分前までにお集まりください。

○今月のテーマ:「ニワゼキショウの色々」

○参加費:無料(むらの入場券は必要です)

2023年5月4日木曜日

春のまつり4

引き続き春のまつり2日目の様子をご紹介します!

まずこちらは「和船体験」
掘割を和船に乗ってめぐることができます。お掘からみるむらの景色はまた違った味わいがありますよ~!




















本日のように暑い日には涼し気でいいですね~















和船体験は明日も開催されます!
大人気の演目なので体験をご希望の方はお早めにご来館ください!
(※雨天等で中止になる場合もございます。あらかじめご了承ください。)

また、「かざぐるま作り」も大盛況!
むらのいたるところでかざぐるまを持った子供たちが楽しく遊んでいましたよ~









私が取材させていただいた、こちらの親子も仲良く素敵なかざぐるまを作っておられました~
特に男の子が作っていた赤と黒のかざぐるまが、パワーが出そうな迫力があってカッコよかったです!!

こちらのかざぐるま作りも明日も引き続き開催されます。

明日はいよいよ、春のまつり最終日!
皆さんのご来場、お待ちしております!!!

(嶽)

春のまつり3

春のまつり2日目。
町並みもにぎやかです。

今日の大道芸は、けん玉の伊藤佑介さん。

伊藤さんは けん玉師として活躍されています。





こちらのお友達は、けん玉のパフォーマンスをお手伝いしてくれました。
とってもけん玉が上手な子で、伊藤さんもビックリ!!


小さなけん玉もあったよ!(笑)




町並みには天狗さまが登場!
大きな体ですが、町並みをひゅーーと風のように走り去っていきました!!
大きな扇子でみんなの頭をなでて、厄払いもしてくれました。
なでてもらうといいことあるかも。
天狗さまと記念写真♪













まだたまだイベントは続きます。
どうぞおでかけください!(み)